〔備忘録〕JOE HISAISHI ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA SPECIAL TOUR 2025/STUDIO GHIBLI FILM CONCERT TOUR FINAL AT TOKYO DOME(2025.7.17)
※注意 ○このライブレポート(備忘録)は記憶をたぐりながら書いていったものであり、記憶が抜け飛んでいるところなどについては、脚色を施している可能性がありますので、完全なライブレポートではないことをご了解下さい。 〇音楽的な知識はあまりありませんので、誤ったことを言っていることがあります。その辺は気を付けながら(?)お読みください。 ○もし間違いを見つけたり、補記できる項目があれば、コメント欄で書いてもらえると嬉しいです。 |
日時 | 2025年7月17日(木) 開場:17:30/開演:19:00 |
会場 | 東京・東京ドーム |
チケット | S席 15,000円(税込) A席 13,000円(税込) B席 8,500円(税込) グループシート 15,000円×4名分(税込) |
出演者 | 指揮:久石譲 管弦楽:ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 合唱 :東京混声合唱団/ブルックリン・ユース・コーラス/リトルキャロル ソプラノ : エラ・テイラー ヴォーカル:麻衣 マンドリン:マリー・ビュルー マーチング:陸自東方・第1 音楽隊/海自東京音楽隊/空自航空中央・中部航空音楽隊 |
その他 | 企画:ワンダーシティ 主催:日本テレビ/プロマックス/イープラス/ローソンチケット/第一通信社 制作:プロマックス 運営:サンライズプロモーション東京 協力:スタジオジブリ |

曲目
1.NAUSICAÄ OF THE VALLEY OF THE WIND
風の谷のナウシカ
The Legend of the Wind
Nausicaä Requiem
The Battle between Mehve and Corvette
The Distant Days
The Bird Man
2.KIKI’S DELIVERY SERVICE
魔女の宅急便
A Town with an Ocean View
Heartbroken Kiki
Mother’s Broom
3.PRINCESS MONONOKE
もののけ姫
The Legend of Ashitaka
The Demon God
Princess Mononoke
4.THE WIND RISES
風立ちぬ
A Journey (A Dream of Flight)
Nahoko (The Encounter)
A Journey (A Kingdom of Dreams)
5.PONYO ON THE CLIFF BY THE SEA
風の上のポニョ
Deep Sea Pastures
Mother Sea
Ponyo’s Sisters Lend a Hand – A Song for Mothers and the Sea
Ponyo on the Cliff by the Sea
6.CASTLE IN THE SKY
天空の城ラピュタ
Doves and the Boy
Carrying You
The Eternal Tree of Life
7.PORCO ROSSO
紅の豚
Bygone Days
8.HOWL’S MOVING CASTLE
ハウルの動く城
Symphonic Variation “Merry-Go-Round + Cave of Mind”
9.SPIRITED AWAY
千と千尋の神隠し
One Summer’s Day
Reprise
10.MY NEIGHBOR TOTORO
となりのトトロ
The Path of the Wind
Hey Let’s Go
My Neighbor Totoro
【ENCORE】
Ask Me Why -from “THE BOY AND THE HERON”(君たちはどう生きるか)
