ドラゴンクエストの世界 すぎやまこういち 交響組曲「ドラゴンクエストIX」星空の守り人(2024.4.29)

山形交響楽団 特別演奏会
~ やまぎん県民ホールシリーズ2024 Vol.1 ~

4月29日は山形で山形交響楽団のドラゴンクエストコンサートが開催されていますが、直前まで行くかどうか迷っていたものの、3年連続3回目の参加をしてきました!

その模様を簡単なレポート、備忘録として記録にとどめておこうと書き記すものです。次の注意事項をご覧の上、お読みいただければ幸いです。

※注意
○このコンサートレポート(備忘録)は記憶をたぐりながら書いていったものであり、記憶が抜け飛んでいるところなどについては、脚色を施している可能性がありますので、完全なコンサートレポートではないことをご了解下さい。
○もし間違いを見つけたり、補記できる項目があれば、コメント欄で書いてもらえると嬉しいです。
日時2024年(令和6年)4月29日(月・祝) 15時から(開場 14:00/開演 15:00)
会場山形県山形市・やまぎん県民ホール
チケット全席指定 S席5,000円(税込) A席4,000円
出演者指揮とお話 大井剛史
管弦楽 山形交響楽団/コンサートマスター 髙橋和貴
その他主催:公益社団法人山形交響楽協会、山形新聞・山形放送
共催:山形県総合文化芸術館 指定管理者 みんぐるやまがた、山形県
後援:山形市、山形県教育委員会、山形市教育委員会
協力:スギヤマ工房、株式会社スクウェア・エニックス

曲目

《第一部》
・序曲IX Overture IX
・宿命~悲壮なるプロローグ Destiny ~ Prologue to Tragedy
・王宮のオーボエ Oboe Melody in the Castle
・来たれわが街へ~夢見るわが街~酒場のポルカ~来たれわが街へ Beckoning ~ Dream Vision of our Town ~ Tavern Polka ~ Beckoning
・野を越え山を越え~仲間とともに~箱舟に乗って~野を越え山を越え Hills and Meadows ~ Together in the Fields ~ Soaring in the Sky ~ Hills Meadows
・陽だまりの村~村の夕べ Village Bathed in Light ~ Village in Darkness
・負けるものか~渦巻く欲望 Build-up to Victory ~ Confused Ambitions

休憩 Intermission

《第二部》
・天の祈り Angelic Land
・暗闇の魔窟~洞窟のワルツ~そびえ立つ死の気配 Gloomy Cavern ~ Dungeon Waltz ~ Atmosphere of Death
・集え、者たち~祈りの詩~せつなき思い Gathering Place ~Altar of Change ~ Sadness of the Heart
・サンディのテーマ~サンディの泪~サンディのテーマ Sandy’s Theme ~ Sandy’s Tears ~ Sandy’s Theme
・運命に導かれ~主なき神殿 Pathway to Good Fortune ~ Cathedral of Emptiness
・決戦の時 Final Battle
・星空へ~星空の守り人 Journey to the Star-Filled Skies ~ Defender of the Star-Filled Skies

《アンコール》
・過ぎ去りし時を求めて Echoes of an Elusive Age(XI)

第一部

・一年ぶりの山響。団員の皆さんの入場とともに会場から拍手が。

・前回もそうだったけどソロ・コンサートマスターの髙橋和貴さん、主席コンサートマスターの犬伏亜里さん、コンサートマスターの平澤海里さん3名が全員入っている贅沢な布陣だった。

・「序曲」そういえば、IXから曲の出だしが変わったなあというのを思い出しながら、大井さんの指揮を眺めつつ聴き入ってました。メロディ1巡目はトランペットベース、2巡目はホルンベースの切り替わるタイプの序曲だったと思います。いよいよ始まったなあと思いながら聴き入る。

・大井さんがマイクを持って話始められる。確かドラゴンクエストコンサートが2015年から、やまぎん県民ホールの前の県民会館からやり始めていて、すぎやま先生が自身の年齢をレベルになぞらえて自己紹介していたお話をされていたかと。数年前に残念ながら亡くなられてしまって、すぎやま先生も「星空の守り人」となって今日のコンサートを見守ってくださるに違いないでしょうとおっしゃっていたのが印象的だった。

