ポップスオーケストラの意義 < 商業主義 = 財政難?(2)

 それじゃ続きを。

 って、「WORKS 3(リンク先はアマゾン)」の話ですね。

 確か「WORKS 2(リンク先はアマゾン)」でもいつぞや話題になったんですが、この作品、ライブ盤だったため「『WORKS』シリーズはこれまでの集大成としてリリースするのに、ライブ盤はおかしいんじゃないか? だったら『Symphonic Best Selection 2』としてリリースすべきだったんじゃ…」なんて話もありました。

 そう、「WORKS」シリーズって本来、久石さんのそれまでの作品の集大成ということで、当初はロンドンフィルを使って、映画音楽の礎を表現できていたと思うんですが、二作目ではそういったコンセプトが感じられなくなっちゃったのが淋しいところ。

 三作目がどうなるかは分かりませんけど、さっぱり最近の作品をオーケストラに、という感じが濃厚のようなので、やっぱり古いファンとしては「残念ながら」という言葉が付いちゃうのかも知れません。

 ただ、もちろん、これはこれで良い作品になるだろうと思います。「Oriental Wind(伊右衛門のCM曲)」はあのCMの厳かな雰囲気のアレンジをじっくり聴いてみたいと思うし、バスターキートンもどうなるか気になるし。

 なんか、コンセプトがあやふやになっちゃっているから、当初「三作」までとされていましたけど、そのうち「第四作」まで出ちゃいそうな感じがしますね。

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