何か変だと思う。
帰宅してニュースに触れる時間が無いので、いつもヤフーをチェックしているんですが、最近気になっていた記事があったのでひとこと。
参議院議員の柏村武昭氏がイラクで人質にされた日本人について「自衛隊のイラク派遣に公然と反対していた人もいるらしい。もし仮にそうだとしたら、同じ日本国民であってもそんな反政府、反日的分子のために数十億円もの血税を用いることは強烈な違和感、不快感を持たざるを得ない」(共同通信の記事より引用)と述べたそうです。
最近の論調として、大手新聞である読売、毎日、産経、朝日のうち、朝日以外の新聞は社説で、イラクで人質にされた方の批判をしたそうだし、解放された3人に対する日本国内の批判が強まっているなぁというのを感じてました。
ただ、海外に目を転じると、逆にそういう論調を非難する記事が目につくんですよ。勇気ある若者たちに対して日本人は誇りに思うべきだとのアメリカ・パウエル国務長官の発言を筆頭に、ボランティア精神のある人に対して非難を浴びせかける日本人の冷たい視線に非難が集まっている。
僕もこの日本での風潮は、非常に疑問を感じています。今回、拘束された3名の方は自衛隊のイラク派遣について反対だったそうで、だからこそボランティアをと立ち上がった方もいるだろうし、真実を記事にしたいと立ち上がった方もいた。それを「反政府」だという風に切り捨てるのは、50年以上の戦前の考え方だと思います。日本政府と反する行動は認められないなんて考え方だったら、反民主主義的な考え方になりますよ。国会議員がそんな考え方を持つのはどうかと思う。それじゃなくても、柏村議員(この人って、あの「お笑い漫画道場」の司会者の人ですよね)って、広島県選出なんだから、戦争に対してボランティアなどの国際貢献をされようとして行った方たちに対し、そんな反応を示すのについても問題だと思います。
もう一つ。国内でも批判が高まっていますけど、みんな、文句を言いっぱなしなんですよね。何か解放された3名の方が帰国された時に抗議行動をされていた方もいらっしゃったみたいなんですけど、結果的にイラクは危険だからと自衛隊にイラク復興支援を押しつけた格好をとっておいて、僕ら自身は何もやっていないのに、勇気を持ってイラクへ目的を持って行かれた方に対して一方的に非難を浴びせかける資格があるのかなという疑問を持っています。
ただ、確かに拘束された方たちの不注意等はあったと思います。それこそ危険地域であるので、一瞬たりとも気を抜くわけにはいかない場所ですから。でも、それでもトラブルに巻き込まれることはあると思うんです。大使館の職員の方が亡くなるといった事件も記憶に新しいですけれども、イラクにいるってことに限らず、何らかのトラブルに巻き込まれるのは発生しうることですからね。ま、そのトラブルの度合いが高い国に行っているのだから、費用の一部負担の話も出て当然だとは思います。
でもやっぱり、国を挙げての非難はおかしいと思います。褒め称えはせずとも、それなりの目的を持って行った方なんですから、「お疲れさん」くらいの暖かい出迎えくらいはしてやっても良いと思うんですが。