Back to the Future in Concert 2015

11.24 写真を追加しました。
11.25 NHKのニュース映像記事のリンクを追加しました。

日時 平成27年(2015年)11月23日(月・祝) 午後0時開場 午後1時開演
会場 東京国際フォーラム ホールA
指揮 ニコラス・バック
演奏 新日本フィルハーモニー交響楽団
 ソロ・コンサートマスター 西江辰郎
主催・企画・招聘 キョードー東京
特別協力 ムービープラス
協力 日本環境設計(株)

※ NHKのニュース映像があったので参考リンクを貼り付けておきます! 雰囲気は味わえるのでは?
NHK NewsWeb】映画に合わせオーケストラが生演奏の上映会

開演前に取った会場内の写真。会場内、撮影禁止って言われてました... すみません。

開演前に取った会場内の写真。会場内、撮影禁止って言われてました… すみません。
上映中は撮影していないのでお許しください…(滝汗)

※ まだ日本公演が実施されている最中だったのに、またまた同じ過ちを繰り返してしまい申し訳ございません。「続きを読む」をクリックの上、読んでいただきますようお願いします。って、あまりネタバレ要素は少ないんですが。

そういうことで、ハシゴで今度は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のコンサートをやるということで、東京国際フォーラムに足を運びました。

初めて東京国際フォーラムのホールAに入りましたけど、5000人も入るホールだけあって、やっぱり広いですね。でも、ちょっと椅子の幅が狭いのが気になりました。ボクが横幅が広がってきたからなのか?(苦笑)

上演は二部構成になっていました。
テレビカメラが入っていたので、何かで映像化されると嬉しいですね。

今回のコンサートの形式はステージ上に新日本フィルハーモニー交響楽団のメンバーが居て、その頭上に巨大スクリーンがある状況。バック・トゥ・ザ・フューチャー1作目(英語音声・日本語字幕版)を流しながら、音楽は新日フィルの奏でる音が流れてくるというものでした。ただ、オーケストラの音も会場の規模が大きいのでPA、いわゆる音響装置を通してスピーカーから流されるのを耳にするのが個人的には残念でした。やっぱり、自然な生の音で味わいたかったなあと。でも、その一方では映画の音声と一体化してスピーカーから流れてくるので違和感はなかったんですが。

ステージ上に新日本フィルハーモニー交響楽団のメンバーが入ってきて、本日のコンマス、西江さんが入場してチューニング。西江さんのコンマスは初めてでしたが、新日フィルは回数を重ねて聴いているので、結構見たことのある顔がちらほらいらっしゃいます(当たり前)。来週のドラクエコンサートも行きますのでよろしくお願いします(笑)。

チューニングが終わると指揮者のニコラス・バックさんが入場。正直なことを言ってしまうと、ニコラス・バックさん、お笑い芸人の「厚切りジェイソン」さんに激似でした(笑)。ツイッターを見たら同じように思っていた方、結構いらっしゃったようで。IT会社の役員をやりつつ、指揮者もやるんかい!と突っ込みそうになりましたが(爆)、ま、それは冗談として。

最初、映画の本編に入る前に心憎い演出として、日本語吹き替え版のマーティーを演じていた声優の三ツ矢雄二さんが映画が公開されてから30年の節目、バック・トゥ・ザ・フューチャー(以降、「BTTF」と略します。)としては記念のこの年に世界各地で開催されてきたコンサートがついに日本で行われることになったので楽しんで欲しいといったようなニュアンスのナレーションが会場に流された後、映像無しのメインテーマが演奏されました。

初めてのBTTFのオーケストラ生演奏を耳にして、その前の三ツ矢さんの公開から30年というナレーションが頭に残っていたこともあって、ふと30年前は小学校1年生だったよな…と振り返ってしまい、ちょっと涙が流れてきてしまいました(苦笑)。いろんなことがよぎってしまって…ハイ(汗)。

その後はBTTF1作目の映像を流しながら、映像に合わせてのオケ演奏となりますが、15分ばかり音楽を増やしているとのこと。WOWOWでこの間ちょうど放映されていたのを録画していたのを見返していたんだけど、出だしのところなんかも増やされてました。結構、「Power of Love」とかポップな曲も流れていて、見返してみると、音楽のバランスを取るのが難しそうだなと感じたところですが、明らかに追加されたところは上映中には気づきませんでした。というか、BTTFを観たのは久しぶりだったので余計なんだけど。

にしても、音楽を楽しもうと思っていても、どうしても映画の映像と音声の方に集中してしまって、いつの間にか音楽が「従」になってしまって、ふと音楽を聞き流してしまってました…(苦笑) やっぱり、音楽だけで聴きたいなあと改めて感じてしまう。

