ネットは確かに難しい
先日、長崎県佐世保で起こった小学校6年生同級生殺害事件はいろんな方面に波及しているようですね。
にしても、チャットのやりとりでのトラブルから起こったってらしくて、テレビでも「チャット」っていう言葉がちょくちょく出てたらしく(テレビを観てないからよく分からなかった…)、職場でも「チャットって何?」なんて聞かれたこともありました。
以前も書いたりしてましたけど、インターネット上って良くも悪くも「文字だけ」でしか情報のやりとりができない、そこが危険性を孕んでいるところだろうと思います。
普通だと顔の表情とか、発音のイントネーション、その場の雰囲気などなどによって、言葉に他のメッセージが加わります。これを「メタ・メッセージ」と言います。言葉としての”メッセージ”とは別に、そのメッセージの内容を左右させる”メタ・メッセージ”があるわけで、実はこの”メタ・メッセージ”の方が非常に重要なわけです。
例)
「お前なんか、死んでしまえ!!」
上の言葉を額面どおりに読んでしまうと、非常に酷い言葉です。相手を傷つける言葉になります。でも、こういう言葉でも対面して使うこともあるでしょう。例えば…
例2)
結婚式で非常に幸せそうにしている新郎に向かって、親友が「ホント幸せそうだなぁ~全く。お前なんか、死んでしまえ~(笑)」と冗談っぽく言った。
こうなると全然違いますよね。おのろけしている新郎に向かって冗談を言いながら、でも祝福している「死んでしまえ」になってる。
メタ・メッセージは言葉の本来の意味を全く変える性質があるんですが、インターネット上だとそのメタメッセージが無いので、わざわざそれらの情報を全て文字に置き換えてやらなければ、勘違いされるケースが出てくるわけです。(例2)で言葉で発せられているのは「ホント幸せそうだなぁ、全く。お前なんか死んでしまえ」だけなんですが、その前後の状況なども説明しないと、その時の発言の本当の意味が伝わらない。
それを知らないで、あるいは知っていても勢いで誤解されるような文章を書いてしまっている人は多いんじゃないかなぁと思います。僕だって間違った表現をしてしまって、相手にイヤな思いをさせてしまうこともありました。トラブルも4年もやっているといろいろありますし。
ただ、たいていの場合、言っている本人はあまりそれに気付いていなかったりするんです。後から指摘されたりして、やっと気付いたりする。
まあ、勘違いをさせたり、イヤな思いをさせてしまうケースは無くならないだろうとは思いますけど、とにかく「言葉」以外に意味を持つもの、無意識に使っているメタ・メッセージ(分かりやすく伝えるのであれば「ニュアンス」と言った方が良いかも…)などがあるんだというのを意識しておいた方が良いと思います。
特にお子さんをお持ちの方で、そのお子さんがネットをやっている場合は、早めに教えてやることが大切でしょう。
ちなみに、こういう「言葉」の危険性があるから、僕の書き込みとかも長くなったり、あるいは(笑)、(爆)、(汗)などなどを多用してたりします(核爆)。そうすると若干のニュアンスが伝わりますからね。