ドラゴンクエストの世界 すぎやまこういち 交響組曲「ドラゴンクエストV」天空の花嫁(2022.4.29)
『ドラゴンクエストの世界 すぎやまこういち:交響組曲「ドラゴンクエストV」天空の花嫁』を聴きに山形市のやまぎん県民ホールまで行ってきました。
その模様を簡単なレポート、備忘録として記録にとどめておこうと書き記すものです。次の注意事項をご覧の上、お読みいただければ幸いです。
※注意 ○このコンサートレポート(備忘録)は記憶をたぐりながら書いていったものであり、記憶が抜け飛んでいるところなどについては、脚色を施している可能性がありますので、完全なコンサートレポートではないことをご了解下さい。 ○もし間違いを見つけたり、補記できる項目があれば、コメント欄で書いてもらえると嬉しいです。 |
日時 | 2022年4月29日(金・祝) 15時から(開場 14:00/開演 15:00) |
会場 | 山形県山形市・やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館) 大ホール |
チケット | 全席指定 S席:4,500円(税込) A席:3,800円(税込) |
出演者 | 指揮とお話 大井剛史 管弦楽 山形交響楽団/コンサートマスター 髙橋和貴 |
その他 | 主催:公益社団法人山形交響楽協会 山形新聞・山形放送 共催:山形県総合文化芸術館 指定管理者 みんぐるやまがた 後援:山形県、山形市、山形県教育委員会、山形市教育委員会 協力:スギヤマ工房、株式会社スクウェア・エニックス、エラート音楽事務所 |
曲目
第一部
序曲のマーチ
王宮のトランペット
街角のメロディ~地平の彼方へ~カジノ都市~街は生きている~街角のメロディ
淋しい村~はめつの予感~さびれた村
愛の旋律
空飛ぶ絨毯~大海原へ
第二部
洞窟に魔物の影が~死の塔~暗黒の世界~洞窟に魔物の影が
哀愁物語
戦火を交えて~不死身の敵に挑む
高貴なるレクイエム~聖(ひじり)
大魔王
天空城
結婚ワルツ
アンコール
過ぎ去りし時を求めて(XI)
序曲XI(XI)
備忘録
…備忘録を書くとは言え、すでに忘れ始めてますが…(苦笑) 断片的に書いていこうと思います。
そもそも、今回チケットの発券トラブルがあって、「階」表示がされていないチケットがあったらしく、手書きに書き加える作業をしているため開演が遅れることになると責任者の方がマイクを持って出てきて話をされました。そんなトラブルで10分ほど開演が遅れました。
山形交響楽団さんの恒例なのか、会場から拍手が送られながら山響の皆さんがステージに入場されるのって良いよなあと思います。地域の方々に密着して愛されているんだなあと感じますね。
最初の「序曲のマーチ」から勇壮な演奏を聴かせてくれました。基本的に山響さんの演奏はうまいと思います。もちろん全部のオーケストラの演奏を聴いているわけではありませんが、安心して聴いてられます。
「序曲のマーチ」の後、指揮の大井さんがマイクをとってお話を始めましたが、山響さんとコンマスの高橋さんの紹介の後、この日のやまぎん県民ホールは満員だということをおっしゃっていたと思います。やまぎん県民ホールは約2,000人のキャパシティで、ドラクエのコンサートは開催が2回目とのことですが、1回目の時は満員ではなかった(コロナの関係でしょうか?)ため、山形交響楽団のドラゴンクエストコンサートとしては一番人数が入ったコンサートになったとのことです。
「王宮のトランペット」では、トランペット奏者の方が自席から移動し、セカンドバイオリンの後方あたりに立ちながらソロ演奏をされていたのが印象的でした。
「街角のメロディ~」が終わった後、大井さんがマイクを持たれました。大井さんご自身もおっしゃっていたんですが、トークを入れるタイミングはすぎやま先生に倣って配置されていて、序曲が終わった後と、「街角のメロディ~」が終わった後に入れて、あと後半に入る際に最初にお話をされた後、拍手は最後まで溜めてもらうっていうお話があったかなと思います。また、すぎやま先生がリハーサルに立ち会われた話をされて、大井さん自身タバコは吸わないものの、喫煙所にいるすぎやま先生と話をしたくて煙を浴びに行くなんて話をされたり、すぎやま先生の楽屋に行ってサインをもらいに行く山響のメンバーの方がいらっしゃるなんて話をしつつ、自身も色紙と楽譜とCDへサインを3つもらっちゃったなんて話をされていたと思います。
…こういったトークの記録はそれなりに覚えているものの(苦笑)、正直、楽器の知識が乏しく、楽器の音色がどれなのかがちゃんと分かっておらず、演奏自体は正直もうよく覚えてません(苦笑)。この曲のこの楽器のこのパッセージが…っていうのができないのが悩ましい(苦笑)。だからトラブルとか変わったことがないと覚えていられない(苦笑)。
