〔備忘録〕熊木杏里 クマキナリ vol.1「無から出た錆 × 飾りのない明日」(2025.12.14)

注意
○このライブレポート(備忘録)は記憶をたぐりながら書いていったものであり、記憶が抜け飛んでいるところなどについては、脚色を施している可能性がありますので、完全なライブレポートではないことをご了解下さい。
〇音楽的な知識はあまりありませんので、誤ったことを言っていることがあります。その辺は気を付けながら(?)お読みください。
○もし間違いを見つけたり、補記できる項目があれば、コメント欄で書いてもらえると嬉しいです。
日時2025年12月14日(日)開場18:00 開演19:00
会場東京・GOOD TEMPO -MUSIC. BAR&PLANTS-
チケット全席自由:7,700円(税込)+ ワンドリンク(800円)
出演者Vocal, Piano & Guitar 熊木杏里
その他主催:SOGO TOKYO
企画・制作:ワーナーミュージック・ジャパン
後援:ヤマハミュージックコミュニケーションズ

曲目

前半
夏蝉(無)
忘れ路の旅人(飾)
あなたに逢いたい(無)
くちびるの魔法(飾)
景色(無)
夏の日(飾)
ムーンスター(無)
ハルイロ(飾)

リクエストパート
赤いスイートピー(松田聖子)
スニーカーぶる〜す(近藤真彦)
悪女(中島みゆき)

後半
イマジンが聞こえた(無)
灯び(飾)
風のひこうき(無)
白き者へ(飾)(無)

ENCORE
飾りのない明日(飾)
灰色の鳥(新曲)

(無)…アルバム「無から出た錆」より
(飾)…アルバム「飾りのない明日」より

クマキナリ

池尻にある、元小学校を改修したスペース「GOOD TEMPO」で行われた熊木杏里さんのライブを聴いてきた。

今回はツアーという形ではなく、『無から出た錆』と『飾りのない明日』、2枚のアルバムをテーマに据えたライブ。6つのテーマを設定し、それぞれから1曲ずつ選び、演奏していくという構成だった。

GOOD TEMPOは、学校を改修した空間ということもあり、いわゆるライブハウスとは少し違う、落ち着いた雰囲気。この日の内容には、ちょうど合っていたように思う。そもそも今回のライブのタイトル「クマキナリ」は、キテレツ大百科のコロ助の口癖……ではなく、「熊木」と「生成り(きなり)」を合わせた造語だそうです。若干のアレンジはされているものの、ほとんど熊木さんご自身で作った楽曲を届けたいということで始められたそうです。

あん八せんせい!

熊木さんは、ピアノ弾き語りを中心にしつつ、何曲かはギターでの弾き語りも交えて演奏していた。で、この日のライブは6つのテーマからそれぞれアルバムから交互に歌う形で、熊木さんから「3年A組 あん八先生」として、ホワイトボードを使って、講義をしながら歌を披露するスタイルでのライブとなってました。

6つのテーマ①

6つのテーマに合わせて、それぞれのアルバムから交互に熊木さんからの説明が加えられながら歌われていきました。

ふるさと
最初のテーマが「ふるさと」でした。「夏蝉(無)」と「忘れ路の旅人(飾)」のペアで歌われました。

「忘れ路の旅人」は、長野のある村での取材経験から生まれた曲で、そこでは、都会の便利な生活とは異なり、水も溜めてお風呂も沸かさないといけない生活があったが、人々はそれに慣れて生活していたのを目の当たりにして作った曲だという話をされていたと思います。


次は風景的な「あなたに逢いたい(無)」と、感情的な「くちびるの魔法(飾)」。

熊木さんは「くちびるの魔法」は感情的な意味合いを込めて『肉々しい』という言い方(漢字の当て方はこれだと思うけど…)をしてました。そうそう。武田鉄矢さんのマネージャーが「あなたに逢いたい」が好きだったそうなんですが、最後のサビの歌詞が書けなかった時に、「最後だけ情熱的に書けば」というアドバイスをもらって、ずっと風景的な歌詞だったのが、ちょっと情熱的になったそうですよ。

風景・景色
哲学的な「景色(無)」と、キマグレンのライブの時に歌った「夏の日(飾)」

「景色」では歌詞の中で「風には景色はない」「街には景色がある」「風には期限がない」と言っているけど、では「風ってなにものなのか」ってのを考えながら……聴かなくて良いんですけどねっていう茶目っ気のあるトールを繰り広げてました。

日常生活
ムーンスター(無)」と「ハルイロ(飾)」。

客席に「カタカナ」ってどんな印象がありますかって声をかけてましたが、カタカナのタイトルは、可愛らしくなりすぎるのを避け、硬さやポップな印象を与える意図があるっていう話をしてましたね。「ムーンスター」「ハルイロ」ともに手拍子とともに熊木さんのピアノの弾き語りで披露されました。