Madness -from “PORCO ROSSO”(紅の豚)
Ashitaka and Sun -from “PRINCESS MONONOKE”(もののけ姫)
TOUR SCHEDULE
日付 | 開演時間 | ホール名 |
2025年7月16日(水) | 19:00 | 東京ドーム |
2025年7月17日(木) | 13:00 | 東京ドーム |
2025年7月17日(木) | 19:00 | 東京ドーム |

本当の備忘録です。忘れちゃうので箇条書き。
今回は久石さんがピアノを弾いたのが多くて、それだけで涙してしまいました。「風の谷のナウシカ」の”The Legend of the Wind”(風の伝説)、「風立ちぬ」の”A Journey (A Dream of Flight)”(旅路(夢中飛行))、「紅の豚」の”Bygone Days”(帰らざる日々)、「ハウルの動く城」の”Symphonic Variation “Merry-Go-Round + Cave of Mind”(『人生のメリーゴーランド』の冒頭部分)、「千と千尋の神隠し」では”One Summer’s Day”(あの夏へ)、アンコールでの「Ask me why」、「Madness」「アシタカとサン」と弾きどおしで、40代から50代のころのバリバリのピアニストだったころの久石さんを思い出して、演奏するお姿を観る度にウルっと来てしまいました。日本国内では近年になく、ものすごく演奏が多かったと思います。
アリーナ席Cブロックの2列目で鑑賞したんですが、一長一短があって、画面を見る分には3つもあるのでどうにかなるんですが、久石さんご本人を直接観たい場合は前に座る方の頭が邪魔になっちゃいます。なので結構前傾姿勢をとって、前の方の肩口から久石さんの指揮、ピアノ演奏のお姿を観ながら、ちょっと一部では嗚咽をしていたところも…(汗)
しょっぱなの「風の谷のナウシカ」から、指揮台から降りてきてピアノの演奏する久石さんを目にして、涙してしまいました。この数年、国内ではあまりピアノの演奏をされてこなかったため、あの印象的な久石さんの独特なピアノの音色に感動してしまいました。「ナウシカ」は近年、弾いてなかったのでは?(海外では分からないですけど…)
つづいての曲は、パリ公演では「もののけ姫」だったところ、本公演では「魔女の宅急便」が先に流れてきました。やっぱり、この曲は「Mother’s Broom(お母さんのホウキ)」ですね。ロイヤルフィルのコンマス、ダンカン・リデルさんが素晴らしいソロを務めてくれました。実は、昼公演と夜公演の合間に、ファンの皆さんと近くでお茶をしようということになって、とあるお店に入ったら隣のテーブルにコンマスのダンカンさんがいるという奇跡が… 私は鑑賞前だったのでパッと気づかなかったんですが、「日本の観客の皆さんは素晴らしい」というお話をしていただけました。
「もののけ姫」は、「アシタカせっ記」ももちろん良いんですが、エラ・テイラーさんの「もののけ姫」が良かったです。昨年の「FUTURE ORCHESTRA CLASSICS VOL.7」でもソリストとして出演されており、今度の8月にはその演奏の模様が「Joe Hisaishi Conducts」という作品にも収録されますので楽しみにしているところ。
エラ・テイラーさんのボーカルはすごかったです。マイクを使ってのものでしたが、力強くて、「もののけ姫」の曲の締めのところは、エラさんの独壇場でした。エラさんの声のみ、ドームに響く感じで、神々しかった。しかも声がすごく伸びて、息が長く続くなあと。肺活量が凄いんでしょうね。そういえば、エラ・テイラーさんの「もののけ姫」の歌唱が始まるときに、マイクのスイッチを入れるときの「ポン!」って音が入ってましたね。おそらくブルーレイ等のリリースされている時には消えてるかなと思いますが…(リリースされるものだと思い込んでます…笑)
「風立ちぬ」はマンドリンを演奏したマリー・ビュルーさんと久石さんのピアノの掛け合いから曲が始まりました。久石さんがマリーさんに向かって小さな指揮をしてお互いリズムを合わせての2人の合奏から曲が始まったと思います。マリー・ビュルーさんが、途中、ピアノの演奏を終えて指揮台に戻った久石さんの指揮を観ながら演奏される時に見せる笑顔が印象的でした。
