BEAUTIFUL HARMONY(2023.4.8)

天翔る歌声が、永遠の時を奏でる
Beautiful Harmony 麻衣withリトルキャロル

3月下旬から4月頭にかけて仕事がすごく忙しくてバタバタしていて、ようやくちょっと落ち着いたところに、麻衣さんとリトルキャロルのコンサートの「チケットが余っている」という情報をかぎつけ、気分転換も必要だろうと勢いでチケットを購入して、弾丸で行ってきました。

本当は昨年開催され、久石さんの懐かしい曲も披露されていた10月のコンサートに行きたかったんですが、仕事とモロ被りで行けなかったので、その時の代わりに参加させていただいた、というのが本当のところですが。

その模様を簡単なレポート、備忘録として記録にとどめておこうと書き記すものです。次の注意事項をご覧の上、お読みいただければ幸いです。1週間かけて書いたので、すでに記憶が無くなっているため、あまりちゃんとしたレポートになっていませんが、ほんの少しでも雰囲気がレポートで伝われば幸いです。

※注意
○このコンサートレポート(備忘録)は記憶をたぐりながら書いていったものであり、記憶が抜け飛んでいるところなどについては、脚色を施している可能性がありますので、完全なコンサートレポートではないことをご了解下さい。
○もし間違いを見つけたり、補記できる項目があれば、コメント欄で書いてもらえると嬉しいです。
日時2023年(令和5年)4月8日(土) 14時から(開場 13:30/開演 14:00)
会場銀座王子ホール
チケット全席指定 5,000円(税込)
出演者出演:VOCAL 麻衣/CHORUS リトルキャロル
ゲスト:PIANO 中島剛
その他主催:日本コロムビア株式会社
製作協力:株式会社コンテンツビジョン

曲目

たがいによろこび God Rest You Merry, Gentlemen 聖歌128番
聖フランシスの祈りの歌
風のとおり道(映画「となりのトトロ」より)
ひまわりの家の輪舞曲(映画「崖の上のポニョ」より)
よろこびかなしみ
いのち
Sleeper’s Prayer
君をのせて(映画「天空の城ラピュタ」より)

休憩

ひこうき雲(映画「風立ちぬ」主題歌)
わたしの光(NHKおじゃる丸スペシャル「わすれた森のヒナタ」主題歌)
Dreamland
いのちの歌(NHK連続テレビ小説「だんだん」より)
Bacharach Medley
The Prayer
Stand Alone(NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」エンディング曲)

アンコール
ディズニーメドレー(「How Far I’ll Go(どこまでも)」~「Let it Go(ありのままで)」)
嘲笑

ひまわりの家の輪舞曲はよかったなぁ(前半)

もうすでに忘れかけているので、前置きは置いておいて、中身だけ書いていこうと思います。

たがいによろこび God Rest You Merry, Gentlemen 聖歌128番」は麻衣さん含め確かリトルキャロルのメンバー9名で、確かろうそくを模したみたいなハンドライトを手に厳かなコーラスを披露してらっしゃったと思います。

聖フランシスの祈りの歌」では、舞台下手から6~7名、追加でリトルキャロルの方が入場され、前の曲で歌われた方たちが舞台後方へ下がり、追加で入ってこられた方が舞台前の方に出られてコーラスを披露されていたと思います。この公演、リトルキャロルの皆さんが全員でコーラスされるものもあったと思いますが、グループ分けされて、メインで歌われる曲のグループを作られて割り振っているような感じがありました。

風のとおり道」はすみません。あまり覚えていません(苦笑)が、この曲から麻衣さんがマイクを持たれてうたわれ始めたような気がします。個人的にはマイクは無い方が良かったんじゃないかなと、あとから思い返しておりました。ボーカルとコーラスがうまく混じっていないような気がして。気のせいだったかも知れませんが、マイクなしでのコーラスの響きを聴きたかったかなと。そんなことを思いつつ、「ひまわりの家の輪舞曲」がやっぱりよかったです、この曲は麻衣さんの曲だし、歌詞の由来(宮崎駿監督のお母さんの晩年を歌ったものでした)を考えると、心に来るものがあります。この曲を聴くためだけにこのコンサートに来たといっても過言ではありませんでした。

