「君たちはどう生きるか」に思いを馳せる

…とは言え時間がない(笑)。

ストーリーを追うのはちょっとネタバレチックにはなるので追わないですけど、冒頭の戦中の火災の風景は、主人公眞人の心象風景として、ものすごく歪んだ画がしばらく続くのが、作画としてはものすごいなあというのが2回目の鑑賞の時に気づきました(笑)。

眞人が、母がいる病院で火事が起こり、母の安否に心が揺れている状況を作画で表現するという今までにない表現方法を用いており、歪んだ画を手書きで動かすのはアニメーション技術的にものすごく難しそうだなあと感じたところではありました。この作画が序盤の見どころの一つだと思います。

その直後に画面が切り替わり、戦車に乗車した青年兵士がアップで映される画となる。空襲により発生した火事から数日経って、失われた街を取り戻すために軍隊が意識高揚のために集団行進をする場面で、「Ask me why(疎開)」が流れ、いきなり最初の曲に心を掴まされます。

久石さんのピアノの音色が中心で弦楽器とビブラフォン(かな?)で奏でられる落ち着いた音楽がすごく素敵で。実はメインメロディは意識的に抜かれている感じで、これからの物語の予感を感じることができる冒頭曲がすごく印象的でした。

…序盤しか書けませんね(笑)。たまには「君たち」に、サウンドトラックも含めて、思いを馳せてみようと思います。不定期になるとは思いますが。

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