でもピアノとマンドリンを向き合わせにした方が演奏しやすかったでしょうに、同じ方向に向かせちゃったのは会場の制約でなんでしょうかね。ちょっと気になっちゃいました。
「崖の上のポニョ」は「Mother Sea(海のおかあさん)」が好きなんですが、この曲もエラ・テイラーさんの歌唱が素晴らしかったですね! 日本語の歌唱がすごく綺麗でした。一方、「Ponyo on the Cliff by the Sea(崖の上のポニョ)」は合唱隊の皆さんの英語歌詞による合唱でした。日本語で歌うものと、英語で歌うものとバランスを取っていたんだろうと思います。
「天空の城ラピュタ」は陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊の音楽隊の皆さんが指揮者(久石さんではなく)の指揮で入場しながら演奏をし始めてくれました。両サイドから半分ずつ入場され、結構距離が離れているんですけど、最終公演は大きく音のズレは感じず、どのように音を合わせているのかなと聴きながら気になってました。音の速さって秒速約340メートルなので、結構ズレるはずなんですけど、ボクにはそんなに大きな違和感は感じませんでした。
自衛隊の皆さんがステージ前に入ってこられて、ステージ上には久石さんのコーラス隊の皆さんが残り、いつの間にかロイヤル・フィルのメンバーはステージから捌けていました。入場時の「Doves and the Boy(ハトと少年)」、「Carrying You(君をのせて)」「The Eternal Tree of Life(大樹)」の3曲の演奏で、自衛隊の皆さんの演奏とコーラスの皆さんの歌声は非常に素晴らしく、特に女性コーラスの皆さんの歌声は、聴いていて「天使の歌声」ではないかと感じたくらいでした。素晴らしかったと思います。
ただ、コンサートの構成上、仕方ないのだろうと思うんですが、「天空の城ラピュタ」は冒険活劇としてすごく好きでファンになったきっかけの映画だったので、ロイヤル・フィルでの演奏も聴いてみたかったなあという思いもあったりします。ま、そこは過去のWDOで演奏されているので、そちらで我慢しますが(苦笑)。
自衛隊の皆さんが退場された後、ロイヤル・フィルのクラリネットとトロンボーンの方を中心に一部の皆さんがステージ上に来られて、ピアノの久石さんを囲む布陣となりました。「紅の豚」の「Bygone Days(帰らざる日々)」この曲の久石さんがジャジーにピアノを弾く姿がかっこいいですよね。そして途中、ロイヤル・フィルの皆さんが指を鳴らしてリズムをとってくれつつ、ほとんど久石さんがピアノを弾いてくれていたのが、嬉しかったです。
一旦、皆さん、ステージサイドに捌けたあと、ロイヤル・フィルのフルメンバーがステージに戻ってきて、再度、チューニングをされて、後半ということになるのでしょうか。とはいえ、今回は休憩なしの公演となってます。2時間強のぶっ通し公演で、久石さんも体力的にはなかなか大変なのではないかなと思います。
引き続き、「ハウルの動く城」は「Cave of Mind(星をのんだ少年)」の部分では映像に引き込まれていました。ここだけ、久石さんの姿を追うより、ハウルの映像とトランペットの音色に心を奪われていたんだと思います。トランペットの調べは引き込まれるものがあるのはもちろん、「ハウルの動く城」の映像自体が不思議と見入っちゃう力があると思います。そうそう、現地で観ていて、途中、トランペットの皆さんが4人いるのに、ひとりだけ休憩している場面が映像に映し出されていて、「あれ? なぜ一人だけ吹いてないんだろう?」なんて思っていたんですが、その後なるほどと納得しました。休憩していた方、主席奏者の方で、「Cave of Mind」のトランペットソロを吹くから、少し休憩されていたのでした。
