タイムリー過ぎる

昨日、『現代は「生活をしている」「生きている」っていう実感が湧かないですよ。だから、「死」っていうものについてもなんだか分からない』なんて書いた途端に、17歳の少年が学校で教師を刺殺するなんて事件が起こりました。

 こういう事件が起こってこそ、やはり同じように強く思うんですよ。ニュースだって大きな項目として報道していますが、受け取る僕たちが『あぁ、またか…』っていう感覚になっている。

 実際、他人事(ひとごと)なんですけど、その「他人事」っていう感じが「生活をしている」実感が無いということに繋がっているような気がします。

 僕は、このような事件は「起こるべくして起こっているな」という捉え方をしていて、「またか…」という感じとはちょっと違う感じ方をしているつもりですけど、かといって特に解決策などもパッと思い浮かばない。

 ただ、少なくても、現代の少年少女に対してはヴァーチャル的にさまざまな事を教えるのではなくて、「体験」を通していろいろ伝えるということが必要だろうなあと思います。そうすれば、「生活している」「生きている」実感、感覚が湧くような気がします。

 なんたって、人間は簡単に生き返ると思っている子供たちがいるらしいし。ゲームじゃあるまいし、生き返るわけ無いだろッ!って普通思うはずなんですが、本気でそう思っていたとしたら、勉強ばかりではなくて、伝え忘れている何かがあるんだ、ということになるんだろうと思いますけどね。

ショー@オーナー
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