熊木杏里 LIVE in autumn 「歌が姿を見せる日」
11.23 ひとまず書き上げました!
11.24 写真を追加しました。
日時 平成27年(2015年)11月22日(日) 午後4時45分開場 午後5時30分開演
会場 日本橋三井ホール
歌・ピアノ 熊木杏里
ここのところ、仕事が忙しかったので、そのご褒美というわけではないんですが、熊木杏里さんのライブに行ってきました!
日本橋三井ホール入り口の写真です。この辺りは初めて訪れたんですが、周辺は三井財閥のお膝元といった感じで、
このホール、「COREDO 室町」っていう建物に入っているんですが、この建物も三井財閥系なんですね。
今回のライブではカレンダーとオフショット写真が販売されていたので、会場前に購入しておきました。大きなサイズのカレンダーは1シーズンぶり。部屋に飾らせていただきます!
会場入りすると、ステージ上には大きなスクリーンの下にグランドピアノが1台。あれ、サポートメンバーはいないのかなって感じですが、よく考えればサポートメンバーをつけづらい今回のライブ形態だったので、居なくて当然でした。それについては後ほど。
さらに目に付いたのはカメラの多さ。ビデオカメラが中央奥に2台。ステージ向かって右手の中ほどに1台、ステージ前方に少なくても右手に1台あり、おそらくもう一台左手にもあったのかな。ステージ上にも1台配置されており、ライブ開演前に映像、写真収録のため移りこむ可能性があることについてご了承願いたいというアナウンスがあったので、何らかの形でライブ映像がリリースされるのだろうと思われます。非常に楽しみです。ボクもチラッと映っているかも…(笑)
そうそう。ついでに、来年春先にアルバムをリリース予定で、春先から夏にかけてツアーを行うということがライブで発表されました。詳細は未定のようですが、さらに楽しみができました!
オフィシャルグッズ販売のところにあった熊木さんからのメッセージをパシャリ。
ファンにはお馴染みの「木魚くん」が。今回はパンフレットは無いようです。
さて。
ライブは若干遅れ気味で約10分押しで開演されました。熊木杏里さんが白いブラウスに黒に赤の花柄が施されたスカートで登場しました。
最初はステージのグランドピアノの前に座り、「オルゴール」の弾き語りを、イメージ映像をバックに披露されました。弾き語り、すばらしかったですね。実はピアノの弾き語りは最初の「オルゴール」と、アンコールの「私が見えますか?」「忘れ路の旅人」の3曲だったんですが、個人的には全編ピアノの弾き語りでも良かったかな、と思いました。熊木さん、ピアノが上手いですよ。生音、アコースティックが好きな僕としては、もうちょっと生演奏での歌、聴きたかったな。とは言うものの、映像もオルゴールから発せられる音をイメージ化しながら、四季が移ろっていく映像にマッチする熊木さんのハイトーンボイスは素敵でした。
次の「戦いの矛盾」も映像つきで、こちらは音源を使っての歌唱となりました。いわゆるカラオケってやつですね。映像のほうは戦争をイメージしたものになっていました。さきほどサポートメンバーをつけづらいと言いましたけど、映像がつくということは、映像と音楽にある程度、尺というかタイミングを合わせなければいけないんですが、生演奏だと合わせるのが難しくなります。演奏者が映像とタイミングを合わせなければいけないんですが、おそらく指揮者のような人が居ないと合わせるのが至難の業になるはず。あるいはあらかじめクリック音であったり、ドラムなどのリズム音を打ち込んでおいて、それに合わせる形にしなければならないんですけど、それだと生音のよさが出ないので、今回は音源を利用したんだろうと思われます。つづいて、「0号」は映像なしで熊木さんのきれいな声で歌い上げられました。
ここで初めて熊木さんが挨拶をされました。これまでしっとりとした感じで3曲続けられたので、どんな挨拶をされるのかなと思ったんですが、いつものとおり「こんばんは、熊木杏里です!」と元気な挨拶をいただきました(笑)。あとはサポートメンバーが居ない事について、ブログでカモフラージュしていたなんて話をしていたんですけど、いつか映像と一緒にライブをしてみたかったということをおっしゃっていたと思います。