それに引き続き「人生のメリーゴーランド」も、やっぱり久石さんのピアノだと映えるなあと思います。この公演では本当に久石さんがたくさん弾いてくれていて、これまでは指揮が主って感じだったんですけど、この日は本当に『弾き振り』という感じですごかったです。にしても、この「人生のメリーゴーランド」を現地で聴いてて、海外は行ったことないですけど、ヨーロッパの雰囲気が感じられて、このロイヤル・フィルの演奏が「ハウルの動く城」に合っているなあなんて、聴いていた時に感じました。
続く「千と千尋の神隠し」では、娘の麻衣さんがステージ右手から入場してきて、「One Summer’s Day(あの夏へ)」のピアノと麻衣さんのボーカルの掛け合い。この10数年、こういった掛け合いでの演奏はされていなかった(もしかしたら武道館以来?)と思いますが、久石さんのピアノも良かったし、麻衣さんの澄んだ歌声も非常に良かったです。たぶん、この曲を待っていた方も多かったんじゃないかなと思います。曲が始まるとき、少し会場がどよめいた感じがあったように思います。よく考えたら、親娘共演って国内では初めて、ではなかったかな? 東京ドームで国内初共演ってのもすごいですよね。
つづいて、麻衣さんがピアノ左側に移動して、ロイヤル・フィルとともに「Reprise(ふたたび)」の演奏。「千と千尋の神隠し」は最近まで邦画の興行記録1位を持っていた作品で、ものすごく心に残っている方が多いと思います。そういうところもあってなのか、2曲とも日本語歌詞による歌唱でした。2001年に公開された作品、あれから24年も経っているんですね。試写会で観たのがすごく懐かしい。
ボクが見た公演ではなかったんですが、前日16日の公演では、久石さんがマイクを持ってしゃべられて、「海外だとShe is my daughterというと受けるんですけどね…。娘の麻衣です」「あ。うけた(笑) みなさん、楽しんでますか〜?」っていうことをしゃべられたそうです(七重さんから情報をいただきました!)。それもそれで少しファンとしてはうらやましいなあ(笑)。
そうそう「Reprise(ふたたび)」の時、あまり書き残すのもなんなのですが、終盤でピアノの音色がものすごくタイミングがズレて聴こえてきて、「ん?」ってちょっと気になったんですけど、曲終了後に久石さんがロイヤル・フィルに向かって左手を少し挙げて「ゴメン」のしぐさをしていた(後で映像を確認したら、大写しの画面にも映っていたのを後で知りました(笑))ので、入りの指示を久石さん、間違えちゃったのかな、なんて思いました。
プログラム最後の曲、「となりのトトロ」です。最初の「The Path of the Wind(風のとおり道)」はピアノとチェロの掛け合いなどが本当は聴きたいところなんですが、今回はパーカッションで聴かせるバージョンとなっていて、これはこれで雰囲気があってよいですね。そして「Hey Let’s Go(さんぽ)」は『オーケストラストーリーズとなりのトトロ』に準拠して、オーケストラの楽器紹介をしつつ、後ろでコーラス隊が英語歌詞を歌うという構成で、2番は麻衣さんとエラ・テイラーさんが加わって、すごく盛り上がりました。拍手がおきちゃったくらい。
ラストに「My Neighbor Totoro(となりのトトロ)」です。やっぱり『オーケストラストーリーズとなりのトトロ』のアレンジが本当に素晴らしく、このアレンジができて、コンサートとかでも締めで使われるようになったのかなと思うところもあります。途中、久石さんのピアノが挟むところも良かったです。この曲では日本語歌詞でコーラスと麻衣さん、エラ・テイラーさんが歌ってました。
本当に大団円でした。すごかったなあ。
カーテンコールで、久石さんはもちろん、出てきた順にソプラノのエラ・テイラーさん、マンドリンのマリー・ビュルーさん、ボーカルの麻衣さん、そして陸・海・空の各自衛隊の指揮者の方(未確認ですが…)がステージに来られて大きな拍手を送られていました。
ENCORE
