いろんな考え方があるなあ

この間から聞き始めたJ-WAVEの月曜深夜27時から放送されている「TOKYO M.A.A.D SPIN」月曜日の番組内で、「ドラゴンクエスト」シリーズのゲームデザイナー堀井雄二さんと漫画編集者の鳥嶋和彦さんのレギュラー企画『ゆう坊&マシリトのkosokoso放送局」がスタートし、毎月最終月曜日の深夜に鳥嶋さん回・堀井さん回のいずれかのお話が流されるということになりました。

ようやく7/31の回を聴いたんですが、この会は鳥嶋さん回で鳥嶋さんのほか、「ウィングマン」「電影少女」で有名な漫画家・桂正和さんがしゃべっていたんですが、桂さんもドラゴンボールの鳥山明さんも懸賞金目的(!)でマンガ賞に応募していて、あまりマンガ自体には思い入れがなくて、編集者に修正を指示されても、抵抗がないという話をされていて、鳥嶋さんも「(読者の意向・傾向を踏まえて)修正ができるかどうか」ってのがポイントだっていうようなことを言っていました。なかなか修正を受け入れてくれない人がいて、っていうことをおっしゃっていたような気がします。

※radikoプレミアムに入っていると1週間聴き返しが可能なので、リンクを貼っておきます。興味のある方はチェックしてみてください。

なるほどなあと思いつつ、一方でそういえば敬愛する久石さんが以前にNHKアカデミアに出ていた際に、Web観覧の方から「聴いてくれる方に対してどのように答えて曲を作っていくべきか?」というニュアンスの質問に対して「まず、自分自身が納得できる曲を作るべきではないか?」と回答していたのを思い出し、考え方によってはそれぞれ正反対の話になるなあと思った次第です。

自分自身が納得できるかどうかで作り上げた作品が、世間のニーズに合わないから変更するかどうかってなんか永遠の課題のような気がします。世間に迎合してしまったら新たな「作品」が生み出されないのではといったことも懸念されるし、一方、ニーズに一致しないとそもそも読んでもらえないから作る意味が無くなってしまう。

しきりに桂さんが「鳥嶋さんの話は正しいとは限らない」なんてことを言ってましたし、ケースバイケースなんだろうなあと思いながらラジオを聴きました。やってらっしゃる人たちとしてはなかなかシビアな問題なのかも知れません。

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