よろこびかなしみ」「いのち」は続けて歌われていたと思うんですが、「よろこびかなしみ」は麻衣さんが作詞された曲だという説明が確かあったかと思います。トヨタミニバンのCMで使われていたようです。「いのち」という曲は、シスターをされている古木涼子さんという方が作られた曲だそうで、何かのイベントで歌わせてもらって、ぜひまた歌いたいと麻衣さんが思って、許可をもらって曲目に加えたというお話をされていたと思います。

Sleeper’s Prayer」は久石さんと同じスタイルである「ミニマルミュージック」を扱われるデイビット・ラングさんの作詞作曲です。コーラスの方にマイクを持ってもらって、麻衣さんが自分の両手を使いながらミニマルミュージックの説明をされようとしてちょっと難儀していました。なかなか説明が難しいです。曲自体は夜眠るときに邪気が近づかないようにお祈りをするための曲だというお話をされていたと思います。コーラスの方が6名程度ステージ前方に出てこられて歌い始めましたが、ミニマルミュージックなので淡々と一定のリズムで繰り広げられるメロディだったので、ちょっと心地よくなって一瞬寝落ちていたような気がします(苦笑)。

前半最後の曲、「君をのせて」でした。が、すみません。「ひまわりの家の輪舞曲」目当てだったので、あまり覚えていません(汗)。好きな曲ではあるんですが…

以上で前半が終了となり休憩となりました。休憩時間の確認はしなかったんですが、15分程度の休憩時間があったのではないかと思います。ken*さんとかむーんさんとお話させていただいていたらあっという間に休憩時間は終わってしまいました。

「Stand Alone」もよかったけど「いのちの歌」もよい(後半)

後半は、麻衣さんが青いドレスに着替えられて、ピアノの中島さんと登場してきました。最初はお二人だけのようです。

ひこうき雲」は、そういうことでピアノの伴奏に麻衣さんのボーカルのみという構成でした。麻衣さんの世界観の「ひこうき雲」となっていましたが、最後の一番高音になるファルセットの部分がちょっと声が途切れてしまったのが惜しかったなあと感じました。

わたしの光」はおじゃる丸の主題歌に使われたそうで、すみません、知りませんでした…(汗) 作詞は麻衣さんで、作曲は村松崇継さん。村松さんは「思い出のマーニー」などの音楽を担当されているので知られているかなあと思いますが、リトルキャロルの方が4名ほどステージに来られて一緒に歌われていたと思います。

Dreamland」は中部電力のCMで使われている曲で、2012年から使われているようですが、今も流れているそうで、コンサートで麻衣さんも「長く使っていただいてうれしい」といったお話をされていたように思います。

いのちの歌」は、NHK連続テレビ小説「だんだん」で使われていた挿入歌ですが、まったく観ていなかったので知りませんでした… まなかな姉妹が主役で2008年度に放映されたそうで、このドラマの音楽も村松崇継さんでした。歌ったのは竹内まりやさん。改めて聴き返すとよい曲だなあと思い、竹内さんバージョンとまなかなバージョンの音源を購入してしまいました。「わたしの光」「Dreamland」とこの曲まで、リトルキャロルの方が前半と同じようにグループに割り振られて小編成のコーラスをホールを響かせていたように記憶しています。

Bacharach Medley」は、アメリカ出身の音楽家バート・バカラックが今年2月にお亡くなりになったため、追悼の意味も込めてバカラック・メドレーと題していくつかチョイスして歌われていました。バート・バカラックは全く存じ上げなかったんですが、ビージェイ・トーマスが歌う「Raindrops Keep Falling On The Head」(邦題は「雨に濡れても」)は多くの人が一度は聞いたことがあるメロディではないかなと思います。そういった有名な曲を作り出した作曲家が亡くなっていたんですね。

The Prayer」はいろんな方が歌っていらっしゃる曲だそうで、オペラ歌手の方が朗々と歌い上げるバージョンもあるそうですが(YouTubeで検索するといろんな方のバージョンが出てきます)、リトルキャロルの「The Prayer」は、歌い上げるスタイルではなくハーモニーで聴かせるものとなっていたと思います。

