今日はちょっと早めに
今日は飲み会などがあるためちょっと早めに顔を出しに来ました。
にしても、盗作などなどでいろいろ巷が賑わっているなあと思ったら、「ゲド戦記」も何やら話題に挙がってきたので驚きました。
日刊スポーツ【松本零士氏、槙原敬之に歌詞パクられた】
日刊スポーツ【盗作騒動、槙原も松本氏も譲らず】
松本零士氏が、槇原敬之氏がケミストリーへ提供した『約束の場所』の歌詞が、銀河鉄道999のセリフに似ているってことで抗議したってことらしいんですが、そうしたら槙原側が「『銀河鉄道』っていう言葉も先人の作った言葉ではないか」という泥仕合を呈してきてますよね。
どうしても似てしまうっていうことってあると思うんですけどねぇ。両人とも苦労して作り上げたものだから、どうしても退けない部分があるのかも知れませんね。
そうしたら今度はこんな記事が…
毎日新聞【映画:ゲド戦記の挿入歌、朔太郎の詩と酷似!? 宮崎吾朗監督が「作詞」】
もともと「萩原朔太郎氏の『こころ』に触発されて…」っていうのは至る所で目にしていたのですが、「今ごろ、なぜ?」っていう感じで… しかもそれを僕の好きな「愛のつづき」の作詞をされている荒川洋治さんがおっしゃっているとは(汗)。
でも、シングル盤に、萩原朔太郎氏の『こころ』についてまったく触れられていなかったのはミスだったのかも知れませんね。ただ、法的には萩原氏の死後50年を経過しているようなので、いわゆるパブリックドメインになるから特に問題はないんですけども、ここで指摘されているのは「作品」として、ってことなんでしょうね。
荒川さんは現代詩作家として、「作品」に敬意を払ってもらいたいってことをおっしゃっているのかな、と思うとこの荒川さんの発言は納得できるところがあります。いくら「パブリックドメイン」とは言え、詩作家の方は、余りにも有名な方の表現を借りて自らの作品を作るってことは、「オマージュ」の何ものでも無いから、礼儀として元々の方に断りを入れるとか、クレジットを必ず出すとかっていう対応は必要なんじゃないのってことなんでしょう。それが例え詩人ではない宮崎吾朗監督だったとしても、ってことなのかな。
個人的には、プロの詩人ではないから…っていう気持ちも無いことは無いんですが(苦笑)、そのあたりはちゃんとハッキリCDなどに記載しておくべきだったのでしょうね。
にしても、最近よく「パクリ」関係の話題が出ますよね。ドラクエからの曲のパクリも某巨大掲示板で話題になってたりするし… うーん。
最初、この話(銀河鉄道の方)を聞いたとき、なんだかすご〜く嫌な気分だったんですね。
で、この嫌な気分は、一体何だろう…と、ずっと考えていたんです。
そうしたら、朝のワイドショーで、キッチュこと松尾貴史が、「松本零士さんは、むしろ誇らしく思ってもいいんじゃないか…云々」っていうようなことを言ってたんですよ。
あ!そうだ!これだ!と私も思いました。(キッチュは、あまり好きじゃないんだけどね…笑)
銀河鉄道999も、マッキーも好きなので、なんとかいい方向に向かってくれればと思っていた矢先、先週、松本零士氏が、ワイドショーに出ちゃって「謝るのなら、許す」みたいなニュアンスのことを言っちゃったんです。
嗚呼…松本さん…確かに思い入れのある言葉なんでしょうけれど、もうちょっと、こう、懐の大きいところを…なんて思ってしまうのは、私だけでしょうか。。。
…この件は、私もブログに書こうかなと思っていたのですが…。
…と思ったら、今度は、テルーですか…。
ううむ…。
小林亜星氏と服部克久氏の泥仕合もあったし、端から眺めていて、あまり良いものではないことは確かですよね。
ホント松本零士さん、もうちょっと心を広くして対応してもらっても良いと思います。こういうもめ事で作品の受け止め方が変わって来ちゃったりしますからね。