交響組曲化

最近、すぎやま先生の話が多かったので、久石さんの話も少し。

2015年あたりから久石さんがジブリ作品を交響組曲として再構成するっていうことをやり始めて、結構円盤化され、1年に1枚くらいリリースされて、そのリリースに合わせてコンサートツアーが組まれるなんて流れでした。

これまでのジブリ作品のオーケストラ曲は、かいつまんで人気曲などをチョイスして作品化されているため、作品化されていない良い曲が埋もれてしまっているため、そういった曲を含めて「交響組曲化」したいということで始まったプロジェクトだったと思います。

これまで、「天空の城ラピュタ(リリース2018年「Symphonic Suite Castle In The Sky」)」「千と千尋の神隠し(リリース2019年「Spirited Away Suite」)」「魔女の宅急便(リリース2020年「Symphonic Suite “Kiki’s Delivery Service”」)」「もののけ姫(未音源化)」と来ていて、ふと、「次は何が来るかなあ?」と思いを馳せておりました。

現時点では、個人的に「紅の豚」が交響組曲となったらどんな感じになるのかな、という風に思って聴いてみたいなあと感じています。「il porco rosso(または帰らざる日々)」「Madness」は良くオーケストラで演奏されますけど、他の曲ってあまり披露されることがないんですが、良い曲が結構あります。それを、オーケストラにしたらどうなるのかなあと興味があります。

ただ、ちょっと気になることがあって、「Madness」が絶対入ってくる曲ではあると思うんですが、久石さんが弾き振りをするにはちょっと厳しいのかなぁって… 「Madness」はピアノで弾くからあの疾走感が出るんだと思うので、他の楽器にはしづらいと思うんですが、どんなアレンジになるのかなあという興味もあります。

来年、もしかすると宮崎駿監督の新作がリリースされる可能性があるようだし、そうするとコンサートがあったとしても新作映画の楽曲一色になってしまうかも知れませんが、是非、過去作の交響組曲化は続けていって欲しいなと思っています。

ショー
  • ショー

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です