熊木杏里 季節のない歌~独奏~【昼の部】

夏に長野県で開催されたコンサート以来の熊木さんのライブに行ってきました。自分の備忘録として記録するものですが、行かなかった方の参考や、行かれた方の思い出の思い起こしとして読んでくださると嬉しいです。

※注意
○このコンサートレポート(備忘録)は、記憶をたぐりながら書いていったものであり、記録漏れや記憶が抜け飛んでいるところなどについては、脚色を施している可能性がありますので、完全なコンサートレポートではないことをご了解下さい。
○もし間違いを見つけたり、補記できる項目があれば、コメント欄で書いてもらえると嬉しいです。
日時2022年12月3日(土) 開場 13:30/開演 14:00
会場ヤマハ銀座コンサートサロン
チケット全席指定 7,700円(税込)
出演者Vocal, Piano & Guitar 熊木杏里
その他主催:ワーナーミュージック・ジャパン
後援:ヤマハミュージックコミュニケーションズ
協力:SOGO TOKYKO

曲目

(ピアノ弾き語り)
心を知るよりも感じる方が性に合ってる
りっしんべん
天命
hotline
Snow
ちょうちょ

(ギター弾き語り)
たとえばぼくが死んだら [森田童子]
Don’t Know Why [Norah Jones]
東へ西へ [井上陽水]
虹 [二宮和也]

(ピアノ弾き語り)
あなたと共に
夢ならば

アンコール
夢ならば(ピアノ弾き語り)
私が見えますか?(ギター弾き語り)
こと(ピアノ弾き語り)

実は初めてのソロライブ

ヤマハ銀座コンサートサロンは初めて入ったんですが、ヤマハさんのサイトを見るとクラシックコンサートで使われることが多いようですね。上の写真を見て分かるように、ヤマハの大きなグランドピアノが置いてあって、その前にはギターが。本日はサポートメンバーはおらず、熊木さんがひとりで弾き語りをされます。

人数は椅子席最大94名とのことで、ステージがめっちゃ狭い。だから熊木さんも目の前で演奏される感じですごく近くて良かったです。ただ、席の配置がちょっと被っちゃって、ピアノを弾く熊木さんは前の方の頭でよく見えず、音に集中してました。逆にギターの弾き語りだと前が開けていて目の前でギターを弾く熊木さんを見ることができました。

この近い距離のこじんまりとしたアコースティックライブは好きなんですが、出来れば、是非PA無しで1曲聴いてみたいものです。熊木さんはファルセット多用するので、楽器の音に負けてしまうのかも知れませんが、1回生音で聴いてみたいなあと思っているところです。

開始時間を迎えると早速熊木さんが突如、というかしれっと入場してくる感じで、一瞬客席の反応に間があったような感覚がありましたが、熊木さんが拍手をしながら入場してきて、客席からも拍手で反応するという感じ。拍手が結構続いたため、熊木さん、「笑っていいとも」でタモリさんが良くやっていた拍手を止める「アレ」を見事真似てピタッと拍手を止めるという芸当。「みんな、昭和ですねぇ」とニヤリという感じの熊木さんが冒頭に現れました。

全部は覚えていないんですけど、2曲の「りっしんべん」に入るときに、「『♪のどを通るリンゴの声」って歌詞を当時プロデュースしていた吉俣良さんに褒められた」という思い出を語られていました。

hotline」は、震災のことを思い起こしてちょっとウルッとしてました。

Snow」に入る前あたりに、実は熊木さんひとりだけでやるライブ・コンサートは実は初めてだという話をされていたと思います。そう言われれば、いつも誰かいました。初めての熊木ソロというわけで。さらに、今日のライブは『風色のしおり』のリリースとひとりでやるということで実施しているので、全く季節感がないんだけど、1曲だけ冬の曲を、ということで「Snow」がチョイスされたようです。

ちょうちょ」では、熊木さんが19歳くらいのころ、東京の、実家のマンションに住んでいたころに作ったころの話をされていました。ちゃんと覚えていないけど、夢見心地だったようなことを言っていたような気がします。

たとえばぼくが死んだら」からギター弾き語りですが、最前列の方に「死にたくならないでくださいね?」なんて冗談も話したりしながら、楽しんでギターを弾き語りをされてましたが、ギター演奏時にちょっと首回りがちょっとキツくなったみたいで、実はちょっと服を緩めて(!)ちょっとセクシーになってました(熊木さん、「言わないでね」って言っていたので正確には書きませんが…笑)。

嵐の二宮和也さんの曲「」では、結構歌ったところでピアノをミスってしまって、最初から演奏しなおしていましたが、「私が歌うとすごく熊木杏里っぽいでしょ?」って言われて、確かに熊木節っぽい感じしました。これからカバーもやっていきたいという話をされてました。

あなたと共に」は、お父様が作曲のクレジットとなっています。龍男さんが何か出来ないかとの申し出をされたようで、親から子に繋げる(龍男さんから杏里さんもあるし、曲のメッセージ的に杏里さんから杏里さんの子どもさんへもある)意味合いもあって曲を作ることになったという話があったと思います。龍男さんがコード進行を作って、それがほとんどメロディっぽくなっていたので、そこに歌詞をつけたのだとか。すごく素敵な曲になってますよね。

夢ならば」の演奏の前、このライブのちょっと前の時期、少し沈んでいる時期があったのだとか。お世話になっていたスタイリストさんが亡くなっていたことが分かって、直前まで元気そうに見えていたようだったんで、そういうことがあって沈んでいたのか、いないのかというお話があったと思います。その思いが「夢ならば」「はなむけの歌」になっているようです。そうそう。演奏は出だしのピアノのフレーズを失敗してしまったようで、仕切り直しされてました。

「夢ならば」の演奏の後、ステージから一旦退場されましたが、会場からたくさんの拍手を送られて、すぐに会場に戻ってこられました。アンコール3曲とのこと。どうも2曲飛ばしてしまったとのこと。

私が見えますか」をギターで弾き語りされたのはなかなか良かったと思います。この曲、ライブ盤を聴いたときに結構好きになったんですが、ギター一本弾き語りもよかったです。

ラストの「こと」、しっとりして素敵でした。

そうそう。来年2月18日に日本橋三井ホールでライブがあることがツイッターで発表されたんですが、今日のライブで発表するつもりがすっかり忘れてしまったようです(苦笑)。緊張されてたんでしょうか? あまり緊張せず楽しんでいたように見えたんですが、やっぱり演奏があるのはちょっと大変なのかな?

最後の曲を終えられて、拍手の客席の間をとおり、入口から熊木さん退場されてライブ終了となりました。

このレポート作成に際し、若葉の跳ね馬さん(@wakabanohaneuma)さんのツイートを参考にさせていただきました。夜の部、ちょっと曲が変更になっていたようですね。行けば良かったなあ(苦笑)。

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