山形交響楽団特別演奏会 いわき公演 クリスマスコンサート

※注意
○とりあえず推敲完了しました。まだ変なところあると思いますが…(2021.12.24 22:30)
○このコンサートレポート(備忘録)は記憶をたぐりながら書いていったものであり、記憶が抜け飛んでいるところなどについては、脚色を施していますので、完全なコンサートレポートではないことをご了解下さい。
○もし間違いを見つけたり、補記できる項目があれば、コメント欄で書いてもらえると嬉しいです。

先日、山形交響楽団のドラクエコンサートに行ったときに、地元でコンサートがあるということでチケットを買ったので、簡単に備忘録として書いておきます。

日時2021年12月23日(木) 19時から
(開場 18::00/開演 19:00 ※18:45よりプレ・コンサート・トーク)
会場福島県いわき市・いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール
チケット全席指定
3,500円 ペア券 6,000円 U25(25歳以下) 2,000円
出演者指揮  阪 哲朗
ピアノ 横山幸雄
演奏  山形交響楽団/ソロ・コンサートマスター 髙橋和貴
その他主催:公益社団法人 日本オーケストラ連盟
   公益社団法人 山形交響楽協会
   いわき芸術文化交流館アリオス
※文化庁 大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン事業

曲目

アンダーソン:クリスマス・フェスティヴァル
Leroy Anderson (1908-1978) : A Christmas Festival

チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」より
Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893) : From “The Nutcracker”

 ~オーケストラのために名曲を選りすぐった”組曲”、
    華やかなトランペットの調べが美しい”スペインの踊り”と、
            クライマックス”グラン・バ・ド・ドゥ”を加えて~

 組曲 Op.71a より 小序曲 I. Miniature Overture
 組曲 Op.71a より 行進曲 II.March
 第2幕 第10曲 スペインの踊り Act II Tableau 3: Divertissement: a. Chocolate -Spanish Dance
 第2幕 第14曲 グラン・パ・ド・ドゥ Act II Tableau 3: Pas de deux: The Prince and the Sugar-Plum Fairy
 組曲 Op.71a より 金平糖の精の踊り III. Dance of the Sugar Plum Fairies
 組曲 Op.71a より ロシアの踊り(トレパーク) IV. Russian Dance, “Trepak”
 組曲 Op.71a より  アラビアの踊り V. Arab Dance
 組曲 Op.71a より  中国の踊り  VI. Chinese Dance
 組曲 Op.71a より  葦笛の踊り  VII. Dance of the Reeds
 組曲 Op.71a より  花のワルツ  VIII. Waltz of the Flowers

  ーー 休憩 Intermission ーー

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30
Sergey Rachmaninov (1873-1943) : Piano Concerto No.3 in D Minor, Op.30
 I. Allegro ma non tanto
II. Intermezzo: Adagio
III. Finale: Alla breve

アンコール グノー:アヴェ・マリア Encore: C.Gounod “Ave Maria“
 ※アンコールの曲名は未確認です。間違っていたらごめんなさい。

プレトーク

開演前にプレトークが実施され、本日指揮をされる山形交響楽団常任指揮者の阪哲朗さんと、山形交響楽団の偉い方(すみません、お名前を失念しました…)がお話をされました。部分的にしか覚えていませんが、次のようなお話をされていたかと。

・阪さんがドイツで活躍されていたのが長かったので、ドイツのクリスマスはどんな感じなのかという話をされ、ドイツのクリスマスは、昔の日本の正月みたいで、24日の午後から26日までスーパーなどが休みになってみんな自宅でゆっくり休んでいるというお話がありました。返って正月は花火が打ち上がるなど、派手にお祝いするんだそうです。

・チャイコフスキーとラフマニノフについての話もありました。チャイコフスキーについては、当時新しくできた楽器である「チェレスタ」を早速楽曲に取り入れるといった先鋭的なことをされる方だったそうです。そのチャイコフスキーの弟子(同じロシアの作曲家)として注目されていたラフマニノフ、というお話をされていたかな。チャイコフスキーの演奏の記録は残っていないけど、ラフマニノフの演奏の記録はちゃんと残っていて、現代の私たちでもラフマニノフ本人の演奏を楽しめるとの話がありました。

・ピアノを弾かれる横山幸雄さんのお話もされていて、横山さんのピアノが非常にパワフルで音が大きく、指揮されている阪さんが「オーケストラの音が聞こえなくなるくらい」だとのこと。ピアノの蓋を上げて、その反対側に指揮者である阪さんが立っているため、音のはね返りで若干消音されるはずですが、それでもピアノの音色が大きく聞こえてきており、すごいという話をされてらっしゃいました。それと、横山さんは腕が4本、指が数十本あるんじゃないかってことを冗談でおっしゃってましたね(笑)。

開演

プレトークが終わった後、さほど間を置かずに山形交響楽団の皆さんが会場から拍手を送られながら入場されます。音合わせののち、指揮者の阪さんが登場し大きな拍手が送られ、早速、演奏が始まりました。

