アバター
ずいぶん前に観ていたんですけど、全く最近感想を書いていなかったので、思い立ってちょっとだけ書いてみます。
ニュースなどで監督のジェームス・キャメロン氏の前作『タイタニック』の興行記録を短期間で塗り替えたっていうことが伝えられていますが、ものすごい映像世界ですね。実写では描けない世界をCGで丹念に描いてある。そういう部分から、ものすごい労力を使われたんだろうなあということが推察できます。
内容としては「パンドラ」っていう星にある希少な鉱物を手に入れるため、地球人がアバターと呼ばれる技術で宇宙生命体の身体に乗り移って、パンドラ人と交流を図ろうとするけど、結局は…っていう感じかな。年末に観たものだから良く覚えてない(苦笑)。
テレビとかでは非常に評価が高いんだけど、ボク個人としては「至って普通」っていう印象なんです。映画からは「精神的に成長させる要素」だったり、「日常から離れた超感覚要素」などを得たいと考えているんですが、この「アバター」は映像世界はものすごくファンタジックなんだけど、ベースはやっぱり地球のイメージが強くて、あんまり新しいものを観たっていう感覚にはならなかった。
アメリカ人の人からすると、植物との交感シーンであったり、パンドラの守り神が植物であるっていうのは新しい視線なのかなあなんて感じますね。でもその当たりは、「トトロ」であったり、「もののけ姫」などでもおなじみなように、日本人にはすでになじみのある感覚であったりして、さほど新しい感じも受けなかった。ただ、ジェームス・キャメロン監督は宮崎駿監督に影響を受けた部分もあるなんて語っているようですね。
なんか、ちょうど観ていた時、精神的にすごく病んでいたのであまり良いイメージが湧いてこなかったっていうところもあって、あまり良いとらえ方が出来なかったんですが、悪い映画では無かったですよ。って、結構けなしている書き方してるのに、どういう感想なんだろ…(苦笑)
アメリカなんかでアバターの世界に入り込みすぎて現実がイヤになる鬱っぽくなる人がいるみたいですけどねぇ。そんなにインパクトが強かったかなぁ~
オーナーのお薦め度
映画「アバター」 ★★★★★☆ 星5つ
(3Dで観ましたけど、相変わらずメガネが重すぎる。でも、これからの映画館は3Dになっていくんでしょうね。映画館でこそ味わえる醍醐味を演出するために。でも3Dテレビも出るんですよね? すると映画館ではもっと飛び出るような3Dにしないといけないですね。)
「アバター」を観た人が、まさに「劣化したもののけ姫だ」と
言っていました。
ショーさんと似たような感覚だったのかもしれませんね。
わたしゃ、あの青い人間っぽい?(なの?)姿の生き物が生理的に
受け入れ難くて…(^^;
あ~、なるほど~!
「劣化した」ってのはちょっと辛口ですけど、そんな感じが
近いかもしんないですね。
描かれている動植物が「地球ベース」なので、本当に
宇宙なのかな?、って感じになっちゃって… ほとんど
地球だよなぁって。
あの青い宇宙人も、変に人間っぽくなっているから、
その中途半端さに気持ち悪くなるのかも。逆に映画の
「エイリアン」くらいグロテスクだったら余り気には
ならないと思うんだけど(笑)。
ただ、それでは映画「アバター」として成立しなく
なっちゃうんだろうけどね。