2012

 先日、話題作ってのと、災害についてはちょっと興味がそそられたので観てきました!

ストーリー
 単純化しちゃうと、地球が異常な地殻変動をし、大津波を起こすが、あらかじめ知っていた各国政府は共同で「大型船」を作るが…といった感じ。って、これもやっぱり超意訳です。全く映画の内容を知らせちゃったら映画を観る醍醐味が失われちゃうしね。

映画館の様子
 注目作で公開が間もなかったこともあり、広い劇場が超満員でした。いつも飲み物の置き場に困らないように(苦笑…他の客もいるし右側を使うか、左側を使うか困っちゃうから)通路沿いの席を頼んでいるんですが、すでにいっぱいだったし。老若男女入り乱れてました。

印象
 …ここに書こうと思ったんですが、どうしても内容に触れざるを得ないので、「続き」の方に書きます。ネタバレOKな方だけ、読んでください。

〔オーナーのお薦め度〕
 映画「2012」 ★★★★★☆ 星5つ
 (悪い映画では無いです。正直に言うと、観たあとしばらく動悸が止まらなかった。その理由は「印象」のところで書いているんですが、この作品から何かを感じ取れたんだろうと思います。ただ、マトモに受け止めずに、ネタ、フィクションとして観るのであれば結構な娯楽作品だと思いますよ。)

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印象
 個人的に強く感じたのは、「見せ物としては最高の出来」ということ。映像がすごく迫力があって、息をつくところがない感じで、そう言った部分では素晴らしい作品だったと思います。
 …で、ここからがボクが本当に言いたいところなんですが、アメリカの方ってどうしてもハッピーエンドで終わらせたいんでしょうね。表面的にはハッピーエンドで終わるんだけど、普通に観ていたら、全くハッピーエンドなんかじゃないですよ、これは。

 大自然地球は、こういった大災害を起こす可能性はあるだろうし、まあ、ボクが生きている内には起こらないでしょうけど、太陽に寿命があるなんて話もある。

 ボク自身は、全世界的な大災害が起こる可能性はゼロではないだろうと考えているんですが、この映画は「一般市民は、有事の際は指をくわえて観ていろ」と言わんばかりのストーリーで、何にも救いの無い映画ですよ。政府の要人か大金持ちじゃない人は大地震、大津波から人々を守ろうとするいわゆる「ノアの方舟」には乗れないわけですから。

 抗いきれない状況に人間は、「神に救いを…」という状況に陥ると思いますけど、そういったシーンも滅茶苦茶に破壊し尽くす徹底ぶりで、変な意味では念には念を入れてすべてを破壊し尽くし、「救いなんかあるわけねぇだろ」と言われたような気がしました。

 そういう見方をしてしまったからか、見終わった後は動悸が止まらなかったというか、若干身体に震えを感じてました。変な感覚でしたね。「十分あり得る話だな」と思って、怖さを感じていたのかも知れないし。

 最初に書きましたけど、バッドストーリーを、ラブストーリーのオブラートに包んで「はい、ハッピーエンドですね~」ってごまかしているところは、個人的には「違うんじゃないの?」っていう思いもあって、そこの憤りみたいなものもあったのかも知れない。

 …と考えると、いろいろとこの「2012」から受け取ったのかなという気がします。自分の中でも消化し切れていません。無意識的な部分で何かを受け取ったんでしょう。そう考えてみると、逆に観て良かったなという風にも感じました。

 ただ、個人的には、この映画は「何もかもぶちこわす」という破壊シーンを楽しませたいためだけで、ボクが受け取ったものは意識的にやられたようには全く思えないんですけども。(そうであれば、ラブストーリーでお茶を濁すようなことはしないはず…)

ショー
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