クリスマス・フェスティヴァル』って、「きよしこの夜」とか「ジングルベル」などのクリスマス曲のメドレーなんですね。誰でも組み合わさった楽曲ですね。山形交響楽団さんの煌びやかな音色がホールに広がって、やっぱり演奏が上手いなあと感じました。その上、ホールの響きも、音が直接身体に浴びせられるわけではありませんが、「ふわっ」と広がる伸びやかな音が耳に届くって感じで、演劇にも使われる多目的ホールではあるんですが、この「いわき芸術文化交流館アリオス」は国内でも有数の良い響きのホールだと思うので、是非とも多くの方に体験して欲しいなあと思うところです。

『クリスマス・フェスティヴァル』 の後、舞台袖からガラガラと指揮台の前にセッティングされる「チェレスタ」が。普通はチェレスタってピアノを弾く方が兼務されることが多いと思うんですが、「そういえば、誰が弾くんだろう?」という一つの疑問が。ピアノの横山さんが弾くのかなあとか思っていたんですが…

バレエ音楽「くるみ割り人形」より』の演奏が始まりましたが、よく知られている曲ばかりでした。クラシック初心者でも安心の曲をチョイスしていただいたようです。それぞれの曲は覚えてませんけど、「金平糖の精の踊り」で、準備されたチェレスタの演奏がされたんですが、実はこの公演で一番ビックリしたことがありました。指揮の阪さんがサッとチェレスタの前に座られて、その素早い動きに「!?」と驚いてしまいました。指揮者の阪さんの弾き振りでした。結構チェレスタの出番が多いんですが(というか、ほぼ出ずっぱり)、阪さんの演奏が非常に軽やかで素晴らしかったです。演奏しながら、後ろからですけど、顔の上げ下げとかで指揮をされている場面もあったようで、貴重なシーンを見させていただきました。

あと、「中国の踊り」って、この曲なんだなあというのが正直な印象です。某YouTubeで眺めましたが、全然、曲調が「中国」ってイメージを持っていませんでした。可愛らしい曲調って感じ(苦笑)。

葦笛の踊り」「花のワルツ」で、「くるみ割り人形」の代表的な曲で大団円です。「花のワルツ」の出だしのハープソロが美しかったですね。そして、阪さんの指揮のリアクションが大きく、楽しげで良かったです。細かい指示も結構出されていて見ていて飽きません。そして、大ボリュームでの大団円は壮観でした。「ジャーン!」と終わるとなぜか清々しく感じますよね。大きな拍手が山形交響楽団の皆さんに送られていました。

(20分休憩)

20分の休憩を挟んで後半に移ります。休憩を挟んで指揮台の前にグランドピアノが配置されておりました。オーケストラの皆さんは前半と較べてさらに少し配置が広くなった印象があります。左奥側にはどなたもいらっしゃらない感じだったと思います。そうそう。ストリングスは左から第一バイオリン、チェロ、ビオラ、第二バイオリンという配置で、第一バイオリンの奥にコントラバスだったかな。古典的な対向配置と呼ばれる配置のようです。確か、多賀城市のドラクエコンサートもこの配置だったと思います。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調」は、横山さんのピアノのパワフルさが凄かったです。プレトークでもピアノの音量が大きいとお話しがあったんですけど、オーケストラの音に負けていないピアノっていう構図で、音の力が1対1という印象で、見事にピアノからものすごい音を出されていました。横山さんはおそらく楽譜は置かれていないようで、時には目をつむりながら優しく、時には力強く鍵盤をはじき出したり、力強さと軽やかさがあった演奏だったと思います。

クラシックを知らないボクでも「ラフマニノフ」はピアノ演奏が難しい(「のだめカンタービレ」でそんなこと言っていたような…笑)のはなんとなく知っていて、パッセージが速いところが多い印象を受けましたが、横山さんがそれこそ腕が4本、指が数十本あるように、軽やかに力強く弾いていって、凄く簡単そうに弾いているのが印象的でした。

ただ、やっぱりボクはクラシック初心者。2楽章、3楽章はウトウトしてしまいまして…(苦笑) たぶん部分的に意識が飛んでいたと思いますが、逆に言うと心地よかったんだろうと思います。ただ、部分的に力強いパッセージが出てきて、「ビクッ」っと起こされるという…(苦笑)

すみません。クラシック素人なので、たいした表現もできないんですが、力強いラストを迎えて、客席から大きな拍手が。一部の方はスタンディングで拍手をされていました。横山さんが何度か舞台袖とステージ中央を行ったり来たりして、拍手に答えてらっしゃいました。そうそう。拍手中に女の子が花束を渡された一幕もありましたね。

アンコールでは、曲名に確信は無いんですが「グノー:アヴェ・マリア」が演奏されました(と思います)。横山さんのソロです。ラフマニノフから一転して、ゆったりとした美しい調べがピアノから流れてきました。きれいとしか言いようがないです。

そんな美しい調べにのってコンサートは終了しました。こういった非日常を体感できる機会を定期的に持った方が精神衛生的に良いですよね。心が豊かになるというか。

できれば、山響さんに地元で是非「ドラゴンクエスト」コンサートをやって欲しいなあという希望を述べさせていただいて、ひとまず備忘録を閉じようと思います。簡単な備忘録にしようと思ったのに、そんなに簡単にならんかった…(苦笑)

書き上げ 2021.12.23 23:59
校正 2021.12.24 22:30

ショー
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