国内と海外
大分県で鳥インフルエンザにかかったチャボが発見されたってニュースでやってましたよね。やっと鳥も終息していったなあと思った矢先だったので、各方面(特に養鶏業界)はショックを受けているようですね。
前々から感じていたんですけれど、BSEとか鳥インフルエンザもそうですけれど、国内産のものについては、危険だなあと感じていながら、海外産についてはさほど気にとめていない日本人っていう構図ができてますよね。
BSEにしても、国産牛について、狂牛病だと断定された牛が見つかった前後は、牛肉離れを起こしてましたよね。みんな、特に国産牛は買っていなかった。今は、全頭検査をするようになって安心感が出たことから、通常の消費はされるようになりましたけどね。それなのに、アメリカ産牛肉からBSEが発見されても、お構いなしじゃないですか。逆に牛丼が無くなるっていうので、アメリカ産牛を使った牛丼に消費者が群がる始末で、経団連の奥田会長も「(牛丼がなくても)死ぬわけでない。日本人は右から左へ早くふれやすい、単純な国民だと感じた」というコメントも飛び出す始末で…
鳥インフルエンザにしても、今は山口県と大分県の2県で発生して移動制限をかけていますけれど、海外の鶏肉加工食品なんかについては、僕らはさほど気にかけていません。
そんなことを傍目から見ていると、日本人って変な習性があるなあと感じてしまいます。一方では過敏反応を示すのに、また一方ではあまり興味を示さないというか… 結局は同じことなのに、内か外かで完全に意識を分けているというか…
それもこれも、経団連の奥田会長が言うように、みんな右ならえで行動を起こしがちなところがあると思います。特にマスコミに対して右ならえという感じで。あ、一部右ならえになっていないところもありますが…(アメリカ産の牛肉について、日本はアメリカに全頭検査を求めていますが、テレビを眺めた上で僕が感じた印象としては、”生活に困るからそんなに厳しくしないでも構わないのでは?”という風潮に読みとっています。)
うーん、なんか変だなあと思いませんか?