最近、読んでます
『県庁の星』、映画化されてすでに公開が始まっているようですね。フジテレビでずいぶん前に宣伝が流れた時に「こんな本があるんだ」と思って、買ったんですが、ずっと読めずにいました。で、ようやくある程度読み進みました。まあ、それも次に控える「ゲド戦記」を読みたいがためなんですが…(苦笑)
県庁の星
桂 望実
ここまで読んできたところの感じだと、当たっているところもあれば、はずれているところもあるかな、という感じ。ん? って、なぜ「当たり」「はずれ」があるのかって? ……さぁ?(笑)
正直なところは、ものすごくむずがゆいところというか、主人公の融通の効かない感じやらが自分にかなり当てはまっているところがあって、個人的にはちょっと「頭に来ながら」読んでます(苦笑)。オイラもこんな感じなのかなと…(爆)
ちょうど、僕自身にとってはタイムリーだったんです。他人のことを考えながら行動を取っているつもりだったのに、全く何も考えてなかったような気がしてたり、結局は自分本位で面倒くさがりなだけなんじゃないかとか自分自身に対して思っていて。いろいろ考えているうちに自分が情けなくなっちゃって、そんな状態でこの本です。頭に来ない方がおかしい(爆)。
役人は建前主義なんですよ。その建前がキッチリしていれば良いんだけど、案外そうでもなく、建前と実態がかなりかけ離れている状態だったりすることもあるんじゃないでしょうか。なのに、過去の否定が出来ずにいる。まだ読み切ったわけじゃないので何とも言えないんですが、「事なかれ主義」的な部分だけじゃなくて、もうちょっと役所の矛盾をついた部分があっても面白いんじゃないかな、なんて思いました。
にしても、映画の方が、原作と較べてストーリーが変わっているようなんですが、話の作り自体が変わっていないかちょっと気になります。主役のもうひとりが原作と年齢設定が全く違うし… どうなっちゃうんだろ、映画の方は。