東京都交響楽団~ドラゴンクエストの世界~ すぎやまこういち:交響組曲「ドラゴンクエストV」天空の花嫁(2025.3.26)備忘録

○このコンサートレポート(備忘録)は記憶をたぐりながら書いていったものであり、記憶が抜け飛んでいるところなどについては、脚色を施している可能性がありますので、完全なコンサートレポートではないことをご了解下さい。
○もし間違いを見つけたり、補記できる項目があれば、コメント欄で書いてもらえると嬉しいです。
日時2025年(令和7年)3月26日(水) 18時から(開場 17:00/開演 18:00)
会場郡山・けんしん郡山文化センター 大ホール(郡山市民文化センター)
チケット全席指定 一般5,000円(全て税込)
出演者指揮 下野竜也
管弦楽 東京都交響楽団/コンサートマスター 矢部達哉
その他主催:公益財団法人東京都交響楽団、福島民報社
協賛:スギヤマ工房有限会社
協力:株式会社スクウェア・エニックス/スギヤマ工房

曲目

すぎやまこういち:
交響組曲「ドラゴンクエストV」天空の花嫁

◆序曲のマーチ
◆王宮のトランペット
◆街角のメロディ~地平の彼方へ~カジノ都市
 ~街は生きている~街角のメロディ

◆淋しい村~はめつの予感~さびれた村
◆愛の旋律
◆空飛ぶ絨毯~大海原へ

 休憩(20分)

◆洞窟に魔物の影が~死の塔~暗黒の世界~洞窟に魔物の影が
◆哀愁物語
◆戦火を交えて~不死身の敵に挑む
◆高貴なるレクイエム~聖(ひじり)
◆大魔王
◆天空城
◆結婚ワルツ

<ENCORE>
交響組曲「ドラゴンクエストXI」より
 過ぎ去りし時を求めて
 序曲

TOUR SCHEDULE

日付地域ホール名
2025年3月24日(月)久慈公演久慈市文化会館(アンバーホール)大ホール
2025年3月26日(水)郡山公演けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター)大ホール

すみません。時間があまりないので覚えていることを殴り書きするだけになります。

この日のコンサートマスターはソロ・コンサートマスターの矢部達哉さんですが、お隣にコンサートマスターの山本友重さんがいらっしゃってコンマス2名体制での公演でした。おそらく久慈公演も同じだったのだろうと思います。

指揮は下野竜也さん。去年の5月、NHK交響楽団で久しぶりにドラゴンクエストコンサートがありましたが、その時の指揮が下野さんでした。この日の下野さんの服装が私も初めて目にした服で、たぶんですけど藍色のマオカラースーツと呼ばれるものを着られていたと思います。ズボンは普通の黒スラックスだったかな。

最初の「序曲」、やっぱり安定の都響でした。東京都交響楽団で、交響組曲ドラゴンクエストで初めてリリースされたCDは「ドラゴンクエストⅤ」でした。確か2004年にプレイステーション2でリメイクされた同作と同時期にリリースされたんですよね。ですので、実は初々しい録音だったんですけど、今や「ドラクエ」オーケストラと言えば、「東京都交響楽団」となりました。

そうそう。下野さんが「序曲」の演奏を終えられた後、マイクを持ってお話をされましたが、東京都交響楽団の案内をされた後、郡山には第九の演奏でいらっしゃったことがあることや、都響の演奏でドラゴンクエストを披露できるのが嬉しいというお話をされていたかと思います。その後、「王宮のトランペット」から前半最後の「空飛ぶ絨毯~大海原へ」まで一気に演奏されました。

私の席としては2列目のコンマス矢部さんの前あたりだったので、矢部さんのバイオリンの音色を全身に浴びることが出来ました! 場面場面によっては、結構大きく身体を揺らして、さらに身体を使って勢いをつけてバイオリンの音色に力強さを乗せるような感じの演奏に魅了されておりました。「愛の旋律」ではちょっとソロ場面があったんですが、格別でした。本当にありがとうございます!

王宮のトランペット」のトランペットはなかなか良い演奏だったんですけど、今日の演奏はちょっとトランペットの音が数か所ひっくり返ってしまったのがちょっと気になっちゃいました。仕方ない部分もあると思います。全体的には良い演奏でしたけど、目立っちゃいますからね、トランペットって。

前半終了すると、会場から盛大な拍手が送られますが、指揮の下野さんが退場し、都響を代表してコンマスの矢部さんが観客に向けてお辞儀をし、都響の皆さんが退場され始めたんですが、退場中もずっと拍手が送られていました。矢部さんが拍手に対して申し訳なさそうな笑顔を浮かべながら退場されてたのが印象に残ってます。都響の皆さんの入退場の時にずっと会場から拍手が送られていましたね。さすが「楽都郡山」を表しているだけあります!

