RED CLIFF レッド・クリフ Part 1



 とりあえず話題作は押さえておこうと思い、「レッド・クリフ」を観てきました。
 結構、「三国志」について熱く語る男性って多いイメージがあると思うんですが、僕はさっぱり三国志の内容が分からず、中国の歴史で何かあったんだろうなという程度しか知識がなくて、観る際にはちょっと不安な面がありました。ネットとかでも「孔明の罠」とか言われてもさっぱり何の事だか分りませんでした…(苦笑)
 そんな三国志音痴の僕が観たわけですが、冒頭に三国志のこれまでの流れの説明があって、それとなく戦況が分かった上で映画に入れたので、映画を観ていて混乱する状況には陥らずちゃんと楽しめました(笑)。ただ、冒頭の説明部分はどうも日本用に作られているのかなという感じを受けました。中国に近く、漢字圏なのでイメージがつきやすい説明だったんですけど、欧米の人にはあれだけでは説明しきれないような気が… たぶん欧米用の冒頭部分が作られてあるのかなと推測してます。
 で、肝心の中身ですが… やっぱり「Part 1」なだけあって、非常に中途半端に終わってます(苦笑)。正直な感想を言うと、Part 1だけでは映画としては成立してないという感じが… 「20世紀少年」の時にも言いましたけど、良いところで「次号に続く」っていう感じで消化不良でした。話がちょうど盛り上がってこれからどうなるんだろうというところで終わってしまってるので、多くの観客が「えっ、ここで終わり?」っていうように感じているのが映画館内の雰囲気で感じ取れました。
 それだけ「赤壁」の戦いが壮大な歴史なんだろうとは思うんですが、個人的には映画は1本作品で観たいなあと僕は思っちゃうので、どうしてもマイナス点と感じてしまいます。
 そうそう。この映画の音楽は岩代太郎さんが担当してます。ハリウッド映画ではないそうですが、これだけの大作映画を日本人の方が担当しているのもすごいですよね。音楽の方は、あまり中国を意識した音楽ではなく、オーケストラを基本とした壮大なメロディを奏でています。オープニングの曲は結構はまりそうで、サントラ欲しいなぁと思ってますが、いかんせん財政面が厳しくって…(苦笑) ただiTune Storeなどでダウンロード販売されているので興味のある方はチェックしてみて損はないサントラかなと思います。って、1曲だけでそんなこと言っていいのかな…(苦笑)
オーナーのお薦め度
 レッド・クリフ Part 1 ★★★★☆☆ 星4つ
(超大作の割には星の数は辛めです(苦笑)。好みの問題もあると思うので。でも、映画自体の完成度は非常に高く、役者さん達や部隊などのクオリティは素晴らしかったです。僕の気に入らないのは話が途中で終わってしまうところだけですね、ハッキリ言うと(笑)。)

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