これまでとは違うもの
郡山市民文化センター入口より |
今回行われるコンサートはNTTドコモ東北の携帯電話契約が250万を突破した記念ということで応募型キャンペーンという形で行われた。そのため、入場料がいっさい無いものの、NTTドコモ東北と契約がない場合、また契約があってもチケットが当たらない場合は、コンサートを鑑賞できないといった特殊な形式のものであった。私も職場の方に頼んだりと数通応募したのだが見事にはずれてしまった。しかし、様々な方のご厚意により、今回のコンサートの郡山公演に参加することができた。やはりチケットを頂いたからには進んで何かをしなくてはいけないと思い、今回は会場にずいぶん早い時間に入った。なぜかというと、NTTドコモ東北から送られてきた招待券と引き替えにチケットが引き渡されるのだが、どうも前の列から順に渡されるという情報が入っていたため、一番乗りをすれば最前列に座れるのではないかと考えたからだ。ちなみにチケットの引き替えは午後3時からだったが、私が会場入りしたのは午前11時55分頃。もちろん、その時間に観客らしき人影はひとつもなかったのはいうまでもない。
郡山市民文化センター内の大ホール前の椅子に座って待っていたのだが、合唱で参加される安積黎明(あさか・れいめい)高校、安積(あさか)高校、FCT少年少女合唱団の皆さんが私の前を何度か団体で通り過ぎていく。おそらく、私のことを「誰だろう?」と思っていたに違いない。ひとりで待っていた間は、少し肩身の狭い思いを感じていたのは事実だ。
少し経ってから、前回のコンサートでもご一緒した師匠と、ファンの間ではかなり有名なスイートピーさんがいらっしゃった。このお二人はすでに同コンサートの他公演を鑑賞しているため、今回も連続しての参加となる。お二人の話によると今回は、趣向を凝らしたものが観れるということで、私はずっとその内容に頭をめぐらせていた。
談笑をしていると、いつの間にか時間が経っていたのだが、ふと周りを見渡すと他の観客もチラホラ姿を現しはじめた。それでも、どうも郡山会場の出足が鈍いような感じがした。午後2時(引き渡し1時間前)ぐらいも、チケット引き渡しのため待っていた観客は100人にも満たなかった。やはり福島県の県民性なのだろうか。そんな私も福島県民の一人なのだが…
そして、東京方面から駆けつけてきたネットの友人である渋谷さんたちと合流し、一括でチケットを引き替えた。引換券6枚、チケット計12枚という暴挙に… 個人的にはちょっと後ろに並んでいる方々に申し訳ないなという気持ちが多分にあったわけだが、背に腹は替えられず、1階席最前列の真ん中のブロックを全部占拠(?)する形となった。
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