GAME MUSIC CLASSIC episode #1 “J-RPG WORLD” Produced by 神永大輔 いわき公演(2025.3.1)備忘録
○このコンサートレポート(備忘録)は記憶をたぐりながら書いていったものであり、記憶が抜け飛んでいるところなどについては、脚色を施している可能性がありますので、完全なコンサートレポートではないことをご了解下さい。 ○もし間違いを見つけたり、補記できる項目があれば、コメント欄で書いてもらえると嬉しいです。 |
日時 | 2025年(令和7年)3月1日(土) 17時から(開場 16:30/開演 17:00) |
会場 | いわき芸術文化交流館アリオス いわしん音楽小ホール |
チケット | 全席指定 前売券6,800円(税込) 当日券7,800円(税込) |
出演者 | 神永大輔(尺八) 広田圭美(ピアノ) ハープ王子(ハープ) |
その他 | 主催/企画:GMC実行委員会 主催/企画/問合せ:株式会社タートルミュージック |


曲目
・プレリュード (尺八・ハープ)
・はるかなる故郷 (尺八・ハープ)
・いつの日かきっと(レナのテーマ)
・ダンジョンメドレー
虚空への前奏曲→大森林の伝説→深い碧の果てに→ダンジョン
・バトル2~勝利のファンファーレ
休憩 Intermission 10分
・思い出のオルゴール (ハープのみ)
・ハーヴェスト (尺八・ハープ)
・新しき世界
・古代図書館 (尺八・ピアノ)
・ビッグブリッヂの死闘
・親愛なる友へ
《アンコール》
・ファイナルファンタジー
※すみません。セットリストに少し自信がありません。
もう結構忘れているので備忘録的に。
最初の「プレリュード」では尺八の神永さんとハープ王子が出てきて、印象的な出だしの上がって下がる音色の繰り返しをハープが奏でて、途中から尺八が入ってくる感じ。「はるかなる故郷」、すごく懐かしかったですけど、これもハープをベースにメインメロディを尺八が吹く感じだったかな。
神永さんがマイクを持たれてしゃべり始められました。今回のコンサート、結構年配の方が来られており、ゲーム「ファイナルファンタジーV」をご存じではない方が多そうだったからか、結構お話を眺めてされていたのではないかと思います。
思い出せる限りで箇条書きでコメントを振り返ってみます。
・神永さんはゲーム音楽が好きで、幼少期にピアノを習っていたものの、ピアノでゲーム音楽を弾く日々を送られていたのだとか。
・尺八は音と音の間の音を表現できることに惹かれて選ばれたって話をしてましたね。
・今回のコンサートの舞台となった「いわしん音楽小ホール」の音の響きが好きだとのこと。2010年代に初めて行ったコンサートがこのホールだったそうです。本当はゲーム音楽のコンサートをやりたかったけど、その時は尺八と箏のコンサートだったのだとか。
順番が入れ替わったりしてますが、「いつの日かきっと」から、ピアノの広田さんが入ってこられました。広田さんも結構前に、このいわきに来られたことがあって、いわき駅にペデストリアンデッキができる前の話のようなので、10年以上前の話のようです。ゲームの話なども、あまりやられたことが無くて、任天堂の「ゲームウオッチ」の話が出て、ボクと同年代くらいなのかな、なんて思ったり…笑
そうそう。この日の服装は、「白」で合わせるようにしたとのこと。東京公演がみんなバラバラだったので、ハープ王子に合わせて、なのかな? なので神永さんは珍しい白いタキシードに黒いマフラースタイル。ハープ王子は白い王子様のような衣装。ピアノの広田さんは白いワンピースでちょっと黒いラインの入った服装でした。
「ダンジョンメドレー」は東京公演の様子が載っていたので、貼り付けておきます。なかなか良いアレンジだったと思います。
