2007年に観た映画を振り返って

 一日遅れちゃいましたが、去年観た映画を振り返ってみました。まず、一年で観た映画を一覧にしてみました。
1/2 硫黄島からの手紙
1/2 武士の一分
3/3 どろろ
3/3 それでもボクはやってない
3/11 バッテリー
5/12 ストリングス 愛と絆の旅路
5/12 バベル
8/9 トランスフォーマー
9/15 ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序
9/22 HERO
9/22 ファンタスティック・フォー:銀河の危機
9/22 Life 天国で君に逢えたら
10/14 キングダム 見えざる敵
10/14 パーフェクト・ストレンジャー
11/24 ALWAYS 続・三丁目の夕日
11/24 バイオハザード3
11/24 恋空
12/9 椿三十郎(07)
12/9 マリと子犬の物語
 一年で19作品かぁ〜 余裕があればもうちょっと観れたんですが、それでも結構観たなぁって感じでしょうか。うち11作品が邦画だったんですが、ここ数年、邦画が強いなあって感じがしますね。なんか日本の景気が悪いときには、日本映画の興行成績が良いなんて話を聞いたことがあるんですが、本当なんでしょうかね? 因果関係はサッパリ分かりませんけど、遠出をせずに近場の映画館でレジャーを済ますとかっていう単純な理由なのかも…
 で、去年観た映画の中から、勝手にアカデミー賞にならって賞を選んじゃおうということをやってみました。もちろんボクが観た映画の中から、ボクの直感のみで選んだものなので、非常に偏っているので、その辺はご容赦を。観ていない映画の中でも良い作品はもちろんあるし、好みもありますからねぇ。特に演技は好みに影響されちゃいます。


○主演男優賞
 加瀬亮(それでもボクはやってない)

→ 力のある作品の中でも、すごい存在感があったのがすごく印象に残ってました。この人しか思い浮かばなかったのが理由です(苦笑)。

○主演女優賞
 伊東美咲(Life 天国で君に逢えたら)

→ この映画の感想の時にも書いたんですが、母親役に違和感が全くなかったのが第一の理由。まだ結婚してなくて、子どももいないのに母親として自然な振る舞いをし、その中で母親としての強い一面、女性としての弱い一面をそれぞれ醸し出していたのでボクの中では非常に高評価してます。決して同郷だからではないです(苦笑)。

○美術賞
 ALWAYS 続・三丁目の夕日

→ どちらかというと「視覚効果賞」的なところもあるんですけど、昭和30年代の風景がセットやCGでものすごく再現できていたのがものすごく印象的でした。CGも不自然さがほとんど無くて素晴らしかったですね。

○作曲賞
 周防義和(それでもボクはやってない)
 カイル・イーストウッド(硫黄島からの手紙)

→ なかなか絞れなかったので2作品です。「それボク」のエンディングの音楽はものすごく耳に残っているんです。映画にはあまり音楽がつけられていないんです。テーマが重いので、音楽的な演出を少なくしているようなんですが、それがまたエンディング曲を印象的にしているんですよね。これでサントラを買ってしまいました(笑)。
 もう一つの「硫黄島からの手紙」は、クリント・イーストウッド監督の息子、カイル・イーストウッドが音楽を担当しているんですけど、このテーマ曲もものすごく印象的。ピアノであったり、トランペットで奏でるメロディが哀愁漂っていて、それが映画の内容にピッタリで。個人的には、脳裏の残るようなメロディがあると評価が高くなるので…(苦笑) だから「HERO」とか「椿三十郎(07)」なんかの曲も好きでした。
 久石さんの「マリと子犬の物語」も好きなんですけど、メロディが残らないんですよねぇ〜 オーケストラ多用するようになってメロディがちょっと死んじゃっているというか、久石さんらしさがちょっと消えちゃっているように思えちゃうんですよね。

○助演男優賞
 鎗田晟裕(バッテリー)

→ 助演は選ぶのが難しかった(苦笑)。パッと出てこなかったので… そんな中で、「バッテリー」の原田青波(主人公の弟)役をやった鎗田くんがものすごく人なつこい子どもを演じていて気持ちよかったなってのが理由です。

○助演女優賞
 中村玉緒(椿三十郎(07))

→ これも悩みました。「ALWAYS」の堀北真希さんも良かったと思うんだけど、存在感とインパクトで、「椿三十郎」で睦田夫人を演じた中村玉緒さんを選びました。ホント、演技云々と言うより存在感のみで選んじゃったって感じです(苦笑)。

○脚本賞
 ALWAYS 続・三丁目の夕日

→ 自分で書いた日記を眺め直してみたんですが、この「ALWAYS」が、複線が非常に絶妙に配置されていたなあと思い出したので脚本賞としてみました。人を好きになることを、いろんなキャラクターから、いろんな角度で作り込んでいたのがすごく自然だったので、素晴らしかったです。

○監督賞
 周防正行(それでもボクはやってない)

→ 内容もさることながら、このような硬派で社会派の映画を作って公開しようというパワーに対して監督賞でしょうか。

○作品賞
 それでもボクはやってない

→ 力のあったのはやっぱりこの作品だったんじゃないでしょうか。泣ける映画だったら他にもいろいろあったんですけど、心にズシンとメッセージがあったのはこれでしょう。

○好きじゃなかったで賞
 ファンタスティック・フォー 銀河の危機
 ストリングス 愛と絆の旅路

→ ま、この2作品は「なんだったんだろう?」という感じで…(苦笑) 「ファンタスティック・フォー」はいかにもアメリカ人が好みそうな単純な映画で面白くなかった(汗)。続編が作られた2作目っていうこと自体があまり信じられないッス… って、関係者の方がいらっしゃったらゴメンなさい(汗)。
 「ストリングス」は… 日本語版を庵野秀明氏が監督をされたようなんですが、この作品もなんだかよく分かりませんでした。「人形劇」として作られたんですが、その人形を活かされなかったというか、なんのために人形で映画を作ったのかがよく分かりませんでした… これも関係者の方がいらっしゃったらゴメンなさい(汗)。

 ま、去年の映画鑑賞まとめは以上でした。他にも観たいなあと思った作品は多かったので、ホント、今の日本映画は全体的にノっているって感じがしますね。邦画に良い作品が多いような印象があった一年でした。洋画は「ロッキー」とか「ハリーポッター」とかのシリーズものの大作はあったけど、一本ものでの大作ってありましたっけ? 「ドラゴンボール」を映画化するとか、「インディージョーンズ」の新シリーズを作るとか、ハリウッドでもネタが切れつつある状況なので、今年も邦画にバンバン頑張って欲しいなあと思うところです。
 今年もいろいろと映画を楽しんでいきたいと思います!

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