ツイッターでビルボードジャパンの平賀哲雄さんが掲載されていたオフィシャル作成のセットリストから拝借させていただいたものを勝手ながら転載させていただくとして…(汗) ちょっと覚えているところをチョイスして書いていこうと思います。
「水に恋をする」は熊木さん、MCで改めて好きな曲だとおっしゃっていました。水はいろんな形に変化し、海に流れていくこともあれば、蒸発して雲になることができる。凝り固まっていた自分の心も水のようにできればいいなと、あこがれる気持ちをこめてこのタイトルにしたんだというお話をされてました。そんな話をしつつも、スタッフの方が”寝ずに恋をする”って言っていて、「しとけよ」っていう笑い話を一方ではしてました(笑)。
そうそう。「窓絵」に映像が付けられていなかったのは、個人的には残念でした。デビュー曲だから映像付けてくれれば良いのになあとライブでは思っていたんですけど、今、ふと思い返すと、デビュー曲だからこそ、映像は付けないほうが余計なイメージがつかなくて良いのかなと思い直しました。
「わちがひ」は映像が付けられていたんですが、熊木さんのMCで説明があったんですけど、2つ(複数)の輪をイメージした曲だってことにいまさら気づきました(苦笑)。「輪違い」から来ているタイトルだということだったんですね。しっかり歌詞を読んでいない証拠ですね(汗)。映像は知恵の輪をイメージしたような映像が流されていました。
「朝日の誓い」「君の名前」はいわゆるカラオケでしたけど、熊木さんの生の声で聴けたのはうれしいですね。それにしても、カラオケとは言え、CDとまったく同じ音源でもなさそうな感じだったんですが、若干今回のライブにあわせて調整されているのかな? 未確認ですけど、若干CDとも違うような気がしましたが、どうなんでしょうね?
そうそう。「お祝い」という曲で、熊木さん、一番高音部分を裏声で歌うところが声が出なくて大変そうでした。曲が終わった後、ちょっと照れ隠しの苦笑いをして「なかなか緊張が取れないねぇ」と言っていたような気がします。声が出ないときは若干キーを下げたりすることもあるんでしょうが、ボクが聴いた感じではキーを下げていた曲はほとんどなかったように思います(もちろん未確認ですが…汗)。もしかすると歌い手熊木杏里の意地なのかも知れません。この間のライブでミスった時、結構悔しがってましたしね。
「Hello Goodbye & Hello」は出だしが結構高い曲なんですが、おそらく裏声じゃなくて、地声で歌われていたんじゃないかなと。歌い方がちょっと違うような気がしましたが、ボクの勘違いかな? この曲の映像はなかったです。
そうそう。これもボクの勘違いかもしれませんが、熊木さんって歌うときって自然に右手を眺めてしまう癖があるような気がしました。客席からだと左側になりますが。意識して熊木さんから見て左側も視線を振ってくれていますが、やはり自然と右側を向かれているような気がします。というのも、以前のライブのときに左側(ステージから見て右側)の席だったときに「ずいぶんこっちを向いてくれるなあ」と感じていたことがあって(たしかこのブログでも書いていた記憶が…)、今回の座席は右側(ステージから見て左側)だったので、比較できたんですが、やっぱり今回は右側を向いてくれる回数が若干少なめだった感じがしました。調べたわけではないので、ボクの感覚的な判断ですが。どうでしょうね? 熊木さんのラジオに投稿して聴いてみようかな?(笑)
話が変わりますが、今年リリースされた「生きているがゆえ」からの曲がなかなか歌われなくて、途中まで「どうして歌われないのかな?」とヤキモキしていたんですが(苦笑)、「逆光」が来て勝手にひと安心してました(笑)。
