やらせとサクラ
ここのところ、タウンミーティングのやらせがいろいろと問題に挙がっています。
事前に用意した質問をしてもらうように手配したり、依頼して質問したサクラの人に報酬を支払ったり、タウンミーティングへの参加抽選を故意的に操作したり、はてまて1回のタウンミーティングあたり1,000万円かけて、その内訳がべらぼうな金額だったり…
かなりの問題点が挙がってますけど、これはあくまで個人的な意見なんですが、「サクラ」についてはある程度あっても良いのではないか、と思ったりもします。
もちろん報酬を支払うのは良くないですけど、タウンミーティングでの質疑応答での最初の質問なんかをサクラの人が簡単な質問をまずしてみるってのは悪いことではないような気がします。
日本人の国民性なのか、質疑応答の際に何も質問が出ずに終わってしまうケースがよくあったりします。そもそも「議論をする」っていうような習慣って、最近になって出てきたことなんじゃないかなと思ってたりしてます。日本は、予め仲間内で決めちゃったりするっていう習慣が根付いていますよね。だから「談合」とかなどはあまり罪の意識が無かったりする。そんな感じだから、表立って質問などはせず、後から「これってどうだったの?」とか個人的にちょっと聞いてみたり、なんていう感じが多かったりするような気がします。
だから、「質問して良いんだな」っていう雰囲気をまず作るのに”サクラ”を使うってのは『アリ』で良いと思うんですが、今回は他の問題も関連してきて、「全て悪い」という印象を感じたので、「サクラ」自体はケースバイケースで使用しても良いんじゃないかということを言ってみた次第です(笑)。
ま、最近は欧米化してきているから、平気で質問する人が増えてきましたけどね(笑)。僕なんかも「質問しないと失礼にあたる」と教えられたので、何かあれば質問するように心がけてます。講演会とかでお話しいただいた方へ質疑応答に質問が出なかったら悲しいですからねぇ。
「やらせ」と「サクラ」、微妙なところですけどね。この辺はバランス感覚が求められそう。