そうそう。話は変わりますが、このコンサートでは強制では無いもののドレスコードがあって、50年代か80年代のファッションでってことだったんですが、主人公マーティーのライフジャケットのようなオレンジのジャケットを着てきている人が結構いらっしゃいました。他にもホントに一世代前のファッションをした方やら、ファッションじゃなくて、BTTFのキャラクターのコスプレをしてきている人も居て面白かったですね。かというボクは、緑色のハットを被ることで精一杯(苦笑)。この日の夜の部だと、もっといろんな方がいらっしゃったようです。

休憩時間に会場内をうろつきましたが、次元転送装置のレプリカが展示されていました。
その他、コスプレをした人だったり、それこそドレスコードに気合いを入れていた綺麗な女性の方たちも居ましたが、さすがに写真は撮れません(笑)。

後半の出だしは、まずBTTFの3作目のちょっとウェスタン風味の入ったメインテーマが演奏されました。この3作目のメインテーマはなかなか粋な計らいでした。サントラで何度か聴いていたので分かりましたけど、この曲もすごく良い曲なんです。生で聴けて良かった。

と言っても、どうしても映画にのめり込んでしまっているんですが、ところどころオケの皆さんの様子を眺めつつという感じでしたが、指揮のニコラス・バックさんが格好良かったですね。ところどころ半身になりながらスコアをめくったりする姿が様になっていて、ボクもオケの指揮をやってみたいなあなんて思っちゃいました。そんな簡単にできるものじゃないですよね(苦笑)。にしても、新日フィルの皆さんの演奏は非常に安定していて、ゆったりと聴かせていただいてました。そうそう、思い出した。指揮のニコラス・バックさんもそうでしたが、新日フィルの皆さんも耳にイヤホンされていたので、タイミングを合わせるためのクリック音などを流していたんじゃないかなと思います。タイミングは完璧でしたからね。そういえば、ステージ左手にピアノでは無くてキーボードを演奏していた方がいらっしゃってその傍らにMac Bookが。何かの役目をされていらっしゃったんだと思います。演奏終了後、ニコラス・バックさんがコンマスの西江さんとともにその方にも握手をされてから、ステージ脇に退場されてらっしゃったので。

って、だいたいこんなもんしか覚えていませんが、映画が終わり、オーケストラの演奏が終わった後、厚切りジェ……違う違う。指揮のニコラス・バックさんが、指揮台の脇に隠されていたホバーボードを持って、ホバーボードをエレキギターに見立ててかき鳴らすしぐさをしながらステージ脇に退出されるシーンがあったことを思い出しました。心憎い演出ですね。

出来れば、アンコールでもう一曲聴いてみたかったところですが、アンコールはありませんでした。

…また翌日午前2時近く… 明日に差し支えるので、ひとまずここまでにしておきますか。もうちょっと書くことがあったはずなんですけど、後日追加しようと思います。

…で、後日補足ということで。このBTTFの音楽はアラン・シルベストリさんが手がけていて、「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」「フォレスト・ガンプ」「キャスト・アウェイ」「ハムナプトラ」などを担当しており、ロバート・ゼメキス監督作品は必ず音楽を担当するなど、ロバート・ゼメキス監督との繋がりが強い作曲家の方で、ボクが好きな作曲家のお一人です。BTTFの名前は知れ渡っていますけど、日本国内では「アラン・シルベストリ」を知っている人はそんなに多くないので、ブログで書き込んでおかないとという使命感から補足してます(汗)。

ラストに音響について。先に、PAを通さずに、生のオーケストラの音を聞きたかったと言いましたけど、24日にもすみだトリフォニーホールで同内容の公演があったんですけど、コンサートホールなので、環境としてはすみだで聴いた方が正解だったのかも知れませんね。ツイッターで確認しているんですが、スピーカーはもちろん映画音声を出力する必要があるので設置されていたんですけど、オケ音源はマイクで拾わなくても音自体はホール内に届くはず。ただ、オケの音と映画音声がバラバラに聞こえてくるとバランスが悪くなってしまうので、ワザとオケ音源もマイクで拾って、映画音声と一緒にしてスピーカーから出す対応をしているかも… どうだったのか個人的にはちょっと気になるところなので、ご存じの方、教えてください(苦笑)。

もうひとつおまけ。今回は英語字幕版で映画鑑賞ともなったんですが、かの有名な「ジゴワット」ですが、ハッキリと「ジゴワット」って言っていますね(笑)。本来は「ギガワット」が正しいんですが、共同脚本の方がスペルをミスったことから発生した造語みたいなものになったそうで、「giga(ギガ)」を英語圏の方が「jigo(ジゴ)」に近い感じで発音される方が結構いらっしゃるということで、脚本家の方がその訛りをそのまま綴ってしまったということが真相だそうです。当時は「giga」なんて単位、使用してないでしょうから仕方ないんでしょうね。今では「tera(テラ)」が出てきてますからね。

東京国際フォーラム前にタイムマシーンとなったデロリアンが展示されていました。
正直触ってみたかったなあ(苦笑)。かなりの人だかりが出来ていて、みなさん、写真撮影に夢中でした。
ショー@オーナー
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