予想はなんとなくついてはいたんですが、ちょっと裏を突かれました。ボクは実は、アンコールでは「Ask Me Why」をピアノソロでやられると思っていたんですが、ピアノの前に久石さんが座り、ロイヤル・フィルに向かって指揮をし始めたので、一瞬「!?」と思ったんですが、翌週に行われるサントリーホールの公演で、「The Boy and the Heron for Piano and Orchestra」が演奏されるので、その前哨戦(?)として、そこからアレンジを持ってこられたんでしょうね。少し驚きはしましたけど、やはり「Ask Me Why」は良い曲です。不思議な響きがありました。途中、すごく甲高い音がバックで流れていたのは、ピッコロ当たりの音色なんでしょうか。ミニマル・ミュージックとジブリと久石さんが融合したような感じがしました。
続けてアンコール2曲目。久石さん、ピアノの脇で立って指揮をし始めると「Madness」が演奏され始めました。サウンドトラックでは「狂気ー飛翔ー」と記載された、映画「紅の豚」で被弾したサボイアS.21を直して、運河から飛び立たさせる時に流れてくる疾走感のあるカッコいい曲です。これもピアノが活躍する曲で、久石さんはピアノをしたり、指揮をしたりと大忙しでした。「Madness」は最近あまり演奏されていなくて、最近では2022年のWDO公演の「交響組曲「紅の豚」での演奏以来になるんじゃないかなと思います。
「Madness」終了後、一度舞台袖に戻られた久石さんですが、すぐにアンコール3曲目に入ります。「アシタカとサン」の、久石さんのピアノソロから始まりました。ボク自身、この曲が一番好きなのですが、近年、久石さん自身がピアノを弾くことが少なくなってしまい、最近ピアノ演奏されたのは2021年のWDO公演だったかと思いますが、ボクは確かコロナ禍の影響でオンラインで拝見していました。現地で久石さんのピアノの「アシタカとサン」を観たとはもしかすると2016年のWDO公演が最後かもしれません。正直、生で久石さんの「アシタカとサン」のピアノ演奏がもう聴けない可能性もあるかも、と思っていた気持ちもあって、この日の「アシタカとサン」にはすごくしびれて、演奏が始まった直後に泣き崩れてしまいそうでした。いや、もちろん大泣きしてしまってましたが… 久石さんのピアノソロから始まって、徐々にオーケストラの音色が入ってきて、素晴らしいハーモニーを身体で感じました。
久石さんがピアノ演奏を終え、曲の中盤部に久石さんからのメッセージが画面に映し出されました。
(原文)
I am so grateful to be here with you.
We are back together again.
To my fellow music lovers,
I wish you all the health and happiness in the world.
— Joe Hisaishi
(日本語訳:ChatGPT活用)
こうして皆さんとここにいられることを、本当に感謝しています。
私たちは、また一緒に戻ってきました。
音楽を愛する仲間たちへ、
世界中の健康と幸せが、皆さんに訪れますように。
― 久石 譲
このメッセージが流れた後、「アシタカとサン」の後半は合唱バージョンのものとなり、画面では「もののけ姫」のラストシーン、ハッピーエンドではないけど、荒廃した自然がほんの少しだけ復活し、アシタカとサンがそれぞれ信じる道を、お互い尊重しながら歩み始めようとすることを祝福しようという場面に流れる曲に相応しいですよね。本当に神々しい曲で、先ほども言いましたけど、特に女性コーラスの皆さんの歌声は本当に天使のように感じました。久石さんのピアノも「世界一」だと思ってます。ちょっとしたミスタッチなんかも気になりません。(ミスタッチしたこと言っちゃうの?…苦笑)
本当にこの公演を鑑賞できてよかった、そう思いました。多くの方も「観れて良かった」「夢が叶った」「一度は聴いてみたいコンサートを聴けて感無量」ということをおっしゃっている方が多くて、ボクも本当に同感でした。長く久石さんのファンをしていますけど、この公演を体験させていただいたのは、ものすごく良かったです。自分の今後の糧にさせてもらえたコンサートでした。
