相棒-劇場版-
最近、忙しくて身体がだるかったので日記を休みがちです。すんまそん。
「相棒」を観てきました。テレビ朝日系列のドラマが映画化されて結構評判が良いと聞いたのでじゃあ観ようというノリで。
で…、率直な映画の感想ですが… 面白かったんですけど、やっぱりテレビドラマのスペシャル版ってところでしょうか。ただ、犯人捜しのところでは一杯引っかけられた感が…って、ネタバレになっちゃうかな?(苦笑)
水谷豊扮する杉下右京と寺脇康文扮する亀山薫のアンバランスで軽妙なやり取りが映画版ではあまり出てこないため、どちらかというとテレビドラマ版をしっかり観ている人じゃないと映画版での雰囲気がイマイチ掴めないんじゃないかなと感じました。でも、映画館では結構客席が埋まっていたので、ドラマ自体結構人気もあったし、その辺りは割り切って演出しているのかなという感じもします。
トリックのところはちょっと強引な感じも否めなかったですが、ま、ドラマとしてそれなりに仕上がっていました。ズッシリするようなものとかが好きな僕としてはちょっと物足りない感じでしたけど。ま、そこは仕方ないところかも知れません。
でも、ふと思ったことがあったので、「続きを読む」に書いておきます。思い切りネタバレになっちゃうので。映画を観た人、またはネタバレOKな人だけ読んでください。って、こういった映画はネタバレしちゃうと楽しめなくなっちゃうんで気をつけて。一部、ツッコミありです(苦笑)。
…にしても、登場人物として出てきた元首相の御厨(みくりや)氏ですが、こんな名字、あったんですねぇ。ずっと「Myclear」とかの海外っぽい名前だとばかり…(大馬鹿者。しかもスペルいい加減だし…)
オーナーのお薦め度
相棒-劇場版- ★★★★☆☆ 星4つ
(悪くはなかったんですが、先に書いたとおりインパクトが無いというか。逆に「安心感」を持って観られるというメリットにもなるんだろうけど… 音楽はあんまり覚えていないんですが、結構良い音楽が流れていたような感じです。作曲は池頼広さん。知らない…(汗) いろんな人が居ますねぇ。にしても今日のお薦め度はちょっと辛めかなぁ。)
タイトル間違えてました…(汗) 「相棒-映画版-」と書いてました(汗)。失礼!!
★★★★★ ネタバレ有り 要注意!! ★★★★★
…で、ネタバレ的な部分ですが。
扱っている内容が、海外で起こった邦人人質事件なんですが、政府が情報操作をしてマスコミを煽動し、青年を1人見殺しし、その家族を不幸に追いやってしまったことが発端にしたストーリーとなっていて、マスコミが人質となった青年に、勝手に退去勧告の出ている地域にいったせいであり自業自得だというバッシングを浴びせているんです。
似たような事件で、というかほとんどモチーフとして使ったと言って良いと思うんですがイラクの邦人人質事件ってありましたよね。
この時、マスコミが人質たちをバッシングしていて、当時ボクはその状況に疑問を思っていたんです。彼らは確かに退去勧告の出ている国に勝手に入っているんだから非もあるんだけれど、人道支援をしようとしていたり(殺されてしまった青年の事件では、青年の渡航目的が今ひとつ分からなかったように記憶してますが…)して、その上危険にさらされているのに、みんなで本人たちに総バッシングする必要は無いのではないかと思っていたんです。
で、そんなストーリーのこの映画なんですが、実はテレビ朝日開局50周年で作成された映画なんですよ。
ま、勝手にボクが感じただけなんですけど、『テレビ朝日はどういうつもりでこの映画を送り出したのだろうな』と思ってしまったわけです。報道機関としてこれからの姿勢を表明するつもりなのか。
まあ、テレ朝には全くそんなつもりは無いんだろうけど(爆)。
ボクは当時のテレビ朝日の報道は覚えていないのでなんとも言えないんですが、そんなことを思い切り気にしてしまったので…(苦笑) そういうツッコミをする人がいても良いかなあなんて、ね(笑)。
そうそう。ネタバレついでに気になったのをもう一つ。
チェスを使ったトリックネタが使われたんですが… そもそも、杉下右京と、犯人の木佐原、そして元首相の御厨(みくりや)がチェスが好き(あるいは強い)ってのはなかなかな確率だよなぁというのと(笑)、チェックメイトした時の盤上の模様がマラソンコースになっているっていうのはあり得ないなと(爆)。
ま、それは万が一あり得たとひとつ譲ったとしても、透明なチェス盤の下に、マラソンコースの地図をはめ込んで、ここのポイントに何があって、とかとやるのは余りにも強引かななんて。地図の縮尺ひとつでまるっきりポイントが変わってしまうではないですか!!(爆)
というツッコミは大人な対応のできる人はしてやらないでください(笑)。ボクは子どもなので思わず言ってしまいました(苦笑)。
おぉ、ショーさんも観て来たんですね!
私も観て来ました〜(笑)。
チェスのことはわからんのでなんとも言えないんですけど、
ドラマより笑い要素が少なかったですよねー。
え?そういう問題じゃない??
このドラマは何かと考えさせられる話題が多いですよね。
>きゆさん
いやいや、その「笑い」の部分ですよ!
杉下右京と亀山薫とのアベコベなやり取りの部分が
面白さのひとつなんですけど、そういう箇所がほとんど
なかったような…
…といろいろ言いつつ、シリーズ自体は僕はそんなに
観ていなかったりします(苦笑)。