熊木杏里 LIVE TOUR 2015 生きているがゆえ

今日、というかもう昨日になってしまったんですが、熊木さんのライブに行ってきました。

初めてBillboard LIVE TOKYOに行ったんですが、乃木坂の近くにあるミッドタウン内にあったんですね。前、寄り道で立ち寄ったところだったことに現地に着いたときに気づきました(笑)。
先に支払い手続きを済ませてから入場しました。ビルボードライブ東京の会場内はすごく落ち着いた雰囲気でした。ステージがブルーを基調にしていて、ボクは一番上の座席でゆったりと鑑賞となりました。ステージフロアが3階で、ボクのいるフロアは5階なんで、ステージが結構下で、見下ろす感じとなります。ドリンクや軽食が食べられるのでテーブルがあったため、肘を付いて見下ろすスタイルになっちゃいます。初めてだったので軽食を頼んでおいたんですが、ポテトサラダとハンバーガーのセットだったんですが、おいしかったです。普通にディナーを楽しみながら曲を聴けるんですが、さすがに一人で行ってガッツリはやりづらい…(苦笑)
ピアノ&バンマス 河野圭、バイオリン&so on 須原杏、チェロ 林田順平、ギター 黒田晃年
熊木さんの出で立ちは黒ベースの桜色と紫などが入ったまだら模様(って言っていいのか?」のワンピースでした。ピアノ、バイオリン、チェロ、ギターでのアコースティックな布陣でのライブで、個人的には生音系が好きなので、ものすごい好みのライブでした。ピアノはロゴが遠くで見えなかったですが、スタインウェイのグランドピアノだったし、バイオリンの須原さんは途中で楽器を持ち替えたりしながら、こぢんまりとしながらも、なかなか良いライブだったんじゃないかなと思います。また、カメラが何台か設置されていて、映像が何かに使われたりするのかなぁと。熊木さんもそんなことをおっしゃってました。
生きているがゆえ 初回限定盤A
熊木杏里 *情報公開:10/15
BILLBOARD RECORDS / 株式会社阪神コンテンツリンク (2014-12-17)
売り上げランキング: 74,692
※今回のライブツアーはアルバム「生きているがゆえ」のプロモーションを兼ねたツアーとなっていました。
(2015.4.12追記)
曲目を掲載していたんですが、ツアーがまだ終わってませんでしたので、隠すようにしました。「続き」を開いていただければ見れるようになります。ついうっかりしてました。すみません。