プログラム最後の曲、「Stand Alone」も注目の曲でした。久石さんの作曲した曲を、娘の麻衣さんがステージの真ん中でコーラスをリードして歌われるのを聴くのはやっぱり心地よかったです。オリジナル歌手のひとりですからね。

アンコール

会場から「ブラボー」の声がかけられ、大きな拍手が舞台上の皆さんに送られます。麻衣さんはピアノの中島さんとリトルキャロルの皆さんに対しても拍手を向けられ、ピアノの中島さんも麻衣さんとリトルキャロルに、リトルキャロルの皆さんもピアノの中島さんと麻衣さんへ、皆さんお互いに拍手を送られていました。

一度、麻衣さんが舞台袖に戻られ、再度、入場された際にマイクを手にちょっとした説明をされ始めました。

たしか、今年は東京ディズニーリゾートが今年で40周年を迎えたということで、そちらに便乗して、12月にディズニーの曲をお送りするリトルキャロルのコンサートを開くというアナウンスがされました。今回はそのうち、2曲をメドレーにして練習してきたので、そちらをアンコールで聴いていただきたいというお話をされて、麻衣さんもリトルキャロルの整列に入って、「ディズニーメドレー(「How Far I’ll Go(どこまでも)」~「Let it Go(ありのままで)」)」を披露されました。…と思うんですが、ほとんどもう覚えていない(苦笑)。「How Far I’ll Go」っていうモアナのテーマ曲をやられたらしいんですが、ディズニーが全然分からず、記憶に残ってません。記憶違いをしていたら教えていただけると幸いです。

そしてもう1曲アンコールをされるということ。麻衣さんがマイクを手に説明をされました。自然には勝てないなあと感じていると話され、自然の風景の美しさに勝てないという面もそうだし、一方で台風の災害とかで人間が自然に勝てないという面もそうだろうと。そういったいろんな面を持つ「自然」が好きだとおっしゃっていて、そんな自然をうたう歌が麻衣さんは好きなんですと言われて、「夜空」「星」を歌う曲を選び、ビートたけしさんが作詞、玉置浩二さんが作曲(説明では間違って作詞・作曲を逆に話されてたとは思いますが…汗)された「嘲笑(ちょうしょう)」という曲を最後に歌うという説明をされました。この曲、正直なことを言うと初めて聞いた曲だったんですが、『♪星を見るのが好きだ。夜空を見て考えるのが何より楽しい』という出だしの歌詞から素敵な歌だなあと感じて、コンサート終了後に早速ダウンロード購入しました。素朴な歌詞ではあるものの、そういった素朴なものがコーラスには合ってますね。この曲、アルバムに収録されていないのは惜しいなあと思っちゃいました。いつか、「嘲笑」を何かに収録してほしいです。

あとがき

途中ですこし書きましたけど、個人的には「生音」が好きなので、ホール的にはそんなに大きなところではなかったので、PA(音響機器)無しでやったらどうだったのかなあというのが気になりました。リトルキャロルの皆さん全員にマイクがあったわけではなかったので、麻衣さんの歌声と、リトルキャロルの皆さんの歌声のバランスがそもそも違うんでしょうけど、なんとなく生音の方がコーラスのハーモニーがもっと楽しめたような気がします。これはボクの嗜好的な部分が強いような気がします。

今回、ピアノ演奏を急遽中島さんがやられたわけですが、紙の楽譜と、iPad(かな?)のデジタル楽譜を曲で使い分けられていたんですが、デジタル楽譜もページめくりのスワイプをしなくてはいけないんですが、中島さんのスワイプが超スピードで右手でされていたのが印象に残ってます。スワイプの速さがすごくて、それがまだ目に焼き付いてます(笑)。ボクは音楽と関係ないところを気になる習性なのかも…(苦笑)

そんなことを言いつつ、良い気分転換をさせていただきました。麻衣さんとリトルキャロルの、本当に天使の歌声と言っても過言ではないコーラスが、身体の邪気を払ってくれたような気がします。そんなコンサートでした。

レポートとしては、まったくコンサート全体をしっかり表現できたものになっていないんですが、ほんの少しでも当日の雰囲気が伝えることができれば、と思います。拙い文章ではありますが、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。

ショー
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