久石さんが出演するジブリ作品コンサートは、最近、日本国内では実施されていません。日本国外では「JOE HISAISHI SYMPHONIC CONCERT ： Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki（久石譲 シンフォニック・コンサート スタジオジブリ宮崎駿作品演奏会）」などのような久石譲指揮のジブリコンサートが企画されていますので、日本以外の国でのコンサートの鑑賞で狙うのが現時点では一番の近道です。

ただ、久石さん自身は墨田区に拠点を置く”新日本フィルハーモニー交響楽団”の『Music Partner』や、同楽団とともに立ち上げたプロジェクト”新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ”の『音楽監督』を務めたり、2025年4月からは”日本センチュリー交響楽団”の『音楽監督』に就任するなど、日本国内ではクラシックコンサートとしてオーケストラを指揮することが多くなってきています。

ジブリ作品単独の久石譲指揮のオーケストラ演奏会の機会は日本国内においては近年実施されておりませんが、オーケストラの指揮・共演の際にジブリ作品の「交響組曲」が演奏される機会もありますので、インターネット、SNSで定期的に情報を確認されることをお勧めします。また、ジブリ作品の交響組曲の演奏をしてきた新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラは現在休止中ですが、久石さんが「新たなアイデアが浮かび次第、また再開します」とおっしゃっていますので、再開を待ちましょう。

ボクも正直なことを言えば、2008年に開催された「久石譲 in 武道館」のようなコンサート、また日本国内で聴いてみたい、そう思っています。

ただ、今年（2024年）のミュージックフューチャーや、フューチャー・オーケストラ・クラシックの公演では海外からいらっしゃったお客さんも多く見かけられました。「ジブリ作品」だけではない久石譲さんの活動に触れてみるのも良いかも知れません。個人的にも新たな体験ができたコンサートだったので、こちらに参加するというのも、ちょっとした「贅沢」かもしれません。

※海外の方向けにも伝わるように修正しました。