事業仕分け

 この間まで「事業仕分け」ってのを行政刷新会議でやられていてニュースを賑わせています。細かい内容はサッパリ分かりませんけど、2点だけ言いたいことがあるので書いておきます。

 この「事業仕分け」、無駄な予算をカットしたりするにはすごく効果的なことだと思うし、会議の内容を公開にしたことは大きな意義があるので良いことだと思うんですが、これは国会の場でやるべきだと思います。
 今回は「仕分け人」と称して、有識者の方々が入っているんですけど、この人たちって「責任」を持ってないですよね。国のために”責任感”をもって当たられたと思うんですけど、仕分けられた後の「結果責任」ってこの有識者の「仕分け人」には無いわけで。やるんだったら法整備をしっかりして、与野党の国会議員が事業ひとつずつ同じように丁々発止議論を重ねて仕分けていくべきだと思うんだけど。だから、民意で選ばれた人である国会議員にやってもらうべきかな、と。ボクとしては当選1回目の人も、10回目の人も同じだと思うんですけど、小沢さんは違うみたい。

 もう一つは、テレビのコメンテーターも言っていたけど、必要・不必要で切った張ったしていたら、全く面白みのない国になっちゃうのではと思います。特に科学技術関連の予算を今回バッサリやられちゃったのは個人的には『バカじゃないの?』っていう思いがあります。
 そもそも科学技術や教育など、数量化の難しいし、今後の日本の礎を気づいていく分野については、潤沢に資金を回して「投資」していくべきだと思うんですが、何を考えているんでしょうか? 目の前(現状)のことだけを考えて判断するのであれば、国会議員なんて要らないんじゃないかとまで思っちゃいそうです。
 まあ、国会議員も衆議院は任期4年だから、中長期的なビジョンを持って職務に当たれないから、結局短期的な部分での判断をせざるを得ないんでしょうけど、ちょっとお粗末な感じに思ってしまいました。

 …でも冒頭で書いたとおり、効果的なところもあったので一長一短だったかなと思います。だけど、どうも財務省の描いたとおりに事が進んだようで、結局民主党も官僚に乗っかって仕事をしているだけなんじゃないかと思ってみたりして…(苦笑)

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