時には昔の話を

今日は日本テレビ「金曜ロードショー」で、『紅の豚』の放映があったため、先週の『千と千尋の神隠し』に引き続いて観てしまいました。

昔はあまり良さが分からなかったんですが(苦笑)、今になって「良いなあ」と思えるというか。あまり考えずに楽しめるお話だけど、ジーナが庭でずっとポルコのことを待っている切なさってのも憧れるなあなんて思いながら、眺めていました。

さらには久石さんの音楽も素晴らしい。「狂気(Madness)」や「帰らざる日々(Bygone Days)」が度々アレンジされてコンサートでよく演奏されていたりしますが、他の曲も良い曲が多く、埋もれてしまっている曲に光を当てて欲しいなあなんて個人的には思ってます。「時代の風」「Friend」も良いし、「遠き時代を求めて」「夏の終わりに」「失われた魂」も捨てがたい。

でもさらに印象が強いのが加藤登紀子さんが歌う「時には昔の話を」なんだよなあ、と。映画の最後の締めは「時には昔の話を」がふさわしいよなあと思っちゃいます。久石さんの曲では無いんですけど、ものすごくマッチしてますよね、加藤さんの歌声もそうだし、歌詞もそう。もしかしたら、宮崎監督がこの曲からインスピレーションを受けたんじゃないかと思うくらい。(曲がリリースされたのが1987年で、紅の豚の公開は1992年ですし。)

…そうか、久石さんが紅の豚のオーケストラ化をされないのはもしかしたら「時には昔の話を」の影響もあるのかもなあ。

(上の画像はアマゾンリンクとなってます。)

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