魔法使い

 今日も体調を戻すために仕事を休んでゆっくりと静養をしていました。ずっと寝ていられるなんてちょっと贅沢な気もしますが、ま、たまには許してくれ給え(笑)。
 ゆっくり休みながら、テレビを観ていたらこんなのをやっていたので見てました。
TBS系列】愛と生命と涙の全記録「余命1ヶ月の花嫁」〜乳がんと闘った24歳最後のメッセージ
 長島千恵さんという女性が乳ガンにかかり、癌の転移もあって余命1ヶ月を懸命に過ごすという内容でした。短い間に模擬だけど結婚式を挙げたり、いろんな仲間が支えてくれたりですごく幸せそうに見えたのが逆に観ていてつらかったですね。ご本人も闘病でつらかっただろうし、周りの方も残念だったろうし。ホント、急激に病状が悪くなっていくのが、観ていてしんどかった。
 こういうのを観ていると絶対思ってしまうのが、ちょっと馬鹿らしいんだけど、「魔法使いになりたい」と思うんですよ。現実的にどうしようもない病に冒されて現代医学では治せない。そうなるとボクには「魔法」くらいしか思いつかなくてね… 摩訶不思議な魔法で病気が治ってくれるなら、なんて馬鹿なことを考えてしまうんですよね。
 馬鹿なことと分かっていても、それが現実になったら… 魔法でもお祈りでもなんでも良いから、治って欲しいんですよね。そんな奇跡が起こって欲しい、そう感じてしまう。魔法の言葉をかけて病気が治ったり、生き返ったり。そんな魔法の世界、あっても良いんじゃないかって。そんなあり得ないことなんだけど、起こっても良いじゃないかって。
 でも、この千恵さんは素敵なことをおっしゃってました。
 「生きているのって奇跡だよね。いろんな人に支えられて生きているんだよね。これで元気になったら、私、すごい人間になれると思う」
 すごい思いがこもった言葉だと感じました。普通に生きていることが幸せだって、どうしても忘れがちですからね。上手く言葉に出来ないけど、すごい言葉だと思いました。
 とにかく千恵さんのご冥福をお祈りいたします。
 ホント、生きていること自体、大変なことですよね。

2件のコメント

  • 私は辛すぎて、ちょっと観てからチャンネルを変えてしまいました。。。
    悔しいけれど、善良な市民がこんな理不尽な運命を背負わされ、悪いことをした人たちがのうのうと長生きをする・・・ということは、現実としてあるのです。そんなときは、「神様が本当にいるのなら、どうしてこんなことが・・・?」と真剣に思います。
    でも、やっぱり、遠藤周作さんが仰ったように、「人生に無駄なものは何もない」、ということも、また思うのです。
    現に、千恵さんの想いは、ショーさんの胸に届いたでしょう?
    ・・・でも、やっぱり辛いね。。。
    私はもし娘が・・・と思うと気が狂いそうになります。

  • 変な世の中になっちゃいましたよね、ホント。
    正直、不公平だと感じますけど、千恵さんが「生きた」
    証は僕らにも伝播し、それぞれの心の中に
    息づくんでしょうね。
    でも、やっぱり短すぎます、ホント。

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