毛虫のボロ

宮崎駿監督がジブリ美術館用に短編作品として『毛虫のボロ』をCGで作成するという記事が出ていました。

『毛虫のボロ』は、1997年に公開された『もののけ姫』が企画される際に、同じく映画化企画に上がっていたそうですが、鈴木敏夫プロデューサーが「アクション映画を作るのには宮崎監督はラストチャンスだから『もののけ』で行こう」と判断し、『もののけ姫』が作られたという風に聞いています。

だからあの大ヒットした『もののけ姫』が、もしかしたら『毛虫のボロ』だったかも知れないわけです。小さな虫の視点・感覚から、道路をよぎるということを大冒険として描くという内容と思うんですが、これもこれで良い作品になりそうな気がします。おそらく子どもが好きそうな作品になるでしょうね。

にしても、CGで作るとはいえ、ジブリも最近はデジタルなんですよね。ジブリの場合、原画、動画は紙に鉛筆で書いてますけど、その後の色塗り作業はデジタルペイントに変わっていて、今はセル画は作成していないはず。だから、CGって言えばCGなんですが、それを最初から3DCGを駆使してやってみているってことなんでしょうね。

宮崎監督の映像感覚は素晴らしいので、CGでも良さが出てくるんだろうと思いますけど、紙のアニメーションと勝手が違うでしょうから、どうなるのか今から楽しみですね。

朝日新聞】宮崎駿監督、短編を制作中 ジブリ美術館用の初CG作品

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