コミュニティ

 ふと思ったことです。

 今、「Web進化論」を今更ながら読んでいるところなんですけど、読んでいてふと感じたことがあります。

 インターネットって、ここ10年くらいで現れたものだけど、急速にネットサーファーが多くなって、ネットに時間を掛ける人が多くなってきた。ボクもその中の一人。

 ネット上で、ボクみたいに久石譲さんであったり、宮崎駿監督であったり、ドラクエであったり、個人の興味や属性などに応じて人と人とのやりとり、コミュニティみたいな関係性が出来上がりました。

 ただ、1日24時間は今も昔も変わらないわけで、それまでにやって来なかった「ネットコミュニティ」に費やす時間って、これまで何かの物事に対して割いていた時間を削って作られたんだろうなと考えたわけです。もちろん、寝る時間を削っている人も結構いると思うんだけど、普通に考えるとリアルコミュニティ、地域との繋がりの活動時間が削られるんだろうなあと頭によぎりました。

 まあ、住んでいるところが一緒っていうだけで、それ以上でもそれ以下でもない関係なので、そちらよりは趣味が合う人同士でつながっていた方が、居心地が良かったり、メリットがあったりするわけだし。このあたりは、距離を超えてやりとりできるネットの利便性の恩恵ですよね。

 そう考えると、この先どうなるか分かりませんけど、「人と地域との関係」って、気づいていない間に大幅に変わっているのかも知れませんよね。ま、いろんなところで「地域協働のまちづくり」なんてやってますけど、実際にそういう活動をしているのはリタイヤをされた方たちばかりだし、そんなこと言うボクも、「地元のために何かしたい」とか「地元の環境が良くなって欲しい」なんて強く思うこともなく。

 地域活動とか、自治会とかって今後成り立っていくのかなあなんてちょっと気になってます。どちらかというとボクらの世代はネットコミュニティをいかにリアルな世界に結びつけていくかっていう方に意識があるような気がするし、地元の地域活動より、ネット活動の方が強くなる時期が来ちゃうんじゃないかなって。

 …そんなことを言いつつ、テレビとかに地元の話題とか、同郷で頑張っている人を観ると応援しちゃうんですよね。そこは単純に「共通項」として観ているだけなのか、「自分と地域との関係」がまだ少し残っているのか…

 どうなんでしょ?

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