JOE HISAISHI & WORLD DREAM ORCHESTRA 2017
ツイッターで簡易レポをしていたものをブログに転記してみました。
※注意 このコンサートは記憶をたぐりながら書いていったものであり、記憶が抜け飛んでいるところなどについては、脚色を施していますので、完全なコンサートレポートではないことをご了解下さい。 |
日時 | 【神奈川公演】2017年8月4日(金) 開場 18:15 開演 19:00 【東京公演】2017年8月16日(水) 開場 18:00 開演 19:00 |
会場 | 【神奈川公演】ミューザ川崎シンフォニーホール 【東京公演】東京国際フォーラム ホールA |
チケット | 【神奈川公演】全席指定 S席 ¥8,400 ※他席種価格は未確認 【東京公演】全席指定 S席 ¥8,900 ※他席種価格は未確認 |
出演者 | 指揮・ピアノ:久石譲 管弦楽:新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ (新日本フィルハーモニー交響楽団) ソロ・コンサートマスター:豊嶋泰嗣 B オーケストラストーリーズ「となりのトトロ」ナレーター 養老孟司(解剖学者)(神奈川) 鈴木敏夫(スタジオジブリ・プロデューサー)(福岡) 藤井美菜(女優)(ソウル) |
その他 | 主催:ワンダーシティ/公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団/ 日本テレビ/読売新聞社/イープラス/ローソンチケット/第一通信社 制作:プロマックス |
曲目
【プログラムA】
<第一部>
久石 譲:TRI-AD for Large Orchestra
久石 譲:ASIAN SYMPHONY
1. Dawn of Asia
2. Hurly-Burly
3. Monkey Forest
4.Absolution
5.Asian Crisis
<第二部>
久石 譲:【mládí】for Piano and Strings
Summer
HANA-BI
Kids Return
久石 譲:交響組曲「天空の城ラピュタ」
Original Orchestration by Joe Hisaishi
Orchestration by Chad Cannon
<ENCORE>
久石 譲:World Dreams
【プログラムB】
<第一部>
久石 譲:TRI-AD for Large Orchestra
久石 譲:Deep Ocean
1. the deep ocean / 2. mystic zone / 3. trieste / 4. radiation / 5. evolution / 6. accession / 7. the origin of life / 8. the deep ocean again / 9. innumerable stars in the ocean
<第二部>
久石 譲:【Hope】for Piano and Strings
View of Silence
Two of Us
Asian Dream Song
久石 譲:オーケストラストーリーズ「となりのトトロ」
<ENCORE>
久石 譲:Dream More (大阪・韓国A・東京)
久石 譲:World Dreams
TOUR SCHEDULE
日付 | 地域 | プログラム | ホール名 |
2017年8月2日(水) | 広島 | Program A | 上野学園ホール |
2017年8月3日(木) | 大阪 | Program A | フェスティバルホール |
2017年8月4日(金) | 神奈川 | Program B | ミューザ川崎シンフォニーホール |
2017年8月6日(日) | 福岡 | Program B | アルモニーサンク北九州ソレイユホール |
2017年8月8日(火) | 韓国 ソウル | Program B | ロッテ コンサートホール |
2017年8月9日(水) | 韓国 ソウル | Program A | ロッテ コンサートホール |
2017年8月16日(水) | 東京 | Program A | 東京国際フォーラム ホールA |
2017年8月4日ミューザ川崎と、2017年8月16日東京国際フォーラムで行われた「JOE HISAISHI & WORLD DREAM ORCHESTRA 2017」を簡易コンサートレポートとしてまとめてみました。ピアノと指揮はもちろん久石譲、管弦楽は新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ(新日本フィルハーモニー交響楽団)です。
神奈川公演の写真
東京公演の写真
右側に高畑勲監督、宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサーのものがあります。
