あれから1年…
2012年3月13日
そんなに経っちゃったんですね。早いような、でも長かったような。
11日はどこもかしこも震災一色だったので、やっぱり1年前を思い出さずにはいられない。
あの当時の大変さやら、ひょっとしたら覚悟をしなければならないのかといった緊迫した状況やら、目の前に広がる非現実的だと思いたいけど現実である風景などなど、正直思い出したくない記憶であったり、感情であったり。
目の当たりにした瞬間は大したことないんですけど、後から振り返ってみると、恐ろしかったり、実際に被害を受けたり、亡くなった人たちの気持ちを考えてしまうと胸がいっぱいになってしまう瞬間があったし、今でもあります。ちょっと前まで、防災に携わっていた人間でもあるのでいろいろ至らないところもあったのかなと思うこともあるし…
また、今でも余震は続いていて、未だに大きい地震がくるのでは…」と思っている自分もいます。初期微動でイヤなあの「ドドドドド…」っていう音には敏感になりました。だから、たまに乗用車のエンジン音がそれとちょっと似ていたりするもんだから、勘違いしてたまに「ビクッ」っとするときがあるのはご愛敬(苦笑)。
ある意味、ちょっとしたトラウマになっているのかも知れないんですけど、やっぱり節目で思い出すというのは大切なことなんだろうと感じています。実際、体験したボクらにはちょっとつらいところもありますが、大震災もそうだし、原発事故もそうですけど、後世に受け継いでいくには必要なことだけど、どうしても年月が邪魔して薄らいでいきますからね。過去にもこういった大津波もあったはずなんですけど、全然ボクらは分かってなかったですからね。
でも幸いなことに今回は様々な映像資料が残っています。Youtubeを見れば、幾千もの動画が引っかかりますからね。それでほんの少しでも後の世に伝わっていってもらえれば良いんですけどね。