この日のアレンジのほとんどは谷岡久美さんがされたとのこと。ゲーム音楽を作曲されたり、ご自身もピアニストとして活動されており、東京公演ではピアノを担当されていました(よって、貼り付けているYouTubeの演奏は谷岡さん。)。個人的に谷岡久美さんの演奏も聴いてみたかったんですが、この日担当された広田圭美さんも、「227」という女性ユニットの方なのを神永さんのMCで知ってビックリしました。「闘う者たちへ」が結構好きな曲だったので、ある意味、ボクとしては二度も三度もおいしいコンサートになりました。
後半は最初、ハープ王子だけで出てきて少し小さなアイリッシュハープで「思い出のオルゴール」を弾かれていたと思います。続く「ハーヴェスト」では、神永さんがホールの後ろから演奏をし始めて、ハープ王子がちょっと大きなアイリッシュハープで演奏されていたと思います。
「新しき世界」はピアノの広田さんが戻って、3人での演奏となりました。下の動画のとおりですが、ちょっとジャズチックな感じになったりすごく良かったなあ。
「古代図書館」はハープ王子に休んでもらって、尺八とピアノでの演奏です。
たぶんこの曲だけ、広田圭美さんのアレンジとのことで「新曲」と言われての演奏となりました。
広田さんがゲームをされないってこともあって、ゲームのアレンジとは全く異なるアレンジとなっていましたが、この曲だけではないですが、広田さんのピアノ演奏がものすごくパワフルで良かったです。演奏しているときの鋭いまなざしは鬼気迫るものがあったし、それが音にも乗り移っていたように感じました。
「ビッグブリッヂの死闘」はファイナルファンタジーをかじった人は知っていないとモグリという曲ですね。有名な曲です。このアップテンポのカッコいい曲が出来たのがこのファイナルファンタジーVです。これを尺八、ピアノ、ハープの組み合わせでやろうっていうのはものすごいことだと思います。
コンサートのプログラム最後の曲は「親愛なる友へ」。ネタバレにならないようにと、ゲームの途中でいなくなっちゃうキャラクターに向けての曲だというお話をされて、ちょっと寂し気な曲を演奏されました。ゲーム自体20年近く前にやったのでストーリーはハッキリ覚えていないものの、なんとなくこんな感じだったよな、くらいには覚えていて、生演奏ですごく沁みました。
コンサート中でも話に挙がっていたんですが、全体的に「ケルティック」な雰囲気がするよねというお話があって、ボクも同感でした。北欧の香りがして、ファイナルファンタジーの世界観にもマッチしていたように感じます。
アンコールでは表題曲の「ファイナルファンタジー」を演奏してもらえました。ファイナルファンタジーVのゲーム上だとエンディングしか聴けなかったんですよね、確か。ナンバリングによってはオープニングで使われたりもするんですが。個人的にはオープニングで使われている「プレリュード」の方が何度も聴いていたのでなじみがあるんですが(苦笑)、最後に「ファイナルファンタジー」を聴けて、ファイナルファンタジーVを堪能させていただきました!
そうそう。神永さんがおっしゃっていたんですけど、ゲーム音楽には良い曲が多いのに、なかなか演奏されずに埋もれてしまっている曲が多いと。海外ではゲーム音楽が結構いろんな形でコンサートなど実施されているのに、日本では「大人の事情」でできていないところにもどかしさを感じていると。著作権の部分のお話なのだろうとは容易に想像は付くんですが、ボクもそこは同感で、演奏されないと忘れ去られてしまうので、いろんなところで良い曲なのだから演奏していってほしいと、ボクも思っております。
ですので、同郷の神永さんにはこういった活動を今後も引き続き行っていただきたいと思います! 次回も開催されたら参加したいと思います!
…って、まとまってはいませんが、備忘録としての書き残しのためご容赦ください。
2025.03.03 00:35 掲載
2025.03.04 00:50 写真追加
2025.03.06 19:45 動画追加
備忘録的写真集



