対応が早い

 「ゲド戦記」の歌詞の問題の件で、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーがホームページ上にコメントを発表しました。
スタジオジブリ【「テルーの唄」の歌詞の表記の問題について】
 感心したのは、素早く自らの非を認めて謝罪したこと。今、福岡のいじめ自殺事件での学校の対応とか、福島県知事の汚職事件とか最近のいろんな問題がある中で、スカッとした謝罪だったな、と思います。素直に謝ることってなかなかできなかったりするんですよね。(ま、「千ちひ」のDVDの時は補償問題も絡んできてスカッとしませんでしたが…汗)
 …それにしても最近感じるのは、「非」があったらとことん叩かれる風潮があるように感じます。とことん立ち直れなくなるくらい叩かれてしまうから、逆に隠そうという動きが生まれて来ちゃうということもあり得るわけで、もちろん「非」があれば良くないことで正すべきなんですが、もう少し「寛容に」対応することも必要なんじゃないかなと思うわけです。
 福岡のいじめ自殺事件でも、いじめの切っ掛けになった元担任の教師がやり玉に挙がっていますけれども、あまりに叩きすぎるんじゃないかという風にも思うんです。こういうことはあまり書きたくありませんが、思い詰めてこの教師も自殺しかねないんじゃないかと。
 自業自得だという人もいるでしょうけど、当の本人はまさか「人を殺す」自体になるとまでは思っていなかっただろうし、叩いている側も「言葉」で人を殺めかねない、という意識をもう少し持つ必要があるのではないかと思います。マスコミなんかは最近暴走気味なので、もっと慎重に報道すべきだと思うんですが… 何せ鳥インフルエンザの時に、養鶏場の社長夫妻が自殺したなんていう”前科”がありますからね。

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