映画「アリス・イン・ワンダーランド」

 映画館で「アリス・イン・ワンダーランド」を観てきたので、その感想をちょっとだけ。

ストーリー
 ストーリーは、大人になったアリスが、記憶の彼方に消え去ってしまった「ワンダーランド」にまた舞い戻り、ワンダーランドの女王たちの権力闘争に巻き込まれていくという、こういう風に要約すると何だか全然面白くないストーリーになっちゃいます。ま、ネタバレ防止のためってことで。

 僕自身は「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」などは全く読んでいないんですが、映画を観る分には十分楽しめました。でも元ネタが分かっていると、リンクしてくる部分もあってもっと面白みを感じるんでしょうね。

映画館の様子
 結構、老若男女問わず座席が埋まっていたように感じました。そうそう、この映画も3Dで観たんですが、メガネが改良されていて、バンドで押さえられるよう紐が付いていて、メガネオンメガネのボクには負担軽減につながっていて、そのあたりは好印象でした。観る側も、3Dにずいぶん慣れた感じなのかも。

印象
 画面の印象がもの凄くカラフルでした。そもそも白の女王のホワイトと、赤の女王のレッドというベースカラーがあって、その上でいろんな色が配置されていて、カラフルさがもの凄く目立ってました。それと、CG技術がさりげなくちりばめられていて、現実では不可思議な情景や物ごとを、映画の中ではいかに自然に振る舞わせるかということに気を配っていたんだろうなと感じました。画面上では全く違和感は無かったのが素晴らしかったと思います。

俳優陣の演技
 マッドハッターを演じるジョニー・デップは、こういった変わったキャラクターはなかなか上手いですよね。安心して観てました。今回、主役のアリスを演じるミワ・ワシコウスカは、序盤はちょっと違和感を感じたんだけど、それがアリス自身が変な夢を見たり、KY(苦笑)だったりするところから来ているものだと徐々に感じて、序盤を過ぎたらそんなことすっかり忘れてました。これから活躍が期待されるところですね。

 終盤に大きなバトルシーンがありますが、そこは特に見所ってことでもなく、やはりカラフルな映像美の世界を楽しむ映画なのかな、という感じを受けました。「不思議の国のアリス」などの原作を読んでいないので何とも言えませんが、原作に出てきたところを映像化したりしているところなんかは、それぞれイメージしていたものもあると思うので、評価が分かれてしまうのかも知れません。

 

〔オーナーのお薦め度〕
アリス・イン・ワンダーランド ★★★★☆☆ 星4つ
(お薦めは何とも判断しづらいです。もの凄いインパクトがあったわけでもないので。サラッと観る分には良いと思いますが、タフな映画ではないです。でも悪くもない。)

〔オーナーの評価点〕
アリス・イン・ワンダーランド 67点(100点満点中)

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