ボクが参加したのは1stの回のみだったんですが、とりあえず、ひとまずセットリストは次のとおりのようです(苦笑)。

あなただった (アルバム「生きているがゆえ」より)
旅 (アルバム「生きているがゆえ」より)
short film  (アルバム「生きているがゆえ」より)
イマジンが聞こえた (アルバム「無から出た錆」より)
最後の羅針盤 (アルバム「私は私をあとにして」より)
なごり雪 (カバー)
誕生日 (アルバム「ひとヒナタ」より)
生きている故の話 (アルバム「生きているがゆえ」より)
スカートマジック (アルバム「生きているがゆえ」より)
太陽の種 (アルバム「生きているがゆえ」より)
逆光 (アルバム「生きているがゆえ」より)
愛を (アルバム「生きているがゆえ」より)
アンコール
春の風 (アルバム「私は私をあとにして」より)
「あなただった」からしっとりとライブが始まりました。次の「旅」では確か、熊木さんは手に収まるくらいの小さいマラカスを振っていたと思います。(違う曲だったかな? 2曲くらいで使ってました。いつもマイクを持たない方の手がいろんな感じに動くのに、「あれ? 動かないな?」と思っていたら楽器を持っていたんですね。
「あなただった」「旅」を演奏されたあと、MCがありました。ちょっと緊張しているなんて話をして、「私をエスコートして欲しい」なんて話があって客席から励まされるなんてくだりがありました。そうそう、Billboard Live TOKYOでこのライブに合わせて「春の風」「スカートマジック」というカクテルを作ってくれたっていう話もありました。「スカートマジック」はノンアルコールだということで、ちょっと気になったんですが、飲まずに帰ってきちゃいました(苦笑)。
「short film」が終わったあとにメンバーの紹介があったんですが、チェロの林田さんの紹介があったときに、熊木さんが前日に整体に行ったそうで、そこで「明日のライブの構成はどんな感じなの?」と聴かれたときに、「ピアノとバイオリンとギターと……ゲロ」と、チェロとギターが混じってしまったそうで、客席でみんな食べているのにNGワードを使ってしまって、「後で怒られる…」と客席の笑いを誘っていました。そんな笑いを交えながらのメンバー紹介をした後、「イマジンが聞こえた」の演奏が始まりました。
「イマジンが聞こえた」の出だしは、黒田さんのギターソロから始まりました。アップテンポで会場から自然発生的に手拍子が起こり、ギターと熊木さんのボーカルに続いて、ピアノ、バイオリン・チェロが徐々に参加してみんながそろうという感じとなりました。「最後の羅針盤」は、菊川怜が主演したNHKドラマ「病院のチカラ~星空ホスピタル~」の主題歌でしたが、このドラマも結構面白かったなあなんて思い出しながら聴いてました。
「最後の羅針盤」が終わったあと、他の方の曲のカバーの話を言ってました。何か出来ないかなと考えているって話だったと思います。前回のクリスマスコンサートでも、自分の曲だけでは無くてってことを言ってましたっけね。そんなことを話されて、今回は「なごり雪」をカバーしてくれました。その後の「誕生日」は、ピアノとギターをバックにしながら、バイオリンとチェロが全面に出ていたアレンジだったと思います。アコースティックというか、生音が好きな僕にとっては凄く心地よい曲でした。そこに熊木さんの声が乗るわけですから。関西の人たちは、この曲には思い入れもあるでしょうしね。
そうそう。アルバム「生きているがゆえ」の話になったときに、「4曲目は何でしょう?」なんてクイズが出されたり(笑)しましたが、好き嫌いが分かれるアルバムだと言ってました。ってことは熊木さん本人まで「あまり好きじゃない」っていう声が届いてるってことなんでしょうけど、それでも熊木さん本人は、プロデュースした河野さんなどと意見をぶつけ合いながら作れたから自分では「良いなあ」と思っているなんて話をされてました。
「生きている故の話」での演奏では、バイオリンの須原さんがバイオリンからシンセサイザー使いにこの曲ではなっていた、はず(苦笑)。須原さんは美人さんで、かわいいなあと思いながら(笑)、眺めていたんですけど、バイオリンやらシンセサイザー、そしてマンドリンまでこなしていたので凄いなあと思いました。マンドリン、どの曲で披露していたのか忘れちゃったけど…(苦笑) 確か前半だったと思ったんですが、思い出せない… この曲も手拍子に乗って演奏されてました。続く「スカートマジック」も手拍子に乗って、ピアノやギターのアップテンポな演奏でアルバムよりもちょっとリズムが早めな感じで演奏されてたかな。曲が終わると同時にクリック音が聞こえてきて、『何かな?』と思ったら、ドラムスが今回無いのでその代わりだったようで、クリック音から音が徐々に重なって、そこにシンセ、ピアノ、バイオリン、チェロ、ギターなどが徐々に加わって「太陽の種」が演奏されました。ふくしまシードのテーマ曲ってこともあり、個人的に好きな曲だったんですが、また趣のあるアレンジを聴かせてもらって嬉しかったです。
 
「太陽の種」が終わった後、MCが入りました。まだ音楽のことはしっかり分かっていないけれど、分からないことは分からないけど、今の段階でこうだ、というものを歌おうというコメントがあったと思います。いろいろあるけど、ファンのみんながいるから大丈夫だとも言ってましたね。「逆光」の前振りだったんだんですが、熊木さんの中で「逆光」っていろいろ思いを込めた曲なんだなと改めて感じました。
 
