あとがき


 コンサートが終わり、NANAさんと七重さんが急いで帰っていかれた後、渋谷さん、遥楽さん、みせす ちゃいるどさんと共に、宮崎監督が久石さんへ送った花飾り(って言うのかな?)の前で記念撮影し、その後、みせす ちゃいるどさんと別れ、他3人で、ちょっとした食事を兼ねながらお話をしておりました。皆さん、本当にお疲れ様でした。また、ありがとうございました。もちろん、久石さんたちにも、「ありがとうございました!」。

 でも、本当のことを言うと、コンサート中、自分の中に「冷静な自分」がいて、本当にコンサートにのめりこむという感じにはなれなかったのです。うーん、ジャーナリストの血か…(今年卒業した母校では新聞局長だったので…) それと、音響も席位置が悪かったせいか、音の迫力があんまり伝わってこなかった… ま、その辺は仕方ないかなあと思っています。でも、それを差し引いても非常に楽しめました。あ、でも、一番肝心なことが… 僕は前から7列目だったんですが、そこからだと久石さんは約10メートル先にいるんですが、微妙な距離のせいか、何か存在感が僕のところまで伝わってこなかったって言うか、何か実感するまで行かなかったんですよ。でも、そんなこと言ったら、2階席、3階席の方たちに怒られちゃいますね。やっぱり、芸術劇場の場合、1列目か2列目のほうが良いかもしれないです。あと、あれほど花束を持った男性が多かったとは… 僕も用意して握手したかった。今度、僕と一緒に花束渡す方、いませんか?(笑)

23:20頃 ホテル着
 ホテルに戻り、ちょっとした作業をして(ちょっとした、と言っても24:30頃までやってましたが)、寝付こうと思ったのですが、結局26:00過ぎまで寝れませんでした。やっぱり、コンサートが終わって興奮してるのね… コンサート前はそれほどでもなかったのに…

11月12日 帰路
 コンサート会場で買ったCDを聞きながら帰ろうかなあと思いつつ、ふと上野駅のホームで電車を待っている最中に、「戻るのか…」っていうような、何か後ろ髪を引かれるような想いに駆られていました。「もう終わっちゃったのか… コンサート…」そう、終わっちゃったんですよね。1日後に遅れて何か胸に込み上げるものが出てきました。来年、もう一度聞きたい。今はただそれだけです。来年はオーケストラかな? いや、意表をついて他のもので来る可能性もあり?

余談
 いやあ、帰りに東武に寄って来たんです。が、ホテルを8:30にチェックアウトしたんですが、東武は10:00から… 9:00からやっているのかなあとちょっと期待していたんですが、そのもくろみも見事にはずれました。仕方なく、池袋駅内のカフェテリアでカフェオレを飲み、時間になったところで入っていきました。で、東武に寄った目的っていうのは、久石さんの音楽の楽譜がないかなあと思って、ちょっと立ち寄ったんです。コンサートを見て、ああ、僕も弾いてみたいなあと思っちゃって。ただ、東武、西武のような大型百貨店になると、ドラクエでいう「ダンジョン(洞窟)」みたいなもので、非常に迷ってしまいまして、ずーとウロチョロしていました。警察に職務質問されなかったのが不思議なくらいで(笑)。ようやく見つけたCD店には楽譜はありませんでした。でも、その隣りに本屋が… 本屋にあるかなあと思いつつ、眺めてみたら… 残念ながら、「ナウシカ」や「ラピュタ」などの宮崎作品の楽譜はあるものの、久石さんのソロアルバムの楽譜はありませんでした… なぜ坂本龍一のやつがあるのに、久石さんのはないの? とりあえず、そのまま何も買わずに帰ってきました。

 そして、最後に。家に帰ってきて、テレビをつけたら天皇陛下の即位10周年の記念行事がやってました。そこで「X JAPAN」(はもう解散されたんですが…)のYOSHIKIがオーケストラをバックにピアノを弾いているじゃないですか。それは良いことだと思うんですが、その脇から女性たちの黄色い声が… 「おい、声を出さないで、音楽をじっと聴くのが本来のファンじゃないのか?」と思っちゃいました。でも、ああいう舞台では、なんとなく久石さんの方が合っていると思ってしまうのは、私だけでしょうか… それにしても、YOSHIKIがバンドで演奏する時は、まあ、叫んでいても一向に構わないと思うんですが、クラシック系統の音楽を聴く時にはちょっとマズイでしょ。…YOSHIKIファンの方々、ごめんなさい。でも、それくらい礼儀だと思います。


 ご拝読ありがとうございました。この内容を書くのに数時間もかかり、11月12日中にアップする予定だったのですが、やっぱり次の日にずれ込んでしまいました。ここの内容は、nezさんの「久石譲&宮崎駿フォーラム」のコンサートレポートを参考にしながら書かせていただきました。内容的にダブる部分もありますが、読み応えのあるものになったと思います。また、みせす ちゃいるどさんの書き込みを引用させていただきました。

 ※何度か、このレポートを修正しております。不適切な表現等も少し含まれておりました。その点は訂正しお詫びしておきます。


執筆者 ショー

(1999/11/13 02:00アップ  2000/01/15 18:30校正 第7校)

 

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