ツイートからの簡易レポート
どちらのプログラムでも演奏された「TRI-AD」は聞きこんでないのと、ミニマルミュージックバリバリだから、「ジブリの久石譲」をイメージしてるとちと厳しいですよね。
そうそう。「TRI-AD」は長野市芸術館の昨年のこけら落としで長野チェンバーオーケストラにより初披露された曲ですよね。
(Program A)
プロAの「ASIAN SYMPHONY」はアルバム「Asian X.T.C.(エイジアンエクスタシー)」をベースにオーケストラアレンジされたもの。ここで久石さんのメロディアスなところが出てきてちょっと一安心というか(笑)。
「ASIAN SYMPHONY」の4曲目だけ映画「花戦さ」からの曲のようです。全体的な印象としてはメロディアスからミニマルに移っていき、この「Absolution」はレクイエムのようにも感じ、今の不安定な状況を表しているようでした。
んで後半のAプロ。ストリングスとピアノで北野武監督作品の映画から3曲ですね。正直久石さんのピアノが聴けるだけで嬉しい。「Summer」はあの有名なメロディがストリングスのピチカートから始まり、久石さんのピアノに移っていくわけで。
「HANA-BI」はコンマスの豊島さんとかチェロと久石さんのピアノの掛け合いが見事ですよね。たぶん、この編成だと一番悦に浸れる最強の曲だと思います(笑)。メロディーに身を委ねてました。
「Kids Return」はベースはアルバム「Super Orchestra Night」からのオーケストラでした。久石さんのピアノは打楽器的な使い方が強かったです。これも良かったけど「la pioggia」とか聴きたかったかな。
Aプロ最後の曲は交響組曲「天空の城ラピュタ」。最初はパズーのトランペットでしたね。で、終盤の「君をのせて」の久石さんのピアノソロから「大いなる伝説」のところで涙してしまいました。ファンになるきっかけの作品だから特に。懐かしかった。ピアノソロは「Piano Stories」の「Innocent」をベースにしたものだったようです。
ラピュタは皆さん書かれてますが、映画のストーリーに沿った構成になってまして、もうすでに忘れちゃってますが、たしかティディス城塞の場面で流れてる曲が新たに付け加えられてたと思います。アレンジは「天空の城ラピュタ シンフォニー編」をベースに、USA版のアレンジが加わっているような感じだったようです。
(Program B)
Bプロの「Deep Ocean」はNHKスペシャルで取り上げられた大王イカの番組の曲。ステージ中央にピアノ2台を並べて、ミニマルバリバリ響かせてました。ピアノは打楽器ですね。でも正直、最近の曲は聞きこんでなくて眠気が…(汗…おい!)
Bプロは「View of Silence」「Asian Dream Song」はスケートの羽生結弦選手の『Hope & Legacy』ですよね。このあたりは懐かしくなってしまって正直やられてました。
「Two of Us」はたしかこれもコンマス豊嶋さんのバイオリン、チェロそれぞれのソロがあったりして小編成で栄える曲でした。
Bプロはオーケストラストーリーズ「となりのトトロ」。ナレーションは養老孟司さんでサポートに日本テレビの依田さんがいらっしゃいました。今回のツアーも実行委員長されてるんですね。トトロはこれ以上のアレンジはないですね。
トトロでの養老さんのナレーションは若干演奏に被っちゃうところはありましたが、落ち着いていてよかったです。曲自体は子供に向けた構成ではありましたが、最後のトトロで『ジャーン!』と終わるのはプログラムの締めにふさわしいですよね。
(アンコール)
アンコールは東京は「Dream More」「World Dreams」の2曲、川崎は「World Dreams」のみでした。「World Dreams」では久石さん、腕を振らず表情で指揮してました。
「World Dreams」は好きな曲なので毎回演奏してもらって嬉しくて。いつも心の中で指揮のまねごとをしながら聞き入ってます。久石さんにはやっぱりメロディアスな曲を作ってほしいなと感じてるところです。
そうそう。川崎ではアンコール後、一部の方がスタンディングオベーションをされてましたが、東京では最後の最後、オケの皆さんがステージ脇に退場された後、鳴りやまない拍手に出てこられたときに結構な方が立ち上がられました。
東京国際フォーラムのスタオベ、もう少し早かったらもう一曲、どうだったでしょうね?
とりあえず振り返りはここまで。コンサート自体の振り返りになっていないとこもありますが…(笑) そうそう。東京で出待ちしていたら高畑勲監督が目の前を通られました。初めて肉眼で捕らえました(笑)
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久石譲 コンサート鑑賞履歴 - Sho's PROJECT OMOHASE BLOG 改 seconda