「Flag」から3曲は客席が熊木さんに促されてスタンディングとなったんですが、手拍子とともに一緒に歌ってとリクエストされて間奏部分の「♪ラララ…」というところを歌ってきました。熊木さん、途中で副旋律を歌われたので、前のライブの時には完全にそちらに引っ張られてしまったんですが(笑)、今回はしっかり主旋律を歌えました、たぶん(笑)。続いて「冬空エスコート」だったんですが、この曲で熊木さんが歌詞を間違ったのに気づいてしまった(苦笑)。この曲は映像がついていたんですが、ところどころで映像に歌詞を立体化したものが表示されていたんですけど、その歌詞と歌った歌詞が違っていたわけで…(苦笑) それはそれでご愛嬌ということで。パフォーマンスにはまったく問題なかったですよ。
でもその後スタンディングしながら「ひみつ」は手拍子ができない曲で、ちょっと困ってしまった(苦笑)。リズムを取りながら聴いてましたけど、直立不動で聴いている人が多くて、ちょっと参ったな、と(汗)。とは言え、ライブラスト(アンコールを除いて、ね)の曲の前に、「じゃ、座ってください」ってMC挟むのもはばかれるし、仕方なかったかな。ペンライトとかがあったらよかったんですけどね。
「ひみつ」が終わった後、いったん熊木さんが退場すると、自然発生するアンコールの拍手。徐々に拍手のリズムが早くなってきて物凄く早い拍手になってしまったので、途中で一拍抜きにしたら、会場全体も拍手が切り替わったりして面白かったんですが(笑)、熊木さん、ワンピースに見えないような上半身がグレー、下半身が黒(だったかな?)のワンピースに着替えて出てこられました。
アンコール最初は、アニメ「シャーロット」の最終話で流された挿入曲「君の文字」が、アニメ「シャーロット」の最終話の映像とともに歌い上げられました。曲自体ハイトーンでしかもリズムが変則的だったので、熊木さん自体も「非常に難しかった」とおっしゃっていたんですが、難なくフルコーラス歌われていました。映像とマッチしていて非常に良かったと思います。「シャーロット」を観ていた方には非常に良いナンバーだったんじゃないかと思います。ライブでは本邦初演ですしね。でも、この曲の歌詞って、結構ひどいこと言ったりしてますよね。「僕のおかしな妹とともそりゃ仲良くやっていけるだろう」って、主人公の立場での歌詞なんだろうけど、言葉のチョイスが結構ストレートで、熊木さんなら使わなそうな言葉が結構散りばめられていたような気がします。
その後に続いてのアンコール、「私が見えますか?」「忘れ路の旅人」は、ピアノ弾き語りでしっとりと聴かせていただきました。特に「忘れ路の旅人」は長野のテレビ番組の企画で作られた曲だったんですが、今度の新しいアルバムに収録される予定とのことで、アルバムとはアレンジは変わるけど、弾き語りで聴いてほしいということで歌われました。
ふと思い出したんですが、熊木さんが新アルバムを作成しているという話をしたときに「あまり目指さないというか…」「もう少し楽~に今のことをちくちくと編み物を編むように(言葉を紡いでいきたいという意かな?)」という感じでアルバムを作っていきたいという話をされていましたのが印象的でした。「忘れ路の旅人」もそんな感じで紡がれた曲なんでしょうか。結構、肩肘張って何か目標を持って、というよりも自然体で「目指さずに」過ごすということも結構重要だったりするのかなと思ったりするわけで。それはそれで悪いことではないと思ってます。そんなことを感じたライブでした。
…ということで、写真は家に帰ってから載せるということで、ひとまずホテルでパソコンを借りて、コンサートレポートを翌午前2時45分に書き上げましたので、書き間違いなどはご容赦いただければと思います(苦笑)。というか、一回校正したらデータが少し消えてしまって…(汗) ということで校正してませんので、そのあたりは後ほど修正することにします(苦笑)。大きな誤り等があればコメント等で教えていただけると幸いです。
(セットリスト)
1.オルゴール (ピアノ弾き語り)
2.戦いの矛盾
3.0号
4.あなたに逢いたい
5.おうちを忘れたカナリア
6.水に恋をする
7.窓絵
8.わちがひ
9.朝日の誓い
10.君の名前
11.お祝い
12.クジラの歌
13.Hello Goodbye & Hello
14.逆光
15.Flag
16.冬空エスコート
17.ひみつ
encore
18.君の文字
19.私が見えますか? (ピアノ弾き語り)
20.忘れ路の旅人 (ピアノ弾き語り)