カールじいさんの空飛ぶ家
ちょっと時期的に遅くなっちゃいましたが、「カールじいさんの空飛ぶ家」を3Dシアターで観てきました。いつも間違いそうになりますが、決して「カールおじさん」ではない。
ま、観た切っ掛けは宮崎駿監督がコメントを寄せていたから、という理由に他なりません。そうでなければ進んで観ませんでしたけど、結果的に言うと良い映画だったと思います。
…で、宮崎監督の受け売りにはなっちゃうんだけど、この映画は最初の2~30分の追憶のシーンがすべて、と言っても過言ではないんじゃないかと思います。カールの美しい思い出の日々が繰り広げられ、そのままの気持ちでいつの間にかお互いに歳を取っているって素敵なことですよね。そして、ボクの中では追憶のシーンで映画のラストシーンが分かってしまったので、現実に戻ってラストシーンに至るまでの話はあまり重要ではないな、と感じました。
とはいえ、カールじいさんが活躍する部分を割愛するのも酷いですね(苦笑)。中盤から後半に掛けても悪くなかったし、面白かったと思います。でも追憶シーンと比べてしまうとちょっとかすんじゃうかな(苦笑)。
ただ、ひとつだけ気になったのは、一人ヒール役の冒険家がいるんですけど、ボクとしてはこの人の扱い方はちょっとかわいそうだったなぁと思いました。本当は律儀でいい人だと思うんですけど、ある約束を果たすことにこだわることで映画では悪者にされちゃったけど、もうちょっと違う描き方も出来たんじゃないかな、なんて思いました。ただ、アメリカ人の人たちにはハッキリ悪役がいるストーリーの方が受けが良いだろうし、シナリオの作り方からすると仕方が無いのかな、とも感じましたが。
そうそう。初めて映画館で3D体験をしてきました。映像が飛び出すというか、立体的に見えて面白かったです。でも、3Dもズーッと観ちゃうと慣れちゃいます(苦笑)。それと立体メガネがちょっと重過ぎかな… メガネの上に立体メガネを掛けるとすごく重いし、滑ってずり落ちる(苦笑)。もうちょっと軽くして欲しい。
いろいろと書きましたけど、全体的にはなかなか良い映画だったと思います。カップルで観に行くと結構良いかもしれません。クリスマスシーズンにどうぞ!
オーナーのお薦め度
映画「カールじいさんの空飛ぶ家」 ★★★★★☆ 星5つ
(ということで、この映画の肝は序盤だと思います。中盤以降は漬け物的な感じ。あ、いや、もちろん面白いんだけど…)
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