開演前雑感
もう何度ここに来たことか… そう、ここは東京の池袋駅そばにある東京芸術劇場です。高速バスと地下鉄、JRに揺られながら会場にたどり着きました。何度来ても、やっぱり会場の雰囲気は変わりませんが、その時々のコンサートの内容などによって、気持ちの持ち方も変わってきますよね。
今回は、第17回ファミリークラシックコンサート「ドラゴンクエストの世界」を聴くために、このホールにやってきました。このコンサートの2週間ほど前には久石譲さんコンサートツアー「JOE HISAISHI Symphonic Special 2003」が開かれ、このためにも同会場に来てたので、慣れっこというか、今ではホームグラウンドみたいな会場です。ただ、この時はちょうどお盆にコンサートっていうこともあって高速バスが遅れてしまい、開演時間直前に到着というハプニングがあったんです。大変でした…(笑) 今回が若干の余裕を持って会場に到着することができたので胸をなで下ろすことができましたが。ちなみにドラゴンクエストのコンサートは去年からこの東京芸術劇場に場所を移されており、会場の制約らしいんですがコスプレ禁止となりました。ま、東京芸術劇場は東京都の外郭団体が運営しているらしいので仕方がないのかも知れませんけれど。そういうことで、コスプレをしている方は全く見かけませんでした。
そうそう、スタンド花なんかも来ていました。スクウェアエニックスの社長さんと副社長さん連名のものとか、アニプレックス(全身はSME・ビジュアルワークスで、主にアニメーション系のコンテンツを充実させている)や、アルテピアッツァ(ドラゴンクエストのヴィジュアル面を担当している会社)、ソフトバンクパブリッシング(「週刊ザ・プレイステーション2」などの雑誌を発売している会社)の4つを確認しました。個人的にはスクウェアエニックスの社長副社長の連名ってのが気になりました(汗)。やっぱり内部ではエニックス派とスクウェア派みたいなのができているのかなあと…(苦笑) そうそう、そういえば聞いた話なんですが、ファイナルファンタジーの音楽を担当している植松伸夫さんもこのコンサートに来ていたらしいです。ま、クリエイターのみなさんには、会社のいざこざとかはあまり関係ないですからねぇ。とにかく自分の仕事をこなし、全うできればってところでしょうから。
ホワイエではCD販売などが行われていました。吹奏楽版の「Dragon Quest in Brass」の第1〜3集の全てか、ドラゴンクエストコンプリートCD-BOXを買うとすぎやまさん直筆のサイン色紙がもらえるという特典付きでした。名古屋でも同じようなことをやっていたんですが、すぎやまさん、手がつかれないんでしょうか… ずいぶんとサインを書かれているようなんですよ。東京ではちゃんと見ませんでしたけど、名古屋では箱にかなりのサイン色紙が入っていたので… それで、僕はというといろんな人とお話をしていました。僕のホームページとリンクをさせていただいているみぎーさんやスペアリブさんやそしておふたりの掲示板などで話している方、そして以前からおつきあいさせていただいているよしむらさんの顔を見つけたので少しばかり立ち話したりしました。こういった機会がないとインターネットでやりとりしていただいている方と直接話す機会が無いですからね。
開演時間少し前にホールに入りました。何度もこの会場で音楽を聴いているので慣れっこなんですが、実はあまりこのホールの響き具合は個人的にしっくり来ません…(苦笑) 何か変な風に音が反射しているような感じで… 今回のコンサートもものすごくトランペットやトロンボーンあたりは際立って聞こえているのに、オーボエ、クラリネット、フルートの木管楽器系はちょっと聞こえづらかったです。ホルンも他の金管楽器と較べると、元々音色が丸いこともあるんですけど、それにしては少し音が聞こえづらかったような気がしました。そうそう、ちなみにステージの上を眺めたら天井からまたマイクが垂らされていました。2ヵ所に垂らしてあって、6本くらいのマイクがあっただろうと思います。ライブ録音してCDになればいいんだけどなあと思ってますが、どうなるんでしょうね…
それではいよいよ開演です。