久石さんクイズ 3問目
久しぶりにクイズを書いてみようと思います。これは気づけばすぐに分かると思うんですが、気づかないとなかなか分からない問題かと思います。でも、あまりマニアックではないです、ハイ。
ってことで、今回は中級編の問題です。
第3問(中級編) 久石譲さんはこれまでたくさんの映画作品の音楽を担当しています。そこで問題。次の4つの久石さんが音楽を担当した映画のうち、仲間はずれが1作あります。その1作を当ててください。
A もののけ姫 (1997年公開 宮崎駿監督作品)
B 菊次郎の夏 (1999年公開 北野武監督作品)
C 崖の上のポニョ (2008年公開 宮崎駿監督作品)
D 悪人 (2010年公開 李相日監督作品)
答えは続きからご覧ください!
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答えは「A もののけ姫 (1997年公開 宮崎駿監督作品)」でした。
そもそも、何の関連性があるのか、ということですよね。ジブリ作品かどうか、って考えても北野監督や李相日監督の作品も入っているなあとなりますよね。ま、出題する側を分析すると、宮崎駿監督作品が2作入っているので、おそらく正解は宮崎駿監督作品のどちらかなと推理しちゃうんですけどね(苦笑)。
種明かしをしちゃいますと、映画ってことで、日本アカデミー賞の「最優秀音楽賞」を受賞している作品かどうかなんです。実は、久石さんは日本アカデミー賞最優秀音楽賞は8度、受賞されています。受賞歴は、ウィキペディアに記載されているので、そちらで確認していただくこととして。
正直、「もののけ姫」は受賞しているものだとボクも思っていたんですが、興行収入が初めて100億円を突破したバケモノ映画として多くの方の記憶に残っていると思うんですが、そのためもあって、日本アカデミー賞「最優秀作品賞」をアニメーション作品としては初めて受賞しました。しかし、音楽賞はノミネートされていないんですよね。というか、「最優秀作品賞」以外はノミネートされていませんでした。
勝手な想像ですけど、当時はまだアニメーションは子ども向けのものであるといったちょっとした偏見があったんじゃないかなと、当時のボクは感じていました。おそらく、その偏見が無くなったのが、「千と千尋の神隠し」がアメリカ・アカデミー賞の長編アニメ映画賞だったり、ベルリン映画祭の最高賞である金熊賞を受賞して、世界から評価されたという実績が生まれたからなんじゃないかなと思っています。
「もののけ姫」では東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団が演奏を担当していますが、雄大な音楽を聴かせてくれており、特に宮崎駿監督はエンディングに流された「アシタカせっ記」について、非常に高い評価をしていて、「最後のエンドクレジットは目を閉じて音楽をゆっくり聴いて欲しい」というコメントを当時されていらっしゃいました。音楽収録時のやり取りなどについて、「『もののけ姫』はこうして生まれた。」に収められていますので、気になる方は是非。
…って話がすごく飛んでしまいましたが、仲間はずれだったのは「もののけ姫」でした。
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