・確か、エキストラの演奏者で第二バイオリンに「すぎやま」さんという一番若い23歳のバイオリニストの方をご紹介をしつつ、そのあとに続く演奏で木管楽器が印象的な曲が続くため、オーボエ、クラリネット、フルート、ファゴットの首席演奏者の方のご紹介がありました。

・紹介のあと、3曲続けての演奏。「宿命~悲壮なるプロローグ」「王宮のオーボエ」「来たれわが街へ~夢見るわが街~酒場のポルカ~来たれわが街へ」。「宿命」の出だしのメロディがビオラだったんじゃなかったかな。

・「王宮のオーボエ」は主席の柴田さんのソロが素晴らしかったですね。メロディが結構素早く動くので難しそうですが、キレイな音色を響かせてくれてました。大井さんから途中でしたが拍手を客席に求めていました。

・「酒場のポルカ」では、オーディションの上厳選したと大井さんが説明されていた、5名のパーカッションの皆さんのハンドクラップ(手拍子)が印象的。大井さんの指揮もハンドクラップに向けてオーバーリアクション気味の指示をしていたのも楽し気でした。

・前半最後の3曲を続けて演奏するため、3曲の説明をされていたが、もう覚えてません(苦笑)。

・「村の夕べ」の出だしのファゴットのソロがめちゃくちゃ溜めに溜めまくった演奏で素晴らしかった。指揮の指示もなくお任せだったこともあり、よい演奏だったと思います。ソロ明けも普通にメロディが続いていて、良く息が続くなあと思ったものです。

・「渦巻く欲望」で、弦楽器が「♪ズッチャズッチャズッチャズッチャ」と一定のリズムで上がったり、一方で下がったりする場面、大井さんの指揮が音の一つ一つに指示をしているみたいでちょっと独特な感じがあった。

第二部

・後半に入る前にお話。「やまぎん県民ホールシリーズ」の案内と、山響のドラクエ、今年の東北地方の演奏予定についての説明がここであったかな。8月に青森県八戸市と秋田県で開催されるとのこと。それと大井さんが何とかゲームをクリアされたお話があって、ゲームクリアに対して客席から大きな拍手が送られていました。そんな話をしながら、団員の皆さんが入場してきて、実は指揮台の上に遊びに来ていたメタルスライムと大井さんが舞台袖に捌けていった(笑)。

・「祈りの詩」ではソロコンマスの髙橋さんのソロがあって、そのあとフルートのソロにつながっていったのかな。

・「サンディのテーマ」のサビの部分、「ジャーンジャンジャン」って部分、都響のサントラでは分かりづらかったんですが、徐々にクレッシェンド(だんだん強く)していることに気づきました。今頃になって再発見です。

・「決戦の時」は、曲の出だしは大井さんの指揮がすごく力強かったものの、リズムが早く、そもそも力強い曲調ってこともあって、途中からリズムを取るだけの落ち着いた指揮に変容していたのを覚えている。

・「星の守り人」の最後では、「決戦の時」と反比例をして、ものすごく力強い指揮を見せてくれた。

・アンコール前に大井さんからの話。IXはちょっと派手な曲があまりなく、そういった意味ではすぎやま先生が得意としていた楽曲が詰め込まれた作品と言っても良いと思うという趣旨のお話があり、あまり演奏機会が無い作品だったものの、当日券の販売状況は確認できていないが、多くの方にコンサートに足を運んでいただきありがとうございましたとのお話があったかなと思います。

・また、来年の4/29もドラゴンクエストの世界の実施が決定したことの報告。ナンバーは未定とのこと。山形交響楽団が演奏していない作品もいくつかあるので、どれになるかお楽しみにとのこと。さらに、5月下旬に情報解禁だが、会場の皆さんだけに発表とのことで、9/21に新潟でXIを演奏するという話をちょっと早めに話してくれました。

・アンコールは、9月に新潟で演奏されるXIから「過ぎ去りし時を求めて」。1曲で何度もおいしい曲。IからIIIの素晴らしい曲が詰まっていて、やっぱり良いなあと思ってしまう。大井さんの指揮はほぼ山響さんにお任せという感じでゆったり良い感じに舞っている感じに見えました。

ツイッター(Xポスト)より

2024.04.30 23:00 掲載
2024.05.01 00:30 写真追加

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