そんなこともあって、アリーナ席でしたが、早めにひとりだけスタンディングオベーションを決めてやりました。すごく号泣させてもらった(笑)のに、立たないわけにはいかないと思い至り、見栄も外聞もかなぐり捨てて(笑)、早めにスタオベに入りました。なかなか皆さん、立ち上がってくれないので、ちょっと寂しい思いもあったんですが(笑)、何度か出演者の方がカーテンコールを受けるうちに、スタンディングオベーションをする方が増えていった感じでしょうか。久石さんが客席を眺めるしぐさをして「立ってるかな?」みたいなジェスチャーをしたあたりで結構立ち上がった、のかな? ちょっと記憶はあいまいですが(苦笑)。実は「ブラボー」と声を出してみたものの、さすがに低い声は届きにくく、拍手の音にかき消されてしまいました(汗)。本当は「久石さん、世界一!」って声をかけたかったんですけどね(苦笑)。
そうそう、ビジョンに鈴木敏夫プロデューサーが映し出されて、会場から「おおおー!?」というどよめきが起こりました。鈴木さんも手を振ってくれて応えてくれました。さすがに宮﨑監督は来ないよね(苦笑)。0.01%の確率で宮﨑監督がいらっしゃることもあるかも、と思ったんですが、やっぱりありませんでした。
にしても、拍手が全然鳴りやみませんでした。久石さん、ロイヤル・フィルが退場した後もステージに戻っていらっしゃって、会場の皆さんに向かって、手をお辞儀するポーズをとりながら、「ありがとう!」というジェスチャーを取られていたと思います。
そんな感じで「JOE HISAISHI ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA SPECIAL TOUR 2025/STUDIO GHIBLI FILM CONCERT TOUR FINAL AT TOKYO DOME」の公演は終了しました。
東京ドームで同じ時間を過ごした約44,000人の方は、規制退場で、アリーナ席にいたボクは結構長めにドーム内に滞在したんですが、余韻をかみしめていました。30分弱くらいはアリーナ席付近にいたと思いますが、全然苦じゃありませんでした。そうそう、「Madness」の締めの時に、金・銀テープを「バーン」と打ち鳴らす発射演出があって、テープに公演名が書いてあって、記念に拾って持って帰る方も結構いらっしゃって、ボクも清掃活動(?)として、少しテープ拾いをしてました。良い記念になりました。
…備忘録と言いつつ、記憶が手からすり抜けてしまって、なかなか思い出せないところもありましたが、ポツポツと思い出せることをちりばめて簡単なレポートとさせていただきます。たぶん、今後、久石さんがこのようなコンサートを開くことはないかも知れません。本当に参加できて良かったと思います。久石さんには、今後は自分のやりたい音楽にまい進していただきたいな、という思いと、こういうコンサート、また聴きたいなという思いがあって、ダメなファンではありますが、いずれにしても今後の久石さんの活動はずっと応援していきたい、そんな思いを強くしたところです。
韓国公演を挟んで、週末にはサントリーホール公演もあって、久石さんのお身体が心配なところはありますが、今回のレポートはこの辺で締めたいと思います。拙い文章を読んでいただきありがとうございました。
2025.07.22 00:50 掲載
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ボクの関連ツイート
備忘録的写真集
後でもうちょっと写真は追加したいと思います。



お疲れ様です!
楽しく読ませて頂きました!
3点失礼します:
①Ashitaka and Sanですね(Sunになってました)
②久石さんと麻衣さんの掛け合いは、海外公演ではよくやってるみたいです。また、親娘共演は武道館でもされてましたね(その時は久石さんは指揮でしたが)。
③WDO2021で久石さんアシタカとサンのピアノ弾かれてましたが、メロディーはヴァイオリンが弾いてたので、国内でピアノがメインになったアシタカとサンは本当に2016ぶりかもしれません。
なお、久石さんが国内でピアノ弾かれたのは、2021以降も、WDO2022と2023, 2023年末の関西フィル特別演奏会、そして今年6月の京都でのセンチュリーとのファミコンでもあります。