ライラの冒険 黄金の羅針盤
原題が「The Golden Compass」です。合間を縫って観てきました。
映画が流れて最初に知ったんですが、原作は3部作なんですね(苦笑)。この映画も第1部の部分を映画にしているようで、ヒットしていけば続編が続いていくようです。だからこの邦題なんでしょうね。それぞれの話をシリーズとして統一感を持たせるための「ライラの冒険」ってな感じで。
もちろんボクは原作を読んでいないので(苦笑)、ま、ザックリ言うとおてんば娘が気球乗りと白熊を仲間にして、親友を助けに行くという話。って、全然核心をついていないあらすじです(笑)。そこで生きている人々はダイモンっていう人の心が動物や虫の形で外に現れ、自分の分身として寄り添っている存在とともに生きているっていうアイディアがなかなか良い感じのファンタジーです。
主人公ライラが操ることのできる羅針盤は、作中は「真理計」と呼ばれているようで、ライラにいろいろと教えてくれる(導いてくれる)キーアイテムのようですが、本作では結局何の役割を果たしているのかよく分からないまま。
結局、この「第一作」は何が何やらワケが分からないままストーリーが終わってしまった感じ。「黄金の羅針盤」は一体どういうものなのか、「ダスト」とは何か? ライラの役割って一体? 子どもたちはなぜ閉じこめられ、ダイモンと切り離されようとしていた(←これネタバレになるかな? とりあえず白地にして隠しておきます)のか。アスリエル卿が見つけ出した異世界とは。
でも、そんな謎ばかりの映画の割には結構ついて行けた。あの飛び交う不思議な乗り物とか、アイテムとかの世界観が引きつけてくれたのかも知れません。
にしても、悪役なのか何なのか分からないコールター夫人役のニコール・キッドマンは綺麗な人ですなァ。彼女が写るだけで画が映えるように見えるんだからすごいです。って、これは男性視線だからか?(苦笑)
オーナーのお薦め度
ライラの冒険 黄金の羅針盤 ★★★★★☆ 星5つ
(最後のエンディングテーマ、その名も「ライラ」っていう曲がパッと耳につくんだけれど、あまりにストレートに「ライラ」と歌い出すもんだからちょっと違和感が…(苦笑) そんなにストレートに言わなくてもって感じ。にしても、主人公のライラ役を演じたダコタ・ブルー・リチャーズって女の子、映画初主演なのにすごく貫禄(?)のある演技していてすごく良かったですね。)