その「逆光」ですが、パーカッションのリズム音がバックで流れながらの演奏でした。ドラムやパーカッションが無いけど、コンピュータに打ち込んでおいてバックで流す方法もアリなんだなと目から鱗というか… いや、普通に行われるんでしょうけど、アコースティックな構成でちょっとアップテンポ感を出すのに打ち込みを用意するのって良いなと。ま、自分は演奏できないのであまり意味無いんですが、ピアノを練習すれば、打ち込みと共演できるし(爆…現実的ではない)。…と思っていたんですが、どうも打ち込みではないのが分かりました。ツイッターで黒田さんのつぶやきを読んだら、みんなで協力してパーカッションをやっているとのこと。確かに足下にボタンがあったんですが、てっきり何かのスイッチャーか何かだと思っていたんですが、足で踏んで音を出していたそうで。そういわれると打ち込みのクリック音と比べると、リズムが機械的に一定ではなくて、心地良い感じを受けたのはそのためだったんでしょうね。最後の曲である「愛を」は、ギターと、バイオリン・チェロのピチカートから始まったと思います。後からピアノも加わりましたが、熊木さんと弦楽器の相性の良さを感じた曲だったと思います。
 
「愛を」が終わり、一旦メンバーは退場。拍手が手拍子に変わるなか、メンバーがステージ上に再登場すると、今回のライブツアーのグッズであるTシャツをみんな揃って着て出てこられました。Tシャツの胸元には熊木さんが書いた「生きているがゆえとは言えない、ロボットだから」というロボットが。描かれたロボットがどういう意味だか説明してくださいと会場に無茶振りされてましたけど、ノーヒントでは分かりません…(苦笑) また、映像収録されているから何か言いたいことがあったらどうぞなんて客席に声を振って、いろいろと客席から声が掛かりちょっとおどける熊木さんに、バンマスの河野さんがピアノで邪魔(第2部があって時間が無いからさっさと曲に行くぞという意味のピアノの音で表現したらしい)をするくだりがあって面白かったです(笑)。
 
バンマスの河野さんに促されアンコールの「春の風」へ。客席の拍手と若干かぶり気味でピアノ演奏が始まったとき、ビルボードライブ東京のステージ後ろの黒い壁だと思っていたところが実はカーテン状になっていて、真ん中なら徐々に開いていき、そこにはガラス越しに外の様子が映し出されたのが憎い演出でした。ものすごく印象に残ってます。おそらく3階席からは、この日は天気が良くなかったから曇り空だったでしょうけど、天気が良ければ星空を目にしながら曲を耳にするのは幻想的ですよね。ボクは5階だったので下を走る車が目に入ってきたので、逆に非日常と日常の交差地点を感じました。ただ、ちょうどリムジンが走っていて気が取られてしまったのは秘密です(苦笑)。春ということで、「春の風」がチョイスされたと思います。映画「バッテリー」の主題歌。サビに入るところのアレンジが良かったなぁと。ピアノ、バイオリン、チェロ、ギターが心地よい空間を作ってくれました。そこに夜景です。これ以上ありませんでした。
最後、メンバーの紹介を改めて行ってライブは終演となりました。
個人的にはアルバム「生きているがゆえ」は気に入っているアルバムのひとつだったので、曲数が若干少ないようなんですが、大満足でした。このアコースティックな構成って、熊木さんの声に合っているんじゃないかなとボクは思います。前も結構、チェロの方を入れてやっていたりしましたしね。ここにドラム&パーカッションが入っても良いかも知れないし。このライブ、ボクにはドストライクでした。この後の2回目の公演も行きたかったです。でも、DVDやらブルーレイが出るまで我慢ですね。出来ればまるっと収めた映像ソフトとしてリリースされることを希望します! 映像出さないのは勿体ないです、これ。あるいは、ビルボードライブ東京の公演ってフジテレビNEXT(CS)でよく放映されているのでそちらで流れたりなんてあるのかな? いずれにしても楽しみです。
またこういうライブ、やって欲しいです。そして出来れば地元で…(苦笑)
(2015.4.13 01:50 追記・修正)

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