ドラクエVはボクが初めて親に買ってもらったゲームカセットで、すごく思い出に残っている作品です。しかも音楽CDを初めて買ったのも本作。NHK交響楽団が演奏されたものでした。だから一番聴いてきたドラゴンクエスト作品と言っても過言ではなく、音楽の知識はないものの、ゲームの場面を思い起こすことが出来ます。でも、演奏がどうだったかが思い出せない(苦笑)。

指揮の下野さんがN響の演奏の際に独自の解釈をされていた部分があったので、今回も何かあるかなあと思ったんですが、これまでの演奏とさほど違うように感じたものは無かったと思います。後半の楽曲で気持ちちょっとテンポが遅い曲があったような気がしたんですが、「哀愁物語」だったかな。ほんの少しテンポが遅かったような気が。そのくらいしか気にはならなかったですね。

RPGゲーム音楽をイメージする場合、「戦闘曲」がやっぱり目立つんですが、本作の「戦火を交えて」は、『美しい戦闘曲』だとボクは思います。すぎやま先生が、洞窟の曲の説明の時に以前話してたと思うんですが、「どんな曲であっても『美しくあるべき』と考えて作曲している」とおっしゃっていた記憶があります。この「戦火を交えて」は、戦闘曲であり、力強さがありながら、味方を鼓舞するような美しい旋律が素晴らしい。その美しさはおそらく弦楽器の力強いパッセージだと思います。東京都交響楽団の皆さんの弦の音を身体に浴びさせていただき感無量でございました。

そうそう。戻ってしまいますけど、後半始まる前、ソロがあるオーボエ(違っていたらゴメンナサイ)の方が舞台袖あたりで練習されているのが聴こえてきてほっこりしてました。開演前もそうですけど、演奏者の皆さんがめいめいに練習をされているのを聴くのもコンサートの醍醐味なんじゃないかと思います。

そうそう。「不死身の敵に挑む」「大魔王」のティンパニはカッコよかったですね! 座席前方だったのでお姿は見れませんでしたが、ティンパニの演奏が素晴らしかったと思います。

コンサートを聴きながら、ドラクエVってリメイクって結構前だよなあと思ってました。今、確認したらスマートフォンでリメイクされてるのが2014年だそうなので、それでも10年経ってしまっているんですね。そんなことを思いながら、都響の皆さんの演奏を楽しんでおりました。

全ての演奏が終わった後、下野さんがマイクを持たれて、「アンコールをお送りしたいと思いますが、ドラゴンクエストXIから『過ぎ去りし時を求めて』をお送りしようと思います。…が、私もあまりドラゴンクエストの演奏会をやっていないんですが、ドラゴンクエストは『序曲』に始まって『序曲』に終わるってことらしいので、同じくXIから『序曲』と、2曲お送りしたいと思います」と、アンコール2曲と明かされてのアンコール開始となりました。

過ぎ去りし時を求めて』でやられてしまいました。あらかじめアンコールはこの曲だろうなあとは思っていたものの、I~IIIまでの楽曲がまとまっている曲でもあって、聴きながら子ども時代のことを思い起こしてしまって、「そして伝説へ…」の演奏が始まった時に感極まってしまいました。

そうそう。忘れてましたが、下野さんの指揮が良かったです。戦闘曲はものすごく力強い指揮だったし、ゆったりな楽曲には優雅な指揮もされていて、しっかりとポイントポイントで指示を出されていて、観ていて楽しかったです。

あ、もう一つ。目の前にコンマスの矢部さんと山本さんがいたんですが、楽譜があまりめくらなくても良いように譜面台に広げて置かれていたりしてましたが、普通は同じプルトの後の方が楽譜めくりをされるため、山本さんがされるんですが、時々矢部さんも譜めくりを手伝ったりされていたのにほっこりしたことを覚えてます。

最後の『序曲(XI)』も良かったですね。最後の締めの序曲、最高でした。やはり安定の東京都交響楽団、という感じでした。

◇ ◇ ◇

とりあえず書きなぐりでした。全然覚えてません。ごめんなさい。

写真とかは後で追加します。

2025.03.27 01:35 掲載
2025.03.27 21:35 写真・ツイート追加・文章修正

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