茶髪かぁ…
なんだか久しぶりになってしまい、書き込みをするタイミングをしばらく逸していました(汗)。いろんな意味で疲れていて書く気が全く起こらなかっただけです(苦笑)。
ふと、気になったブログ記事があったので、ちょこっと。
【雁屋哲の美味しんぼ日記】茶髪・金髪は何とかなりませんか
「美味しんぼ」絡みではあるんですが、原作を書かれている雁屋さんが茶髪・金髪はどうかという話を展開されています。
うーん… 個人的にはちょっと過激すぎる論調かなぁという気がします。「茶髪・金髪の人は全員馬鹿だ」と言っているような感じなんですが、一律にそう思ってしまうのは偏見の何ものでもないと思います。ただ、ボク自身は似合わないので茶髪にはしてないんですけど、何か茶髪って「欧米に憧れて、単に欧米人に風貌に真似ている」ような気がして、ボクとしては抵抗感があります。別にそんなとこ真似なくても良いのにっていう感じで。
ただ見た目が茶髪、金髪の人でも、結構苦しんでいる人はいると思う。頭を使って何かを生み出せとは言え、どうして良いのか分からなかったりするんだと思います。学校教育を含めて、みんな小中学校、高校、大学に普通に通って、普通にどこかに就職しなきゃいけないような感じで、みんな同じような行動を取らないといけないような「雰囲気」がどこかにあるから、茶髪・金髪もその延長で、「みんなと同じようにしないと不安」と漠然と感じているようなところがあるのではないでしょうか。そういう点では、「何も考えずに真似てるだけ」というような感じもしなくもありません。
そんな状況で「何かしろ!」「自分らしく生きろ」と言われても、どうして良いか分からなかったりします。もちろんボクを含めて。そう考えると、一時期起こった硫化水素自殺やらなども関連してなくはないのかも知れない。どうしたらいいか分からず逃げ出したくなって、そこに「硫化水素」という切っ掛けに出逢ってしまった、という具合に。
ボクはどちらかというと茶髪・金髪は、「みんなやっているから自分もやらないと…」という脱個性(という表現をしていいのだろうか?)の世の中の象徴のような気がします。社会が能力主義であったりして、いわゆる欧米的な考え方が広がってきているのに、そういう「みんなやっているから…」という日本的な集団主義の部分が変な感じで残っているから、ものすごくアンバランスになってしまっているのかなという状況なんでしょうかね。
「ちょっと脱線しても全うに生きていける」ような世の中になれば、ちょっとは違うんでしょうね。他の人と違う道を歩んで、昔は「何とかなるかな」っていう雰囲気があったんだと思うんですけど、今の時代じゃ変な話、ホームレスになってその上年金ももらえず、あげくの果てにその辺でのたれ死んでしまうような不安を無意識のうちに感じてしまっているのかも知れません。
…って、なぜ茶髪からこんな話になってしまったんだろう…(汗)