アリア

ボストン交響楽団

ネット記事を見ていたらボストン交響楽団が先日亡くなられた指揮者の小澤征爾さんへの献奏をされているのを見かけて、ボストン響でも「G線上のアリア」を演奏されていて、「へぇ、同じ選曲されているんだなあ」と思ってました。

小澤さん指揮のG線上のアリア

そういえば、オフ会の時に、「先日の新日本フィルハーモニー交響楽団の際の小澤さんへの献奏に『G線上のアリア』を使った理由は、小澤さんが良く指揮をされていた曲だった」なんてお話を関係者の方から聞けたそうで、YouTubeで小澤さんが指揮をされているものが無いかなあと思ったら1995年の演奏が出てきました。結構古い映像で演奏はNHK交響楽団ですけど、ちょうど阪神淡路大震災の直後の演奏会だったようで、お亡くなりになった方への献奏ということだったんだろうと思います。ものすごく力のこもった『G線上のアリア』にすごく吸い込まれていきました。この演奏は「すごい」としか表現できません。

久石さん指揮の献奏・G線上のアリア

この時、小澤さんが指揮台に載らずに指揮をされていたのを倣われたのか、久石さんも指揮台に乗らずに指揮をされてましたね。

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A線上のアリア(ドラゴンクエスト)

『G線上のアリア』繋がりで。オフ会の時にふらいすとーんさんに「ドラクエに『G線上のアリア』にすごく似ている曲がありますよね?」って話がありましたけど、その曲が『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』から「王城」という曲になります。そもそも作曲されたすぎやまこういち先生がクラシック音楽を子どもに触れてほしいという考えがあって、バッハの『G線上のアリア』をオマージュして、先生自身、『A線上のアリア』だとファミコン版のCDのジャケットにコメントを寄せているようです。オマージュしているんですもん、そりゃ激似になりますよね。

東京都交響楽団の献奏(すぎやま先生に向けて)

最後に、是非とも聴いていただきたいのは、「献奏」と「ドラクエ」繋がりで、すぎやまこういち先生がお亡くなりになられた直後に、交流のあった東京都交響楽団さんが献奏で交響組曲「ドラゴンクエストII」より『レクイエム』を演奏されたんですが、ものすごく気持ちのこもった演奏で、YouTubeの動画からも音楽の強さを感じられた演奏でした。ゲーム内で「死んでしまう」状況に陥ったときに流れる曲が用意されてあって、ナンバリングタイトルごとに素晴らしい曲が作られているんですが、まさか、すぎやま先生ご本人に向けた献奏をするために「レクイエム」が演奏されるとはファンとしてはイメージしていませんでした。でも正直、これまでのいろんなドラゴンクエストの音源を聴いてきましたけど、この都響さんの「レクイエム」がピカイチの演奏だったのではないだろうかと勝手に思い込んでおります。厳かな良い曲ですので、是非ともお聞きいただけると嬉しいです。

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