第一部の最後の「大海原へ」は、すごくゆったりしていてよかったなあという記憶は残っています。
そんなこんなで第一部が終わって第二部ですが、指揮の大井さんがおひとりでステージに出てこられて話を始められました。
まず最近ゲーム音楽がオーケストラで演奏されることが多くなった話をされ、ご自身も「聖剣伝説」の指揮をされたとのことで、その模様が配信されますなんて宣伝をちゃっかりされていました。
ゲーム音楽のオーケストラ演奏が多くなったものの、「ドラゴンクエスト」と他のもので違うのはなにか、という話になり、「ドラゴンクエスト」のすぎやま先生は自身でオーケストラアレンジをされている点をおっしゃっていました。ゲーム音楽自体はオーケストラアレンジをする必要はほとんどないため、ゲームの作曲家の方はオーケストラアレンジをすることはなく、必要があればオーケストレーションするアレンジャーに依頼するため、ゲーム音楽の方は一人で一貫してオーケストラ曲を作ることは少ないのではないかと話をされていました。すぎやま先生はそもそもオーケストラアレンジのイメージを持ちながら、ゲームに落とし込む作業をされているので、もともとオーケストラアレンジができているわけで。
そうそう。確かオーボエ奏者の方がドラクエ5(だったかな?)を500時間やっているなんて話を前半に話があったんっですが、昔はゲームをやっていると怒られるくらいのものだったのに、ドラクエをはじめゲーム音楽が長く演奏されてきたことによって、聴く年代も広がって多くの方に聴いてもらえることになって、ちょっと冗談っぽく、今回のコンサートも山形県や山形市、山形県教育委員会、山形市教育委員会が後援してくれるようになりました、なんて話をして笑いを誘っていました。
すぎやま先生も多くのクラシック音楽のコンサートを鑑賞して、ゲーム音楽をはじめすぎやま先生の作曲されたものの素地を作ったというお話から、ゲーム音楽をきっかけにクラシック音楽に触れる機会を設けてほしいということで、山形交響楽団さんの演奏会の紹介をされていました。
演奏会の紹介をした後、ドラクエVは演奏自体は他のナンバリングタイトルよりタフでは無いそうなんですが、話自体がちょっとグイっと刺さってくる内容だったり(自身が石にされたり、親が殺されたりということでしょうね…)、そういった意味で結構タフな部分があるとの話をされた流れで、ゲームのテーマが「家族」であり、親子三代の物語になっているが、という前置きを経て、Vの時にすぎやま先生もよく質問される「誰と結婚したか?」という質問がありました。ビアンカは大多数、フローラもそこそこ居て、デボラ(リメイクで出てきたキャラクター)が100人くらいって話だったかなと思います。
そんな話をされて後半一気に演奏されます。
…うぅ、このくらいが限界かなあ(苦笑)。後半の曲はちょっとしたことがあったんだけど、なんか言うのも野暮なので(苦笑)。
そうそう、アンコールの「過ぎ去りし時を求めて」は12月にも聴かせてもらって、その時はボロ泣きだったんですが、今回はゆっくり聞かせてもらいました。最後の最後で「序曲XI」が来ると思っていなかったのでちょっとうれしかったです。締めが「序曲」ってのも良いものですよね。
山響さんの演奏も上手かったですけど、大井さんの指揮を初めて見まして、楽しそうな指揮が良かったなあと思ってます。特にダブルアンコールの序曲の時は指揮というより踊っているような感じだったので(笑)、本当に楽しそうに見えました。
コンサートレポートというより、指揮の大井剛史さんのお話のレポートになっちゃってますけど、備忘録として許してください(苦笑)。
【道中の記録を追加 2022.6.26】
コンサート前にちょっと散歩をしまして、山形城跡・霞城公園に行ってきました。強いこだわりはないんですけど、その土地の「古城」を眺めてに行く傾向があります。眺めててて気持ちいいというか。
そして偶然コンサート会場でお会いしたスペアリブさんとacriさんとで山形駅前のお店で「芋煮御膳」をいただきました。山形と言ったら芋煮、ということで芋煮を食べられる店を雨の中探したんですが、休みだったり、予約でいっぱいだったりの店に引っかかってしまったんですが、何とかありつけました。お店ではすぎやま先生のお話とか、実は久石さんのコンサートの売り込みをしておりました。
2件のピンバック
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ドラゴンクエストコンサート オーナーの鑑賞履歴 - Sho's PROJECT OMOHASE BLOG 改 seconda