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2010年2月5日
【YOMIURI ONLINE】ABSに原因、プリウス不具合でトヨタ見解
アメリカでアクセルペダルがフロアマットに引っかかり車を停止できなくなる問題に引き続いて、ABSの制動に問題が発生と、トヨタのプリウスに火が付いた状態です。あれだけ「環境性能」に注目を浴びてバカ売れしていたのに、ケチが付いた格好になっちゃいました。
ABSの件は、報道ステーションでの情報では、ブレーキの制動系統が2つあって、その系統がABS作動で切り替わるときにタイムラグがあると言うことで、聞いている感じだとプログラム上の問題のようですね。今、供給されているプリウスでは問題を解消したプログラムに書き換えられているようですし。
様々な技術力が高くなってきたけど、それだけ利用者の要求も急激に強まってきたもんだから、昔みたいに少数の技術者がひとつのものを作り上げる時代から、それぞれの分野の専門家が業務分担をしてひとつのものを作り上げてるようにならざるを得ないから、微妙なところへの気配りが出来ないものづくりに対しての体制になっているのかなあと推察してます。
たぶんプログラムの部分もそうだし、アクセルペダルが引っかかるところも、個別に見れば問題がなさそうに見えるんだと思います。でも、他のものと組み合わせると、わずかな差、というかブレみたいなところで問題が生じてしまったんじゃないでしょうか。
車なんかは機械の分野、電子機器、プログラムの分野など、多岐に渡っているから一人の手で掌握するような状況ではないですからね。こういった新しいものを作り上げるときは、ものすごく大変な環境だと思います。
かといって、じゃあどうすればいいのっていうのがなかなか出てこないところではありますが。