リクエストパート

ここでリクエストパートになり、渋谷での以前のライブでもあったリクエストは全部無視したそうですが(笑)、松田聖子「赤いスイートピー」、近藤真彦「スニーカーぶる〜す」、それから中島みゆき「悪女」が披露された。…が、ゴメンナサイ、世代じゃないのとあまり歌モノ聴いてなくて、「赤いスイートピー」以外は良く分からなかったです…(苦笑)。

どの曲がピアノで、どの曲がギターだったか、正確にはもう曖昧だけれど、「スニーカーぶる〜す」はギターだったような気がします。

6つのテーマ②

リクエストパートを終えてテーマに戻ってきました。。

ニュース
イマジンが聴こえた(無)」「灯び(飾)」

「イマジンが聴こえた」はジョン・レノンの「イマジン・フォー・ザ・ピープル」をイメージしたとのこと。「灯び」は9.11の後にグラウンド・ゼロの現場に行って作った曲だそうで、戦地で子育てしているお母さんたちなどもイメージしているなんて話もありました。

先生と生徒・親子関係
先生から生徒への「風のひこうき(無)」と、無垢な子供へ向けた「白き者へ(飾)」

この日の演奏の中で、特に印象に残ったのが「風のひこうき」でした。

実は「風のひこうき」はちょっと弾き間違いをされてしまい、「この曲好きだから(ミスった曲として披露したくない)」ということで弾き直しされて、二度おいしいところもありました(苦笑)。でもボクもこの曲が好きで、ゆったり聴かせていただきました。

MCで、1番は先生から子どもたちへ向けた歌詞、2番は先生自身のことを書いている、という説明がありました。その話を聞いてから聴くと、何気なく聴いていたフレーズの意味合いが、少し変わって聞こえました。Twitter(X)にも書いたけれど、この日の「風のひこうき」は、すごく沁みました。

続く「白き者」についてのMCも印象に残っています。子どもは“白い存在”だ、という話から、息子さんがイルミネーションを見て「こういうの、見たかったんだ」と素直に言った、というエピソード。大人になると、見慣れてしまって、「見たい」と思うこと自体が少なくなって、経験が邪魔をするような話をされていたかなあと思います。ボクもものすごく同感してました、この話は。

で、本編の最後がこの曲となりました。

そうそう。どこで話されたか忘れてしまいましたが、スタッフの方のお一人が脳出血だかで入院されてしばらく休まれていたそうですが、めでたく仕事に復帰された話をして、客席の皆さんとともに復帰のお祝いをさせてもらいました。世代的に身体に不調が発生する年代の方が多くなるので、熊木さんもちょっと若干心配そうな感じでお話をしていたような記憶がありますね。

もう一つ、以前ライブをした三井日本橋ホールで、間違って椅子にアイロンを当ててしまい、30万円弁償することになってしまったなんてことを話してました(苦笑)。ものすごく高い椅子だったんでしょうね… あまり笑い話にならない金額(汗)。

アンコール

そんなこんなでアンコールとなりましたが、アンコールの際に「クマキナリ Vol.2」の案内がありました。来年2月14日(土)、同じGOOD TEMPOで、『はなよりほかに × 群青の日々』をテーマにしたライブを行うとのこと。

演奏されたのは、待ちに待った「飾りのない明日(飾)」。この曲はテーマ分けをすることができずペアにできなかったのと、アルバムの標題曲をやらないわけにはいかないよねっていうことで、ボクにとって待ちに待った曲をやってくれました。

ライブでは、あまり演奏されていなかった曲だと思うので、久しぶりに聴いた気がします。

熊木さんが確かこの曲を作った時、泣きながら作ったというような話をしていたように記憶しているんですが、この日のライブの時のコメントも、子育てしながらやるせない気持ちがあって、自分の明日を考えつつ、社会から置いていかれるような感じがしたなかで作った曲であるとのこと。ボクもその感覚を共有していたような気がしますが、熊木さんにはもしかしたら思い出したくない感情を思い出してしまう楽曲なのかも知れません。

ピアノ弾き語りでの演奏。やはり、この曲はいいな、と思いながら聴いていました。

もう1曲、アンコールで披露されたのが新曲「灰色の鳥」。ギターでの弾き語りだったと思います。

熊木さん自身は「自分でもよく分からない曲」というようなことを言っていましたけど、ボクには少し尖った曲だなあという印象を受けました。それこそ「無から出た錆」あたりの刺々しさに似たものを感じました。歌詞をちゃんと追いながら、もう一度聴いてみたい曲。いつリリースされるのかは分からないけれど、楽しみに待ちたいです。

ちょっと今回は文明の利器をつかって作成してみたんですが、結局自分の想いが入らない感じで失敗しました(苦笑)。しかも記憶が無くて…(汗) いろいろ失敗しましたが、とりあえず自分の備忘録として記録しておきます。

2025.12.21 22:45 掲載

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