うーん

あまり時間も無いので長くは書きませんが、プロ野球の合併問題はなんだか暗雲たれ込めてきましたね。

 オーナー側は巨人のナベツネ氏と西武の堤氏が結託(?)して、1リーグ10チーム構想に現実味を帯びさせてきてますけど、仕事場が減る選手側、審判員側はそれじゃ困るぞということで、特に選手側はストも辞さない覚悟があるらしい。ファンもファンで、自分のチームが無くなるかも知れないという不安があるし。

 結局、それぞれ向いている方向が違うんでしょうね。オーナーたちは経営改善、選手・審判員側は雇用確保、ファンは好きな球団の存続。ま、表面上はみんな、「野球界のため」と言いつつ、やっぱり自分たちのことを考えてしまいます。それは仕方のないことなのかも。

 ただ… 例えば近鉄がこのまま合併せずに球団運営していって、突如「倒産」となったらどうするのか。もっとも、ダイエーなんかはかなり厳しい状況に追い込まれている状況でもあるし、そういうことも現実味を帯びてきてる。そういう状態になるよりは、なんとか体をなす形(合併)ってのは分からなくはない。

 でも、やっぱりそれぞれ、将来の野球界の展望やら青写真が作れてないと思います。1リーグ10チーム構想だって、1リーグにして野球をどう盛り上げていくかまでは手つかずだし。選手側なども雇用確保は良いけど、球団経営をひっ迫させている高騰する年俸については触れていないはず。ファンたちは…ま、ファンの方はそもそもチームありき、だからそんなことは考えないけど。

 誰でも良いから、どう野球を盛り上げていくかという具体案を出していかないと、結局はダメになっちゃうと思いますよ。それじゃなくても、巨人が昨シーズンオフにいろいろやらかして、野球への関心度も落ちているところなのに。

ショー@オーナー
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