横浜 備忘録的写真館(ドラゴンクエストカーニバル in 横浜・みなとみらい)

横浜でドラゴンクエストカーニバルっていう催しがあって、すぎやまこういち先生の楽譜が展示されているってことに気づいて、最終日の一日前に急いで横浜に行ってきました。ツイートなどであげていなかった部分を中心に、横浜珍道中を、備忘録的に写真メインで記録しておきます。

ごあいさつ

みなさん、こんにちは。ゲームデザイナーの堀井雄二です。

この度は、ここ横浜・みなとみらいとドラゴンクエストのコラボイベントにお越しいただき本当にありがとうございます。HID-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」が11月14日、いよいよ発売になります。

このゲームは発売当時、社会現象になるなど、ボク的にもとても思い出深い作品です。

今回のイベントでは、当時、鳥山明さんが描いてくれた数多くの原画、また、すぎやま先生の楽譜、そしてその他多くの開発資料を展示しています。ボクの手書きの資料があったりと、ちょっと気恥ずかしいですが、ご覧いただけると幸いです。

それでは、HD-2D版『ドラゴンクエストIII』の発売まで楽しみに待っていてくださいね。

堀井雄二でした。

Hello everyone, I’m Yuji Horii, game designer.

Thank you so much for coming to this special collaboration event.

DRAGON QUEST III HD-2D Remake will finally be released on November 14th. This game became a real phenomenon when it was first released, and it holds many fond memories for me.

This event showcases many original drawings by Akira Toriyama, sheet music by Koichi Sugiyama, and many other development documents. There are even some of my handwritten notes, which is a bit embarrassing, but I hope you enjoy them.

Please look forward to the release of DRAGON QUEST III HD-2D Remake.

Thank you.

そうそう。堀井さんの手書きの設定資料、鳥山さんの原画、すぎやま先生の楽譜は写真撮影NGになってました。

備忘録的に書き残しておきます。

堀井さんの資料は、ドラクエIIIの企画書がありました。ドラクエIがRPG初心者に向けて、ドラクエIIでパーティプレイでちょっと難しくしたけどみんなついてきてくれたから、さらに発展させたいということが書いてあったと思います。その他、ドラクエIIIの武器、防具、道具の設定が手書きながら表形式にまとめられた資料が掲示されていて、堀井さんの字が丸文字っぽくてすごくかわいいんです。一部、ルイーダの店(とは書いてなかったと思いますが)のやり取りの部分で、ワープロ打ちしているものを手書きでセリフを修正している場面があって面白かったです。

鳥山さんの原画は、「鳥山明の世界」展でもあまり出ていないような絵があって、初めてみた未使用のモンスターなども居ました。あとはドラクエIIIの仲間たちの絵も掲示されてましたね。この中で惹かれたのはバラモスの絵。ちょっと離れたところから見るとバラモスの服の緑色が蛍光塗料のように鮮やかに輝いて見えたんですが、近くに寄ってみると、鳥山さんが白いハイライトを差し入れて、光っているように見せる作画手法で輝かせていることに気づいてビックリしました。このバラモスの印象が強くて、帰りにドラクエグッズ販売をランドマークタワー1階でされていたんですが、バラモスの置物を高いのに買ってしまいました(笑)。

すぎやま先生の楽譜は「Opening(ドラクエI 「序曲」)」1枚、「おおぞらをとぶ」1枚、「ボスとの戦い(勇者の挑戦)」2枚、「Ending(そして伝説へ)」4枚の、計8枚の楽譜が展示されていたと思います。

「序曲」はすぎやま先生のお別れ会の時にも展示されていて、たぶん「I」の時の楽譜なんじゃないのかな。で、唯一すぎやま先生の手書きでハッキリタイトルが書いてある「おおぞらをとぶ」は先生自身が好きな楽曲だとおっしゃっていたもの。タイトルもたぶん自身でお付けになったんでしょうね。

「勇者の挑戦」は「4度あげ?」とタイトル脇に書かれてました。なので、実際の演奏の時は調を変えられていたのかな? 確認できずにすみません。楽譜が読めないのでご容赦ください。それと、「勇者の挑戦」の楽譜は書き直されていて一度書いていたDパート(だったかな?)をボツにして書き直していたり、楽譜に番号を振り直して順番を入れ替えていたりされて、結構苦戦の跡が見受けられました。でも、ラスボス戦と言えば「勇者の挑戦」ってくらいすごくカッコいい楽曲になりましたからね。

「Ending」と書いてあった「そして伝説へ」は、すぎやまこういちワークスにも楽譜が掲載されていました。ツイートで先生のお別れ会にも展示と書いちゃったんですが、お別れ会の時の「Ending」がIの「フィナーレ」だったと思うので別物だったと思います。失礼しました。

それぞれ楽譜を見て、すぎやま先生はオーケストラをベースに楽曲を制作しているとおっしゃってましたけど、楽譜に落とすときは(IVまでは)同時発音3音のため、3連の譜面で楽譜を書き起こされていたことに今更ながら気づきました。なるほどなるほどと。なのでメロディーパートについては何とか音程の上げ下げでどのあたりなのかっていうのは分かりました。手書きのすぎやま先生の楽譜って売り出してもらっても面白いと思うんですが、なかなか難しいのかなあ…

で、時間が飛ぶんですが、午後7時過ぎに「飛鳥II」が出港していきました。汽笛の音を聞くことができます!
ショー@オーナー
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