演奏フィル紹介 -Philharmonic Orchestra-
シンフォニックコンサートとなると、気になるのは演奏をするフィルがどういうところなのかですね。全国で行われる今回のツアーで演奏を担当するオーケストラの情報を集めてみました。
セントラル愛知交響楽団 Central AICHI Symphony Orchestra
1983年にナゴヤシティ管弦楽団としてスタート。その後、愛知県岩倉市に拠点を移し、1997年、現在のセントラル愛知交響楽団に改名をする。芸術顧問・主席指揮者に「ドラゴンクエスト」でおなじみのすぎやまこういちとの親交もある小松一彦、正指揮者に古谷誠一、常任指揮者に松尾葉子を擁し、自主運営オーケストラとして幅広い活動をしている。1996年に平成7年度愛知県芸術文化選奨文化賞を受賞。
関西フィルハーモニー KANSAI Philharmonic Orchestra
1970年、阪神の若手が集いヴィエール室内合奏団を発足させる。ヴィエールフィルハーモニックを経て、1982年に現在の関西フィルハーモニー管弦楽団となる。常任指揮者に飯守泰次郎、正指揮者に藤岡幸夫を抱え、現在、ベートーベンチクルスというベートーベン作品の公演を定期的に行っている。平成13年度より芸術創造特別支援団体に指定されている。
コリアンシンフォニー Korean Symphony Orchestra
韓国唯一の自主運営オーケストラ。ソウルアーツセンターをフランチャイズとして活動している。韓国の方々に親しまれているシンフォニーの中の一つとして活躍しており、韓国の誇りを持って活動をしている。
新日本フィルハーモニー New Japan Philharmonic
1972年、指揮者小澤征爾のもと楽員の自主運営オーケストラとして発足。1988年、墨田区のすみだトリフォニーホールを本拠地とし、現在幅広い活躍を果たしている。久石譲の携わっている作品「BROTHER」「千と千尋の神隠し」「QUARTET」等の演奏を担当している。桂冠名誉指揮者に小澤征爾、主席客演指揮者に井上道義とゲルハルト・ボッセが務める。また、新日フィルは様々な活動を行っており、学校の体育館でのコンサートや各種施設などのミニコンサートなども行っている。
広島交響楽団 HIROSHIMA Symphony Orchestra
中国・四国で唯一のプロオーケストラ。1972年にプロ化し、1997年にはフランスでの公演も果たす。現在は広島厚生年金会館を拠点に、定期演奏会や様々な地域に密着した活動を行っている。主席指揮者兼ミュージックアドバイザーに秋山和慶、正指揮者に飯森範親、小田野宏之、渡邊一正、そしてコンサートマスターに伊藤文乃を擁している。またこれまでに地域文化功労者賞などを受賞し、活躍の幅を広げている。
九州交響楽団 KYUSYU Symphony Orchestra
1953年に始動、1973年にプロオーケストラとして活動を始め、九州を中心に活動をしている。常任指揮者に大山平一郎、主席客演指揮者に小林研一郎が務めている。1990年には釜山での公演を果たし、その後も音楽を通じて国際交流を行っており、現在に至っている。これまでに福岡市文化賞、西日本文化賞、文部大臣地域功労賞、福岡県文化賞などを受賞している。